盛岡大学附属高等学校 単語


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盛岡大学附属高等学校とは岩手県盛岡市にある私立高校である。通称は「盛附(もりふ)」「盛大附属(もりだいふぞく)」。

概要

1952年に盛岡生活学園として開校し、1958年に女子高となり、1959年にキリスト教学校教育連盟に加盟後に男女共学となる。

1990年に現在の名称となった。

コースは、特別進学コース、教育系大学進学コース、進学コース、盛岡大学パートナーシップ教育コースと4つある。

野球部

ユニフォームは「盛岡大附」表記。
1995年に野球部が全国高校野球選手権大会に初出場し、以降春5回、夏10回(令和元年時点)甲子園に出場する強豪校へと成長したが、甲子園で初勝利を上げるまでに春夏通算初戦9連敗というワースト記録を樹立してしまった。

盛岡大附、甲子園初勝利までの道程

1995年夏(夏初出場)1回戦、対高知商戦(高知)

高知商業 2 2 0 0 0 0 2 1 0 7
盛岡大附 3 1 0 0 0 0 1 0 0 5

[高]東出康成-山下徹
[盛]小石澤浄孝、四日市直-関口清治

1996年夏1回戦、対東筑戦(福岡)

盛岡大附 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
東筑 0 0 1 0 1 0 0 0 × 2

[盛]西村洋平-永井将人
[東]石田泰隆-今中泰幸

2001年夏2回戦(初戦)、対近江戦(滋賀)

近江 0 0 0 2 1 1 0 0 0 4
盛岡大附 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1

[近]竹内和也、島脇信也、清水信之介-小森博之
[盛]千葉俊介、山下徹-佐藤貴光

2003年春(センバツ初出場)2回戦(初戦)、対横浜戦(神奈川)

盛岡大附 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
横浜 5 0 0 0 4 1 0 0 × 10

[盛]山下徹-小林雄輝
[横]成瀬善久、涌井秀章-村田浩明

2003年夏1回戦(延長10回)、対福井商戦(福井)

福井商業 0 0 4 0 0 2 0 0 0 2 8
盛岡大附 0 1 0 0 0 5 0 0 0 0 6

[福]稗田隼人-吉長珠輝
[盛]山下徹-小林雄輝

2004年夏1回戦、対明徳義塾戦(高知)

盛岡大附 0 0 0 0 0 1 0 1 0 2
明徳義塾 2 5 2 0 0 3 0 3 × 15

[盛]三浦怜一郎、工藤優輔-小林雄輝
[明]鶴川将吾-梅田大喜

2008年夏2回戦(初戦)、対駒田岩見沢(北北海道)

盛岡大附 0 0 0 0 0 0 0 3 0 3
駒大岩見沢 0 0 0 0 1 3 2 2 × 8

[盛]鴇田優麿、金澤龍佑、多田倫士-中村健人
[駒]板木勇幸-松本駿

この大会を最後に澤田真一監督が辞め、夏の甲子園初出場した時の正捕手・関口清治が監督に就任。
尚、この時点でチーム初出場から7大会連続初戦敗退は海星(長崎)、岩国(山口)と並んでしまった。

2010年春1回戦、対中京大中京戦(愛知)

盛岡大附 0 2 0 1 0 0 0 0 1 4
中京大中京 2 1 0 1 0 0 1 0 × 5

盛岡大附属_020_100_001│4
中京大中京_210_100_10X│5

[盛]高藤佑地、白石猛紘-槻館洋弥
[中]森本隼平、浅野文哉、森本隼平-磯村嘉孝

関口清治監督甲子園初采配の試合も初戦敗退。

2012年夏1回戦(延長12回)、対立正大淞南戦(島根)

立正大 0 0 0 2 0 0 1 0 0 0 0 1 5
盛岡大附 1 0 0 1 1 0 0 0 1 0 0 0 4

[立]山下真史-城本昴太朗
[盛]出口心海-千葉俊

この大会、盛岡大附は花巻東の大谷翔平を打ち砕いて甲子園に出場したのだが、その閉会式で日本高野連第6代会長奥島孝康が「大谷君(花巻東)を見たかった」という問題発言をした。
この発言に監督を退いていた澤田真一は怒りよりも悲しさ、虚しさを覚えたという。
“言葉というものは恐ろしいものです。人の心を温める毛布にも、人の心を傷つける剃刀にもなるだと改めて感じました。(著書「甲子園の負け方教えます」より抜粋)

そしてついにこの時が!

2013年春2回戦(初戦)、対安田学園戦(東京)

安田学園 0 0 0 2 0 0 0 0 1 3
盛岡大附 0 0 0 2 0 0 0 1 4

[安]大金真太郎-小山新次郎
[盛]松本裕樹、及川豪-奈部川一輝

こうして盛岡大附は甲子園春夏通算10回目の出場でついに甲子園初勝利を収めた

初勝利以降

翌年の平成26年夏には松本裕樹を擁して優勝候補の東海大相模(神奈川)に4-3で勝利し夏の甲子園初勝利を上げると、以降は甲子園で白星を今迄が嘘のように積み重ねている。
特に平成29年には春夏連続出場し、センバツでは智弁学園(奈良)、夏の大会では作新学院(栃木)春夏連続で前年優勝校を破るという史上初の快挙を成し遂げ、どちらもベスト8まで進出した。
その強力な打力にモノを言わせて打ち勝つ攻撃力に対し、安打のおかわりがどんどん来るという事から岩手名物の蕎麦から名を貰い「わんこそば打線」という異名が付いた。

平成31年春の大会では石岡一(茨城)相手に0-2と劣勢、9回二死迄追い詰められたがそこから執念で追いつくと延長の末にサヨナラ勝利、甲子園10勝目を上げた。

記事のある卒業者

  • 伊東昂大:野球選手
  • 松本裕樹:野球選手

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