森で発見!!たまごっちとは (モリデハッケンタマゴッチとは) [単語記事]

森で発見!!たまごっちとは、1998年2月に発売された携帯型「たまごっち」シリーズ第五弾である。

ストーリー

むしっちは、日当たりが良好で、人通りが少ない、楽しそうなところの地下や草むらなんかに生息していマス。たまごっち以上に小さいので、見つけるのはとても大変です。でも、虫眼鏡を使ってよ～くみて見ると、むしっちたちをいろいろな場所でみつけることができマス。例えば、繁華街には小銭を探しにきたと思われるコガネっちがいたりするんだって！

そんなむしっちを初めに発見したのは、ギュルルンゴーに乗って自慢のドリルをまわして地下をさんぽしていた、たまごっち！！たまごっちの話によるとさんぽ中に、アルむしっちのおうち（巣）につきあたったということです。それが、たまごっちとむしっちの出会い。のちにたまごっちがむしっちをUFOに招待したのをきっかけにハカセの研究は始まったのです。

ハカセの研究によると、むしっちのなかには、おしろい花のみつを美容のためにすってみたり、おしろいでお化粧する、コスメマニア！？のむしっちも発見されているようです。それに、最近確認されたデータによると、むしっちはひじょうにグルメないきもので、人間界の昆虫では考えられないような物を食べている姿が多く確認されているんだよ。

概要

地球上の虫のような姿をした新種のたまごっち「むしっち」を飼育するゲーム。今回は通常のたまごっちに近い飼育モード（白いタマゴからスタート）と、カブトっちを大きく成長させるモード（水色タマゴからスタート）の2モードが用意されている。通常時は森と小さな点が表示され、ボタンを押すと虫眼鏡モードになりむしっちが大きく表示される演出がある。

本体カラーは黄色（つた）、黒、白（キャラ）、黄色（葉っぱ）の4色。

実はむしっち、さかなっちを飼育する「ゲームで発見!!たまごっち2」（1997年10月17日発売）に続いて発売されており、初代たまごっちや新種発見!!たまごっちが発売後にGBへ移植されたのとは逆の順序になっている。むしっちを飼育するという点では同じだが、一部キャラやシステムが異なる。

通常のたまごっちと異なる点として、ごはんとおかしの区別がない。基本の食事は葉っぱだが、グルメなむしっちに合わせて時間ごとに朝食（さくらんぼ）、昼食（ソフトクリーム）、夕食（めけめけの実）が別に用意されており、前者は1g、後者は2g体重が増える。また、成虫っちになると好物が専用メニューとして出ることもある。

むしっちの体重は肥満というより体長を反映するものなので無理に体重は下げなくても良いが、たまごっちと同じくごきげんUPゲームで遊ぶと1g体重が下がる。もちろん、ごきげんUPゲームで手をかけた度合いにより成長の仕方は変化する。

また、むしっちは身体が強く病気をしない。しかし、謎の足跡や天敵のカエル（さかなっちのぴょんちっちと同一）に襲われるとケガをしてしまう。本体には「てんしっちのたまごっち」と同じように本体を叩くと反応する機能（音センサー）が搭載されており、天敵に襲われている際に？ボックスのアイコンを選び、本体を叩いて追い払う必要がある。むしっちの機嫌が悪いと襲われやすくなるので注意。

ケガをしている間（ミイラっち）は食事をすることが出来ないため、治療せず放っておくと死んでしまう。また怪我をした状態で再度襲われると高い確率で死んでしまう。

？ボックスのアイコンが登場したため、入れ替わりに「しつけ」の要素はなくなった。

飼育できるむしっち

卵→幼虫っち→まゆ→成虫っちという順で成長する。まゆ状態の間は温度メーターが表示され、温度調節（温めるか冷やすかの二択）を行わなければならない。最高温度か最低温度になると死んでしまう。

