検索してはいけない言葉とは (ケンサクシテハイケナイコトバとは) [単語記事]

概要

「検索してはいけない言葉」とは、Googleをはじめとする検索サイトでグロ画像や恐怖画像などの深いトラウマを与えるであろう内容、もしくはアングラサイトやウイルスサイトにリンクしてしまう危ない検索キーワードのこと。「ググってはいけない言葉」とも呼ばれる。インターネットのコミュニティ上で広まった解釈ではあるが、最近では地上波放送のバラエティ番組の題材にも使われるほど定着しているようだ。

主にキーワードからは全く内容が予想できないものや、グロ・恐怖画像のスラング名、荒らし目的か偶然で無関係の内容が結び付けられてしまっているキーワードを指して呼ばれている。この「検索しては～」という呼び方が広まるにつれて若干解釈がずれていることもあるようで、悲惨な事件事故を直接指した言葉などといった、最初からトラウマに結びつくような内容であることが分かり切ったキーワードが「検索しては～」として紹介されていることもある。

検索したい言葉？

「検索してはいけない言葉」を紹介・解説する各種webサイトでは、「実際に検索してはいけない」「閲覧注意」「絶対にNG」「責任を負わない」「危険」…といったような物々しい注意書きが赤文字や大文字の装飾付きで大量に書かれていることが多い。

一方で、そういった不安や危機感を煽る注意書きを並べているわりには、キーワードを大量に掲載することが目的になっていたり、検索閲覧方法が細かく記載されているなどと、結局は該当のキーワードやwebサイトに誘導する内容になっている。注意喚起が目的のように思えるかもしれないが、肝心の解説内容は古い情報で再検証がされていなかったり、そもそもはじめから正確な情報が書かれていないことも多く、中には根拠のないガセネタや、ただ不安を煽るだけの悪質なデマを含んだ内容までもが管理や訂正が追い付かないほど大量に書かれているのが現状である。

身も蓋もないことを言ってしまえば、これは「怖いもの見たさで検索したい言葉」の一覧である。

中には他人の反応を楽しむことが目的で作られて広まったキーワードや、単に当時流行ったネタを紹介するだけの内容も含まれている。ニコニコ動画やYoutubeでは、動画投稿者が実際に検索してみたときの反応を録画し視聴者が楽しむといった趣旨の動画が数多く投稿されており、専らエンタメ扱いである。この傾向は同様の内容のバラエティ番組も同じである。この記事でも掲示板には可愛らしいお絵カキコが数多く投稿されている。

当初は本当に注意喚起だけが目的の言葉だったのかもしれないが、今現在では全く機能していないと考えた方がいい。そもそも「検索してはいけない言葉」で検索すると、該当する内容がまとめてたくさん出てきてしまったり、削除された内容が転載されて再表示されているという本末転倒の状態である。

発祥元

「検索してはいけない言葉」という呼び方がいつから使用され広まっていったか、はっきりとした発祥元はわからない。参考として、一覧をまとめる内容が登場したのは、コピペディアとアンサイクロペディアの該当記事が2008年5月、本記事の初稿が2008年8月、専用のwikiサイトが最初に開設されたのが2009年2月頃である。恐らくはコピペディアに掲載されている掲示板で出回っていたであろうコピペ一覧が最初期の内容であり、急速に広まっていったのが2008年頃だと考えられる。

また、「検索してはいけない～」という言葉が定着する以前からも、2ちゃんねるの各種掲示板を中心に、精神的ブラクラとして出回っていたグロ画像の注意と解説を目的としたwebサイトや、掲示板に荒らし目的や釣りで書き込まれることの多い危険なURLの一覧をまとめた内容は2000年代初頭から数多く書かれていた。

ただし、扱う内容が内容であるため、古い情報のまま再検証されずに更新停止してしまったり、直接画像やwebサイトを紹介していたサイトは（規約違反などから）削除されてしまうことが多く、結果としてキーワードだけが独り歩きしてしまうことに繋がってしまっているとも考えられる。

