異世界迷宮でハーレムをとは (イセカイメイキュウデハーレムヲとは) [単語記事]

異世界迷宮でハーレムをとは、蘇我捨恥（そがのしゃち）による「小説家になろう」でのオンライン連載ノベル、その文庫版ライトノベル、およびコミカライズである。

概要

最初は「小説家になろう」でのオンライン連載が始まり、当初のタイトルは「異世界迷宮で奴隷ハーレムを」となっていた。2020年3月現在も連載は継続中。

2012年12月から主婦の友社のヒーロー文庫にて刊行が始まり、タイトルも「異世界迷宮でハーレムを」に改められた。イラスト担当は四季童子。2020年3月現在は既刊10巻。

2017年5月から「月刊少年エース」にてコミカライズが連載開始。作画担当は氷樹一世（ひょうじゅいっせい）。2020年3月現在は既刊5巻。

高校生の少年加賀道夫（ミチオ）は、厭世的な元いじめられっ子。学校では孤立しており、消極的な自殺願望があった。そんな彼がなんとなく覗いた自殺系サイトから迷い込んだ謎のゲーム設定画面。キャラメイクに夢中になり、最強ボーナスを得たキャラをクリエイトした彼はゲームを開始しようとする。

「元の世界には二度と戻れません」そんな警告も軽い気持ちで無視したところ、彼は部屋着のジャージ一丁で異世界に飛ばされることになった。手元には、最強の剣デュランダル1本のみ。ミチオは、戸惑いながらも目の前の村を襲撃してきた盗賊を倒し、手探りでの異世界ライフを開始した。

やがてミチオはこの世界での制度を次第に理解し、迷宮探索のために奴隷を買うことを勧められる。そんな彼が見初めたのは、狼人族の少女ロクサーヌだった。これをきっかけに、ミチオの迷宮を冒険しつつ奴隷ハーレムを作り上げることを目指す日々が始まるのである。

加賀道夫（かがみちお：ミチオ）: 主人公。謎のゲームを開始した途端に異世界に身一つで転移させられた。初期装備として持っていた最強の剣デュランダルを頼りに、この世界で身を立てていくことを決意。冒険者として迷宮攻略を目指すことになる。その過程で、ロクサーヌを始めとする奴隷少女たちを集めていく。
ロクサーヌ: ヒロインの一人。狼人族の少女。奴隷商人のもとで売りに出されており、ミチオに買われて共に生活することになる。「性奴隷」としての立場を受け入れているため。主人であるミチオとは性的な関係となる。迷宮探索にあたっては、嗅覚などの狼人族の特性を生かした獣戦士としての戦闘も得意とする。

2020年3月現在では5巻まで刊行されている。数多くの奴隷ヒロインが登場する本作だが、当コミカライズの範囲ではまだロクサーヌ一人しか登場していない。

原作である「なろう」版や文庫版では省略されている主人公ミチオとロクサーヌらヒロインたちの「エッチ」な場面が、作画担当の氷樹一世が描く美麗な絵で濃厚に描かれている。

この点が読者に受け入れられたのか単行本は重版がかかるほどの売れ行きとなっている。