東方儚月抄とは、上海アリス幻樂団(ZUN氏)制作の弾幕STG「東方Project」を漫画化、小説化した作品である。
「東方初の本格シナリオ」という触れ込みの企画で、内容的には「東方永夜抄 ~ Imperishable Night.」の後日談にあたるオリジナルストーリーである。本作が初登場のキャラクターには綿月依姫、綿月豊姫、レイセンらが存在する。
この作品は他の東方作品とは違い、ひとつの異変発生~解決といった一日で終わるものではなく、長期にかけて各キャラクターの行動を追ったものであるため、描かれている期間が非常に長くなっている。物語の中で数ヶ月単位で時間が飛ぶことも珍しくなく、途中で風神録の出来事も起こっていることが確認される。なお、東方緋想天での会話より緋想天の事件までには終了していることがうかがえる。
また、三誌縦断連載の形態をとっており、
の三種類が存在する。
月刊ComicREXにて連載されていた漫画。作画は秋★枝、原作はZUN。通称「秋枝月抄(あきえだげっしょう)」。
単に「儚月抄」と言った場合は主にこの作品を指す、中核的な存在。
再度の月侵攻を企てる八雲紫と彼女に先んじて月へ行こうとするレミリア、さらにその周辺の様々な思惑と同時期に発生している月内部の混乱を描いている。
2007年7月号から2009年5月号まで連載。単行本は上巻・中巻・底巻の三冊。
第一話から第七話まで収録。表紙は霊夢と魔理沙。巻末にTOKIAMEとあらたとしひらより上巻の発売を祝うメッセージが寄せられている。また、「儚月抄」の単行本の中でCDが付いているのはこの巻のみ。
第八話から第十四話まで収録。表紙は豊姫と依姫。
第十五話から最終話まで収録。表紙は紫と幽々子。下巻ではなく底巻なのは住吉三神にちなんだものと思われる。
キャラクター情報誌「キャラ☆メル」で連載されていた小説。ZUN自らが執筆している。挿絵はTOKIAME。通称「骨月抄(ほねげっしょう)」。
東方キャラの一人称小説で、主役は毎回変わっている。永夜抄や漫画版儚月抄の裏話が描かれており、儚月抄を楽しむためには不可欠な存在である。
2007年6月発売の創刊号から2009年8月発売のVol.9まで連載。単行本は一巻のみ。表紙は輝夜。(裏表紙に永琳)
| 第一話 | 賢者の追憶 | 八意永琳の一人称 |
| 第二話 | 三千年の玉 | 蓬莱山輝夜の一人称 |
| 第三話 | 浄土の竜宮城 | 綿月豊姫の一人称 |
| 第四話 | 不尽の火 | 藤原妹紅の一人称 |
| 第五話 | 果てしなく低い地上から | 八雲紫の一人称 |
| 第六話 | 愚者の封書 | レイセンの一人称 |
| 第七話 | 半身半義 | 魂魄妖夢の一人称 |
| 最終話 | 二つの望郷 | 三人称 |
※最終話は連載時には前後編に分かれて掲載された。
4コマ漫画誌「まんが4コマKINGSぱれっと」で連載されていた作品。作画はあらたとしひら、原案はZUN。 通称「うどんげっしょう」。
主役は鈴仙・優曇華院・イナバで、彼女と永遠亭の日々を描く。
本作のみ、神主が原作ではなく「原案」としてクレジットされている。半公式の同人扱いだろうか。漫画や小説とはストーリー的なリンクはほとんどなく、シリアスなどどこ吹く風でマイペースにはっちゃけている。
主に優曇華がてゐに振り回されたり輝夜に振り回されたり永琳にお仕置きされたり失禁したり寝込んだり薬でアイキャンフライしたりするお話である。(※誇張無し)
特別編としてコミックマーケットの一迅社企業ブースで販売された小冊子やスクールカレンダーに収録された4コマも存在する。
2007年8月号から2010年2月号まで連載。単行本は上巻が発売中。下巻は2010年7月22日発売予定。
第1話から第15話まで+おまけ収録。通常版の表紙は鈴仙とてゐ(裏表紙に永琳と輝夜)。限定版はうどんげ(フィギュア)in兎鍋。
限定版にはうどんげフィギュアが付いてくる。
第16話から第30話まで収録予定。特別編が収録されるかどうかは不明。
限定版にはてゐフィギュアがついてくる。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/10(水) 11:00
最終更新:2025/12/10(水) 11:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。