学名＆画像（お絵カキコ募集中）	生態など
ベビモっち	生まれたばかりの幼虫っちで、体長は極小。地中に住み、木の葉か同様の成分を有するものを主食にしている。好物は百合根。柳の葉が揺れるがオバケのようで怖いらしい。天敵はモグラで、あのヒゲの感じに弱いとのこと。
イモっち	ベビモっちから進化した幼虫っち。体長は地球の青虫程度。キャベツ畑に住み、キャベツの芯を好んで食す。いつかキャベツにマヨネーズをたっぷり付けて食べることが夢。
ちょびタマっち	美容に気を使うコスメマニアの成虫っち。体長は1.78cm。低い木の枝に生息し、細い枝を行ったり来たりしてちょこまかと暮らしている。低カロリーで美容に良いものが主食。おしろい花のおしろいで化粧をし、美白効果のある花の蜜を集めている。天敵は高カロリーで美容に悪いもの。GB版では「こどむしっち」に分類される。専用メニューはどんぐり（A）。
みのっち	小枝の多い木によく生息している成虫っち。むしっち一のオシャレ虫で、一日に5、6回はみのの衣装替えをする。天敵は強風（揺られて酔ってしまうのとセットが崩れるため）。GB版では「こどむしっち」に分類される。専用メニューはどんぐり（A）。
コガネっち	光り輝く成虫っち。輝きのあまり正確な体長は定かでないが、500円玉程度と推測されている。あかぎ山に住み黄金をコレクションしているほか、小銭を狙ってか繁華街にも出没する。人間が落とした小銭を抱きかかえている様子から、小銭に付着した何かを栄養源としている説がある。徳川埋蔵金の場所も知っているらしい。天敵は財布の紐が硬い人。輝く身体で驚いた拍子に財布を奪う計画も立てている。専用メニューはなつめ。
てんとっち	てんとう虫のような成虫っち。体長は小さい。菜の花畑に住み、なたね油を主食とする。なたね油をコガネっちの小銭と交換して生計を立てている。背中の星の数は個体によって異なる。専用メニューはなつめ。
フンコロガっち	丸っこい体つきの成虫っち。畑に生息し、フンを主食にしている。食べているのはただのフンではなく特殊な成分のものらしい。自分のフンを転がして遊ぶのが好きで、フンを転がすための前足が大きく発達している。天敵は水洗トイレ。専用メニューはフン。
ふたごアリっち	常に二匹で行動している成虫っちで、体長は二匹合わせてアリ程度。地中に巣を作って生活する。甘いものを主食にしており、好物はこんぺいとう。互いの強さを確認するため、ケリを入れ合うなど派手な喧嘩をすることもある。専用メニューは角砂糖。怪我をすると専用のグラフィックが表示される。
ゲジっち	全身がゲジゲジの成虫っち。大きさは個体ごとに差があり、身体を包むゲジも季節ごとに大きさが変わる。トゲのある花の木の下に生息する。雑食で何でも食べるが、苦いものとアクの強いものに目がない。天敵はたわし、ツルツルしたもの。身体をこすりつけるように移動し、ゲジゲジで道をきれいにしてくれる。専用メニューはどんぐり（B）
ムシばっち	本来はたまごっちの口の中に住む成虫っち。皆を虫歯にして苦しめている罪悪感から自然界で暮らすようになった。基本的に雑食だが甘いものに目がない。異性にアピールするときは持っているヤリの立派さがポイントになる。怯えると白いエナメルを出す。専用メニューはキノコ。
カブトっち	水色のタマゴを選ぶと誕生する成虫っち。体長は地球のカブトムシと同程度。非常にプライドが高く、体長によってすべての階級が決まる。身体の大きな仲間は皆ライバルで、体づくりに余念がない。2mほどしか飛べないらしい。専用メニューはキャンディー（三種類）、プリン、すいか。稀に身体を大きく成長させるDXケーキが出る。
ヘルメっち	工事現場のオヤジのような姿の隠れ成虫っち。ヘルメットを被り、腹巻きをしてタバコを咥えている。コガネっちと同じくあかぎ山に生息し、幻のコガネモグラを探すために日夜山を掘り続けている。主食は不明だがアルコールを好むらしい。寝るときはドカンに入って寝る。夜中に歯ぎしりのような音を立てていることも確認されているが、詳しいことは不明。専用メニューはキノコ。