森次晃嗣とは (モリツグコウジとは) [単語記事]

森次晃嗣(もりつぐ　こうじ)とは、日本の俳優であり、ウルトラセブンでもある。

概要

本名:森次浩三(もりつぐこうぞう)。1943年3月15日生まれ。北海道滝川市出身。1965年のテレビドラマ『青春をぶっつけろ』で俳優デビューし、その後の作品で多数の脇役・悪役を演じている。

ウルトラセブンとして

ウルトラマンとともに第一次怪獣ブームを引き起こし、ウルトラシリーズの最高傑作として名高い「ウルトラセブン」では主人公のモロボシ・ダンを演じ、さらにはセブンの掛け声も担当している。その後のウルトラシリーズ作品においてもモロボシ・ダンとして客演している。
宇宙パトロール隊MACの隊長としてのダンが登場する『ウルトラマンレオ』では企画当初、制作サイドは「川上鉄太郎」という名前の地球人(モロボシ・ダンはあくまでセブンが地球で活動するための仮の姿に過ぎないため)で登場させようとしたが、森次自身はウルトラシリーズでダン以外の人物をやることに難色を示したため、急遽ダンに変更する形で出演に至った。しかし、同作でのダンはレオ=おおとりゲンを厳しく鍛える鬼指導者としてのイメージが強かったことと40話で途中退場したもあって当時は「レオ時代の話はあまりしたくない」と否定的なコメントを語っていた。しかし後年、「厳しかったが同時に愛情をもって鍛えていた事も見て欲しい」といった肯定的な意見を述べている他、「"モロボシダン"というのは、僕が地球上から消えない限り、あるんだと思います」とダンへの愛着を示す発言もしている。
『大決戦！超ウルトラ8兄弟』に登場するダンは横浜でレストランを経営しており、同じウルトラ警備隊のアンヌとは夫婦関係という設定で登場しているが、これは森次が藤沢市の鵠沼でカフェテラス「ジョリーシャポー」を営んでいるのが元ネタとなっており、店内には当時の写真やウルトラグッズが飾られていたり、ジャズ・シャンソンのライブと特撮にまつわるファンミーテイングが月に一度に行われている。なお、この店の看板メニューは「ダンのハヤシライス」であり、森次自身も店にいるときはこの料理を振るうこともあるので、運が良ければダンと会えるかもしれない…。