没落貴族のためのてーきゅうとは (ボツラクキゾクノタメノテーキュウとは) [単語記事]

没落貴族のためのてーきゅうとは、テレビアニメ「てーきゅう」の第1期におけるOP曲および、それを収録したシングルCDである。不安になる曲調とカオス過ぎる歌詞に定評がある。

概要

コミックマーケット83 (2012年12月29日～12月31日) のYTEブースで先行販売されたのち、2013年3月29日に一般販売された。なぜ先行販売から一般流通まで4ヶ月近く開いたのかは不明だが、主題歌の一般流通が必要になるほどにてーきゅうの人気が出ることを公式自身が予想していなかったのかもしれない。一般流通開始までの間は、開封済みの中古品すらプレミア価格で取引されていたとのこと。一般販売後も生産量が少ないためなのか、今なお定価では買えない状態が続いている。Amazon のマーケットプレイスにおいて1万円近い値段が付いていた時期もあるらしいが、記事執筆時点では新品の値段が3500円前後に落ち着いている。しかし、あくまでも定価は1500円である。

アニメ3期に入っても2期OPである「メニメニマニマニ」のCDが執拗に毎回宣伝されている一方で、この「没落貴族のためのてーきゅう」のCDに関しては1～3期のいずれにおいても本編配信のCMに組み入れられていない (年末年始SPにおいて一瞬だけコミケで販売する旨が告知されたことはある)。掲載誌や原作コミックス、アニメBDなどの宣伝は毎回抜け目なく挿入されているのだが、このCDだけは何故かいつもハブられている。そもそも、通常アニメのOP曲はアニメ本編が放映・配信されている期間中にCDが発売されるのに対し、このCDは本編の放映・配信終了後に販売開始 (しかも当初はコミケのみで販売) となっており、商業作品として積極的に売り出していく姿勢はあまりないのかもしれない。

原作者のルーツ氏による別作品「するめいか」とは関わりが深い。「没落貴族のためのてーきゅう」というタイトルは、「するめいか」の自主制作アニメにおけるOP曲である「王侯貴族のためのするめいか」及び「放蕩息子のためのするめいか」のセルフパロディである。いずれの楽曲も作詞をルーツ氏自身が担当している。