洋館事件とは、ゲーム『バイオハザード』シリーズに登場する用語である。
英語では「Mansion Incident」「The Mansion Incident」等と呼ばれているようだ。
アンブレラ社のアークレイ研究所で発生した史上初のT-ウイルス漏洩事故であり、クリス・レッドフィールドやジル・バレンタインら多くの主要人物の人生を狂わせた忌まわしき原点。またこの事件がきっかけで全国各地でT-ウイルスの漏洩事故が相次ぐようになり、悲劇の元凶とも言える。
アークレイ研究所は洋館に偽装していたため、一連の事故は洋館事件と呼称される。
事件の元凶は、アンブレラ社の幹部養成所の所長だったジェームス・マーカス…に擬態した女王ヒル。
マーカスはヒルを用いたT-ウイルスの実験を行っていたが、1988年に幹部候補生時代のアルバート・ウェスカーとウィリアム・バーキンの裏切りにより暗殺され、研究の成果を奪われてしまう。マーカスは死亡したが、彼が可愛がっていたヒルは生き残った。そして長い年月をかけて死体と融合し、1998年5月に記憶と人格を引き継いだ上で擬態に成功する。主の記憶を得た擬態マーカスは復讐のためアンブレラ社の施設…アークレイ研究所を襲撃。5月11日にT-ウイルスの大規模漏洩事故を引き起こした。
T-ウイルスの漏洩で研究所は瞬く間に壊滅。研究員はゾンビと化し、管理下から離れたB.O.W.が脱走。少し離れた寄宿舎や洋館部分にはまだ生存者がいたが、彼らもすぐに感染。発狂者や脱走者が出たようだが、機密保持のためか後者は射殺されている。5月15日、流出した薬品を吸収した巨大怪植物が洋館に出現。ヘンリー・サートン研究員がプラント42と命名した。ゾンビ化した研究員や一部のB.O.W.は外へ出たらしく、5月20日にラクーンシティ・シダー区マーブル河岸で若い女性の惨殺死体が発見されている。以降も怪物の目撃例が相次いだ。
洋館では一人また一人と生存者が減り、ゾンビの数が増えていく。そして6月22日に最後の生存者が自殺し、洋館は完全に化け物の支配する世界となる。7月9日、アークレイ山脈で遭難者や行方不明者が続発。山道が閉鎖される事態となり、いよいよラクーンシティ警察は特殊部隊S.T.A.R.S.に調査を命じる。
7月23日、まずブラヴォーチームが派遣される。しかし謎のエンジントラブルによりヘリが墜落し、消息不明となる。翌24日、消息を絶ったブラヴォーチーム捜索のためアルファチームが投入。墜落したヘリの残骸を発見したが、ケルベロスの襲撃によりジョセフ・フロストが死亡。クリス・レッドフィールド、バリー・バートン、アルバート・ウェスカー、ジル・バレンタインは逃げるように洋館へと入った。そこはゾンビと生物兵器が支配する魔の世界だった。さらにウェスカーの謀略によってもS.T.A.R.S.の隊員たちは窮地に追いやられる。しかしジル、クリス、バリーの3名は、ブラヴォーチームの唯一の生き残りとなってしまったレベッカ・チェンバースとともに、アルファチームのブラッド・ヴィッカーズが操縦するヘリで脱出に成功するのだった(エンディング時点でのバリーの生死はプレイヤーの行動によって左右されるが、続編では生存したことになっている)。
7月25日、起動した自爆装置によって洋館は跡形もなく吹っ飛び、ゾンビや生物兵器は一掃された。既に外へ逃げ出していたゾンビなどは証拠隠滅を図るアンブレラ社の特殊部隊によって掃討されている。
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最終更新:2025/12/08(月) 13:00
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