木村一基 単語


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キムラカズキ

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木村一基とは、将棋棋士である。棋士番号は222。千葉県四街道市出身。佐瀬勇次名誉九段門下。

棋歴

1985年12月に小学6年生で6級で奨励会に入会。三段リーグを突破するのに13期(6年半)かかり、プロ入り(四段昇段)が23歳のとき(1997年4月1日)と遅咲きの棋士であるが、プロ入り後の活躍は目覚ましく、2007年4月にA級・八段となった他、新人王戦(第33回-2002年度)で棋戦優勝経験がある。

タイトル戦には竜王戦(2005年第18期 vs渡辺明)、王座戦(2008年第56期 vs羽生善治)、棋聖戦(2009年第80期 vs羽生善治)、王位戦(2009年第50期 vs深浦康市)と4度挑戦しているが、いずれも敗れている。特に第50期王位戦七番勝負では、第3局まで3連勝しタイトル奪取にリーチをかけたものの、その後まさかの4連敗を喫し、あと一歩のところで初のタイトル獲得を逃してしまった。2014年、第55期王位戦で羽生王位への挑戦を決め、5回目のタイトルに挑む。

将棋大賞は第26回(1998年度)に新人賞、第27回(1999年度)に勝率一位賞、第29回(2001年度)に勝率一位賞・最多勝利賞・最多対局賞、第37回(2009年度)に敢闘賞を受賞している。

概要

居飛車党の棋士であり、その強靭な受けの棋風から「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つ(なお、この名前の元はハチワンダイバー)。また粘り強く、諦めない棋風であり、『負けと知りつつ、目を覆うような手を指して頑張ることは結構辛く、抵抗がある。でも、その気持ちをなくしてしまったら、きっと坂道を転げ落ちるかのように、転落していくんだろう。』(将棋世界2007年5月号)の言葉にその特徴が表れている。

また、解説者としても定評があり、懇切丁寧で分かりやすく、ボケや毒舌・ぼやき・自嘲を交えた軽妙でサービス精神旺盛な解説は将棋ファンから広く支持されている。

将棋パイナップルのリレーエッセー 木村一基 「妻の願い」 http://shogi-pineapple.com/essay/essay039.htm

 一基は「家事はしない、いっさいしない」「気が向いて何かしようものならそれが当たり前になっていまい、しなかった場合、不機嫌にさせてしまう、だから家事は一切しない」等、亭主関白的な発言をしているが、実際は家族思いの良いパパのようだ。

ニコ動での人気

前述のとおり軽快なトークスキルと初心者にも分かりやすい解説はニコニコ動画でも人気を集めており、「解説名人」の称号を(タグで)与えられることも多い。また昔から玉頭の守りの薄さをネタにされることも多く、そのたびにはげましのフォロー(になっているかどうかよく分らない)コメントが付けられる。曰く「はげてない」「フサフサやん」「2323」など。ニコ生公式番組の解説にも何度も登場し、何だかんだで愛されているキャラだとは言える。

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最終更新:2025/12/21(日) 06:00

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