福部里志とは、米澤穂信の小説〈古典部〉シリーズの登場人物で、『データベース』(本人談)
CV:阪口大助
語り手たる奉太郎の中学時代からの友人で、神山高校1年D組の似非粋人。総務委員会と手芸部に所属しているが、奉太郎が古典部に入部するに伴って彼も入部、掛け持ちとなる。
性格は飄々としていて掴みどころがなく、楽しむべきところは目一杯楽しむことを目的としているような、奉太郎とは真逆の人物。ただ、友人である奉太郎の類まれな才能にコンプレックスを感じており、その境涯に決して至ることが出来ない自分を冷笑するような、どこか寂しい性格をしている。摩耶花には過去何度も思いを打ち明けられているものの、そのたびに適当に誤魔化して今の関係をダラダラと続けている。そんな態度をとっているのにも理由があるようだが……?
『データベース』を自称しており、各種雑学をはじめ、街の名家や学校の怪談話など、どうでもいいことにまで馬鹿馬鹿しいほどによく通じているが、別段インテリを気取るわけでもなく、むしろ「データベースは結論を出せない」という口癖が表すように、能動的に知識を活かすことが出来ない自分をどこかで嫌っている。それ故、謎解きの場面では自分から推論を組み立てるようなことはほとんどせず、奉太郎の推理の穴をその膨大な知識量でカバーしたり、軌道修正したりすることが多い。学業よりも自分の興味のあることを優先するため、知識はあるが成績は低い。
「データベースは結論を出せない」に並ぶ口癖が「ジョークは即興に限る。禍根を残せば嘘になる」。わかりにくいジョークをよく言うが、即興ならば「ジョーク、ジョーク」と言っておけば変に誤解されず、嘘つきとならずに済む、といったところである。
話術やコミュニケーション能力にも長けているようで、その気になればいくらでも話を繋ぐこともでき、2年生に進級後の部活紹介へという場面では古典部に関係のない話題で持ち時間をきっちり埋めて奉太郎を関心させた。
いわく「シャーロキアンホームジストに憧れている人」らしく、シャーロック・ホームズやアガサ・クリスティー等の推理小説に造詣が深い。
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最終更新:2025/12/22(月) 07:00
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