本当に検索したくない、見たくない方へ

「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」

セーフサーチを使用して危険性のある内容を検索結果からブロックする
アンチウイルスソフトをはじめとするセキュリティソフトを導入する
不用意に怪しい言葉を検索したり該当の内容に誘導されないようにする
出所がはっきりしていない不確かな情報を信じ込まない
注意喚起だからといってあやふやな情報のまま拡散しない
（※逆に内容だけが独り歩きして広まり、その結果一度消えた内容も転載で復活してます）

やっぱり検索したい、見てみたい方へ

検索してはいけませんと言われると検索したくなる、それが人情ってものですよね。まずは検索した結果を紹介しているサイトや記事があるのでそちらをご利用ください。

コピペディアの「検索してはいけない言葉」
アンサイクロペディアの「ググってはいけない言葉の一覧」
検索してはいけない言葉wiki
ニコニコ大百科の各種該当記事（下記掲載）
検索してみた動画 → 検索してはいけない動画シリーズ

記事のある「検索してはいけない言葉」の一覧

本記事の過去の版では、主観に基づいた感情的なランク付けがされたリストが掲載されていましたが、長期間に渡ってリストの大部分を制作した該当編集者による管理と検証が放置されていたため撤去しました。（リビジョン一覧から閲覧は可能です）

ニコニコ大百科という形式上、編集者やコミュニティによる永続的な管理および検証が困難なため、現在の版では「検索してはいけない言葉」とは何かという概要説明を中心に行い、リストは解説のある独立した記事に限定し、新規キーワードのリスト化や管理は行っておりません。新規キーワードの紹介や登録は管理制度が用いられた専用のwikiサイトの利用が望ましいです。

新規記事作成や掲示板での書き込みで新しく用語を紹介する際には、注意喚起も結構ですが紹介する以上は正確な情報を書いてください。

この記事では過去に「編集する際に自分で検索するな」という、正確さよりも扇動的な内容を優先し、検証放棄を推奨するような文章が長期間掲載されており、単語記事の一部にはガセ・デマに基づいた内容が記載されている（されていた）可能性があります。不安を煽るだけのガセネタやデマを含んだ内容を書き込むことは全く褒められたものではありません。掲載するのであれば編集者本人がまず責任を持って検証してください。

怖さを狙った内容のネタ記事でも、きちんと元ネタの解説だけは済ませましょう。グロ画像やブラクラなどに該当する内容への直接のリンクは規制削除の対象になる可能性があります。

