混沌帝龍 -終焉の使者- (カオス・エンペラー・ドラゴン しゅうえんのししゃ)は、遊戯王OCGのカードである。
2003年4月24日に発売されたパック「混沌を制す者」で初登場。レアリティはシークレットレア。効果は以下の通り。
効果モンスター
※遊戯王カードWiki より引用
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性モンスターを1体ずつゲームから除外して特殊召喚する。
1000ライフポイントを払う事で、
お互いの手札とフィールド上に存在する全てのカードを墓地に送る。
この効果で墓地に送ったカード1枚につき相手ライフに300ポイントダメージを与える。
通常召喚はできないが、墓地の光属性、闇属性モンスター一体ずつを除外するだけで召喚が可能、と生け贄召喚(アドバンス召喚)よりはるかに楽に呼び出せる上に、「青眼の白龍」と同じ攻守を持つ。それだけでも強力なのだが、それに加えて1000ポイントのライフで互いのフィールドと手札をすべてリセットできるとんでもない効果を持っている。
簡単に出てくる上に一瞬でフィールドと手札をすべて吹き飛ばされたら相手はたまったものではないだろう。さらに、2011年3月19日以前のルールでは、モンスターの起動効果(発動を宣言して使う効果)を召喚直後に使用できたため、罠カード「奈落の落とし穴」などでこのカードをフィールドから離して効果をとめようと思っても無駄だった。さらに、このカードの効果は「破壊」ではなく「墓地に送る」なので、破壊を止める魔法カード「我が身を盾に」や「スターダスト・ドラゴン」、手札を捨てる効果を無効にする「ヂェミナイ・デビル」などでも防げない。
手札から効果モンスターの効果を無効化できる「エフェクト・ヴェーラー」があるが、仮に無効にしても攻撃力3000のモンスターとして残る為、安心できるとは言い難い。しかも次のターンには再度発動できるのである。
また、相手にダメージを与える効果も持っており、終盤の相手ライフが少ない状態ならばこの効果で決着をつけられることもあるだろう。
普通に使えば互いのフィールドと手札がなくなって仕切り直しなのだが、メインフェイズ1にこのカードの効果で自分フィールドの「クリッター」や「黒き森のウィッチ」を墓地に送り、デッキから「八汰烏」を手札に加えて通常召喚(このカード自身は特殊召喚なのでそのターンに通常召喚していないなら可能)、がら空きとなった相手プレイヤーにダイレクトアタックすることで、「八汰烏」の効果で次のターン相手はドローできず、何もできずになぶり殺しの状態になる。あとは毎ターン「八汰烏」でダイレクトアタックを決め続けるだけで、先に自分がドロー出来なくなる、などしない限り確実に勝利できる。
現在は先述の通り特殊召喚時の優先権がない為、奈落や「激流葬」にひっかかる。また、墓地にある自身を除外することで攻撃を防ぐ「ネクロ・ガードナー」、墓地に送られたときにトークンを残す「ダンディライオン」などがあるため成功率は落ちるが、それでも強力すぎるコンボである。
以上、あまりにも強力すぎる効果ゆえに登場直後の2003年7月1日に、デッキに一枚しか入れられない制限カードに指定される。それでも猛威を振るい続け、2004年9月1日にはとうとう、デッキに入れることの出来ない禁止カードに指定された。その後一度も規制緩和されていない。
このカードの登場から禁止指定を受けるまでは496日と、当時としては最速だった。そこからもこのカードがいかに強力であったかがわかるだろう。長年この記録は破られなかったが、約5年後、この記録は「ダーク・ダイブ・ボンバー」によって破られることとなる。さらに2013年現在、なんと登場から169日という異例のスピードで禁止となった「炎征竜―バーナー」と「風征竜―ライトニング」が登場。それに続き「魔導書の神判」が197日、「水征竜―ストリーム」と「地征竜―リアクタン」が198日で禁止となっている(征竜最初の二枚は、2013年3月16日に登場し、同年9月1日で禁止化)。
同じ召喚条件を持つ対となるモンスター「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」と共にカオスと呼ばれ、当時のデュエル環境において猛威を振るった。「インチキ効果もいい加減にしろ!」の言葉が最も似合うモンスターの一体だといえる。
現在は、「EXPERT EDITON Volume.2」に再録されているので入手自体は可能。禁止カードではあるが、2013年9月21日より行われる「ノーリミットデュエル」など、一部の禁止カードを使用可能なルールで行われる大会において使用する場合や、コレクションとしての価値はある。
アニメオリジナル「KCグランプリ編」の海馬VSジーク戦で海馬が使用。墓地の「青眼の白龍」と「漆黒の闘龍」をゲームから除外して特殊召喚。モンスター効果を利用しフィールドをリセットした。
後に「魂の解放」によって除外され、「次元融合」で「青眼の白龍」らと共に再びフィールドに呼び戻され、その後攻撃力の高さを生かして「ワルキューレ・ブリュンヒルデ」と相打ちとなった。
相手の耐性効果によって破壊はできなかったが、自分フィールドのモンスターの数を減らすことで、フィールドのモンスター数に応じて攻撃力が上昇する「ワルキューレ・ブリュンヒルデ」の攻撃力を下げ、「青眼の白龍」3体での連続攻撃につないだ。作画に突っ込んだら負け。
効果名は「セメタリー・オブ・ファイヤー」。
アニメGXで「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」が登場した際、三沢大地がこのカードについて解説している。それによればGXの世界でも禁止カードに指定されているらしい。
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最終更新:2025/12/07(日) 04:00
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