瑞鳳(艦これ)とは (ヅホチャンとは) [単語記事]

航空母艦、瑞鳳。推して参ります！

瑞鳳(ずいほう)とは、大日本帝国海軍の軽空母、瑞鳳をモデルにした艦娘である。

概要は…って、あれ？ぁっ♡
提督？格納庫まさぐるの止めてくれない？んぅっ♡ っていうか、邪魔っ！

他の多くの空母系艦娘と同様、弓道着と巫女服をミックスしたような出で立ちの艦娘。ロングヘアーの上側をポニーテールの様に結い上げているが、結い上げてない下側に関しては通常時、破損時とも毛先まで描かれていないため、イラストによっては作者の独自解釈が入ることも多い。

祥鳳型軽空母2番艦、瑞鳳を擬人化した艦娘だが、1番艦の祥鳳とはキャストや絵師は別になっており、むしろ五航戦の翔鶴・瑞鶴姉妹に近いデザインとなっている。これは祥鳳が潜水母艦、剣埼として竣工した後で改装されたのに対し、瑞鳳は高速給油艦、高崎として建造している途中での仕様変更（中途で潜水母艦化計画を経由）により軽空母となったという出自の相違に由来すると考えられる。
ただし、祥鳳と全く異なる方向性でデザインされたというわけでもなく、両者とも飛行甲板が弓になっている点は共通している。瑞鳳の弓が紅白の縞模様になっているのは、元ネタの方の飛行甲板の艦尾部分がその様に塗装されていたため。鉢巻とリボン、草履についても、同様の理由から。

改装するとステータスだけでなく容姿も変わる数少ない艦娘の一人であり、レイテ沖海戦時の甲板塗装をモチーフにしたものに変化する。同じくレイテ沖仕様に着替えるちとちよのような極端な変化はなく着衣の色が変わっただけなのだが、ちゃんと図鑑には改装後の物も別に登録されるので、育てておいて損は無い。袴の裾には「づほ」と書かれているが、これは飛行機から見間違えないように、飛行甲板に「づほ」と書かれていた史実より。

ちなみに軽空母組の中では貧乳慎ましいプロポーションの持ち主なのだが、流石にそちら方面は龍驤に全部持ってかれた感があるのかフォーカスされることは少ない。

レア度はSR。金剛型四姉妹や夕張、殆どの正規空母達と同じレア度であり、軽空母全体でもトップクラス。
改造するとレア度が１段階増えH（ホロ）に、さらに他の艦と同じく改造後に付く模様も入る。
ステータスは運が光っておりその数値は30。飛龍の35に次ぐ高さであり、改造するとあの瑞鶴と同じ40に…まさに正規空母並みである（その他は他の軽空母と変わらなかったり）。

性格は礼儀良く、提督に対して朝は食事を作るのを頼んだり、昼にはお手製の卵焼きを勧めたり、夜には呑みに誘ったり（見た目が未成年に見えるが実年齢は80前後）と結構な具合に心を開いてくれていたりするが、仲間思いな一面も見せている。さらに脚フェチの気がある。
また、彼女を秘書艦にして思う様彼女の格納庫（意味深）をまさぐりまくった提督も多いのではないだろうか。

ちなみに…

12時の時報のセリフ「お昼です！提督、お弁当広げましょ♪私の作った玉子焼き、食べるぅ?」は10回以上もリテイクした魂の台詞である ※13/8月の提督人事発表の「今月の海上護衛総隊」からのコメント

レア度はSRで悪くないんだけれど、入手大変なのよー入手がぁ

話題に出せば大半が盛り上がるであろう彼女だが、そこまで高い人気を持っている訳ではない。原因として(SRなのだから当然と言えば当然だが)出現率の異様な低さが１つとして上がっている。
まず建造だが建造時間は2時間40分で、同じ時間の枠に姉妹艦の祥鳳がいる。瑞鳳がSR（金背景）なのに対して祥鳳はR（銀背景）^[1]である為、基本的にこの建造時間の大半は祥鳳が完成する。
さらに、出撃でのドロップが4-2のボスぐらい^[2]でしか確認されていないために「軽空母が瑞鳳以外全員揃っている」や「彼女に会うのは正規空母と同じかそれ以上」と評されている。

さらに、仲間思いな性格も合わさってしまい、彼女を轟沈してしまった提督曰く、
「彼女の轟沈のセリフは散っていく桜より儚く、もう会えない親友以上に彼女に会えないかもしれない」と語っている。

戦史とかいつ見るの？今でっ…いや、別に、いつでもいいけど。

先述の通り、元々は高速給油艦、高崎として建造されていた（起工は1935年）。
ただし高崎はロンドン海軍軍縮条約による空母の保有制限を掻い潜るため、戦時には迅速に空母に改装可能な設計がなされていた。そして条約から日本が脱退した後、建造途中でより改装が容易な潜水母艦（潜水空母ではない。洋上で潜水艦の整備が出来る艦のこと）への仕様変更がなされ、さらに航空母艦へと再度仕様が変更された上で高崎から瑞鳳へと改名し、1940年に竣工する。

太平洋戦争ではミッドウェー海戦で赤城・加賀・飛龍・蒼龍の4隻を一気に失った穴を埋めるべく、南太平洋海戦やマリアナ沖海戦にも投入される。
瑞鶴や翔鶴といった再編後の一航戦を構成する空母と並び各地を転戦した歴戦の艦ではあったが、機体以上に熟練パイロットの喪失は深刻であり、その最後の戦いとなったレイテ沖海戦では、瑞鳳を擁する小沢機動部隊の役割は米海軍に対する囮でしかなかった。
エンガノ岬沖海戦においては小沢機動部隊の空母はごく僅かな直掩機しか擁しておらず、それを遥かに上回る物量の米軍艦載機による集中攻撃を受けた末、瑞鳳も至近弾82発、魚雷2発、爆弾2発の被害を受けて沈没した（同海戦にて瑞鶴・千歳・千代田も戦没）。