検索してはいけない言葉	種別	簡単な解説
愛と勇気とかしわもち	Flashゲーム	パズルゲーム。見た目の印象とは異なる恐怖演出があり、キャラが地獄に引き込まれたり、病院・薬・注射等の表現あり。
愛の妖精ぷりんてぃん	webサイトネタ	あるおばさんがやっている電波系サイト。むかし2ちゃんねるを中心に流行ったネタ。
赤い部屋	Flash webサイト	むかし流行ったホラー系Flashアニメとそれを再現したwebサイト。びっくり系の演出あり。似たようなFlashに「こ～こはど～この箱庭じゃ？」がある。
アステカの祭壇	画像（写真）	ネット上で心霊写真番組を休止に追い込んだ危険な心霊写真という都市伝説が2010年前後に出回っていた。ただし、放送当時はそんな話はなく、後年にネット上で尾鰭がついた話であり、写真自体もオカルトではない。
あたしはもうお嫁にいけません	画像（絵）	現在も活動中の画家、立島夕子氏の作品。描かれた背景は当該記事参照のこと。
アルツハイマー　画家	画像（絵）	アルツハイマーを患った人が描いた自画像。ただし、ネット上で出回っているまとめ画像は一部がコラージュされた内容であり、半分デマが混ざっている。
アメボウズ	ゲーム	ピクミン2のボスキャラ。
イキグサレ	動画・音楽イラスト	心霊・オカルトなどをテーマに歌う、架空のアイドルグループ。単目キャラのイラストなど。該当記事にもイラストあり。
イルカの夢でさようなら	webサイト	猟奇的な絵が最初に掲載されている謎系のWebサイト。作者はボカロPとしても活動。
淫乱テディベア	動画・写真	ゲイ向けAV。
ウェスト夫妻	文章	イギリスの猟奇殺人鬼。
ウォーリーを探さないで	Flash	定番のビックリ系フラッシュ。
eEky	画像	かつてスナッフフィルムを販売していたアングラサイト…とされる。正確な情報はなく、紹介されることの多いURLは個人の日記サイトである。話題だけが独り歩きしており、無関係のグロ画像が関連付けられて検索結果に表示されるので注意。
sm666	動画	動画作家のぴろぴと氏によるニコニコ動画用に作られたホラー作品。Youtube版もあり。該当記事に反転で解説あり。
オオノコウヘイ	webサイト	正体不明の怪文書とリンクからなるサイト。
おわかりいただけただろうか	動画	「ほんとにあった！呪いのビデオ」シリーズのお決まりのフレーズ。
終わらない夏休み	文章	拷問と暴行を描いたネット小説。
女賢者	画像（写真）	二次創作のイラストに混じって眼科の治療写真？が表示される。元は掲示板に書き込まれた荒らし目的のリンクで消滅したが、「検索してはいけない言葉」で復活。該当記事に詳しい解説あり。
ガオーさん	動画・写真ネタ？	「探偵!ナイトスクープ」内にて誕生した子供を叱る怪物。
カニバリズム	文章・画像など	人肉を食すこと。
キ	webサイト	電波系日記サイト⇒　「キ（サイト名）」を参照。
狂気太郎	文章	ネット小説を書く小説家の名前。一部の作品に猟奇的な内容あり。
暗い日曜日	音楽	聴くと自殺するという音楽。歌詞の内容から自殺ソングと呼ばれただけで、実際に沢山の死人が出たとかというのはこじつけである。何かと「カールマイヤーep」と一緒にされることもあるようだが無関係である。
糞と少年	動画	スカトロ系AV。デデドン!(絶望)
くそみそテクニック	漫画・画像ネタ	ニコニコでは有名な阿部さんの元ネタ。
くねくね	文章・動画	見た人が精神を崩壊する妖怪？むかしオカルト板で創作された怪談のひとつ。
グリーン姉さん	画像（写真）	蝋化で緑色に変色し腐乱した女性の死体の写真。ネット上では古くから有名なグロ画像のひとつ。何かと萌えイラスト化されることが多い。
クレイジーゴースト	Flash・画像	びっくり系Flashで表示される女性の顔の通称。「赤目女」とも呼ばれる。
黒い太陽731	映画	中国産の抗日系映画のひとつ。モキュメンタリーを通り越して悪趣味な人体破壊系ホラーの内容になってる。
ケツエメラルド	画像（写真）	緑色の排泄物の画像が大量に出てくる。「胆石」などと呼ばれることもあるがガセで、排泄物以外の何物でもない。ある手法を用いれば誰でも出せるらしいが、非常に危険な行為であるため絶対に真似しないように。
検索してはいけない言葉	webサイト	グロい・怖い系の画像のオンパレード。転載を繰り返してガセネタやデマも多い。もはやどの言葉よりも一番危険かもしれない。
高等精神病	動画・ネタ？	頭がパーン系。グロサムネがずらずら並ぶ。
goggle（ゴッグル）	ウイルスブラクラ	Googleのスペルミスで誘導するウィルスとスパイウェアを含んだブラクラサイト。該当記事に反転で解説あり。
小皺	画像（写真） webサイト	整形外科系の不気味な黒塗り写真が表示される。
コトリバコ	文章	2chオカルト板「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない？」スレに投稿された話のひとつ。
小人ダンス	動画	小人症の男性が踊っている動画。見世物小屋で活躍していた実在の人物のパフォーマンスの映像だが、映像の粗さや詳細を明記しない転載と尾ひれのついた話のせいで不気味な内容になってしまった。
佐川一政	文章・写真	人肉を食べたという犯罪者。
鮫島事件	その他
サムネバイバイ	その他	ニコニコ動画で使用されるタグ。グロサムネがずらずら並ぶ。
サリドマイド	写真	同名の薬害事件の被害者の写真が表示される。
三毛別羆事件	文章	日本史上最悪の熊害事件、その生々しい記録。
樹海のおとしもの	webサイト	樹海でなくなった人たちの遺体・遺品などの写真がある。
水死体	文章・写真	入水自殺や溺死による死体。大抵は通常の死体とは違い、生前の面影など微塵も感じさせない無残な有様になっている。
となりのトロトロ	画像（イラスト）	血まみれの怖いトトロのイラスト。
トミノの地獄	文章	1919年に書かれた詩。朗読すると大変なことが起こると言われているが、2004年にある個人が勝手に唱えた話がネット上で広まっただけで、それまでの80年間はオカルトじみた話は全くなかった。何かと名前を持ち出される寺山修司の死とは無関係である。
2ch	webサイト	人々を引きこもりやニートに引きずり込んだ掲示板。うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい。
ニコニコバトルロワイアル	ネタ？	ニコニコで有名なキャラによるバトロワ。むしろ検索された側が困る。
ニコニコ危険地帯	その他	グロサムネがずらずら並ぶ。
ニコニコ子供劇場	その他	荒らし目的のタグ。当該記事を参照のこと。
魚氷に上り耀よひて（ニコニコサンフラワーキッス）	画像	リフレクの曲。CDのジャケットが怖いイラスト。
日航機墜落事故	文章・写真	悲惨な事故。犠牲者の写真が掲載されていることもある。
野崎コンビーフ	画像（絵）	怖いイラストのサイト。先に紹介した「あたしはもうお嫁にいけません」の作者として紹介されていることもあるが別人である。現在ウェブサイトは閉鎖されており、作者の活動拠点はfacebookである。なお、過去に無断転載に対して不快感を示す文章を掲載していた。
Happy Tree Friends （ハッピーツリーフレンズ）	動画（アニメ）ネタ？	かわいらしい動物キャラが最後にむごい死に方をするアニメシリーズ。
パリ人肉事件	文章・写真	佐川一政に準拠。
Peoples Temple （人民寺院）	画像（写真）文章音声動画	カルト集団で様々な犯罪行為を行った。極めつけは914人の集団自殺。事件発生時の写真や動画の一部、録音テープが残っている。
飛影はそんなこと言わない	文章・動画	重度の幽白腐女子が出演しているAVの内容を指した言葉。ネット上で出回っている話は少しだけ実際の内容と異なっている。
ひとりかくれんぼ	文章	比較的最近登場した都市伝説のひとつ。ネット上では2006年ごろから広まった。起源は地方のこっくりさんの亜種という説と創作された都市伝説という説がある。
ふぁんしーあいらんど	webサイト	びっくり系・謎解き系のwebサイト。
freaky freak	画像（写真）	音ゲーの楽曲名でもあるが、画像検索すると同名のボディピアスなどの人体改造写真が出てくる。
ホームページ制作屋	webサイトネタ？	派手な内容の電波サイト。ポケモンフラッシュの演出あり。サイト内の掲示板はグロ画像やブラクラなどの荒らし目的の書き込みばかりなので注意。
POSO	動画	宗教紛争地の映像。残酷なリンチ殺人の様子が含まれている。
hotgoo	動画	無修正ゲイビデオ多数。
ポピーザぱフォーマー	動画・ネタ？	子供向けアニメ…のはずだった。
ホビロン	画像（写真）	孵化直前の雛を調理した卵料理。日本人からすると見た目がショッキングかもしれない。現地では庶民的な料理である。
モーターサイクル（モタ男）	画像（写真）	バイク事故の写真。ネット上で有名なグロ画像のひとつ。
森の妖精	動画・ネタ	ガチムチパンツレスリング動画のタグ。
やったねたえちゃん	画像・漫画	成人男性向け漫画の台詞。話全体は後味が悪い内容。
レウコクロリディウム	画像（写真）動画	かたつむりに寄生する寄生虫。