空中要塞ギガント

空中要塞ギガントとは、TVアニメ「未来少年コナン」に登場する架空の航空機である。アバンタイトルに登場するため、本編全話においてその姿を見ることができる。

機体名は作中、あるいは放映時にバンダイ模型が製品化したプラモデルでは「ギガント」と呼ばれるのみ。VHSビデオなどでは「巨大毒蛾ギガント」、アオシマが21世紀以降に製品化した新しいプラモデルにおいてのみ「空中要塞ギガント」という名称が与えられている。この記事においてはあいまいさを回避するためアオシマの製品名で概要を紹介する。

概要

作中より過去に当たる時期、2008年７月に、地球環境の大破壊と大変動を起こす原因となった「超磁力兵器」を運用した超巨大航空機である。かなりの数が存在していたが、大変動以後は最後の1機がインダストリア島の地下に残存するのみであった。

いやあ、あの時は大変でしたねえ、皆さん・・・・

超磁力兵器を使用しなくとも、収納式の機銃塔・レーザー砲・大砲群を備え、難攻不落の空飛ぶ城というべきおそるべき攻撃力を持つ。そのためこの1機だけでも世界を滅ぼす力があるとして恐れられていた。ラオ博士はギガントを「世界を滅ぼした毒蛾の最後の生き残り」と形容している。

ギガントを蘇らせるには膨大なエネルギー量をまかなえる太陽エネルギーによって燃料を生成・補給して離陸させなければならない。そして空を飛ぶようになったギガントを大気圏外に到達させれば太陽エネルギーを自力で取り込んで補給できるため、一度飛び立たせてしまえば半永久的に動力源の心配がなくなってしまう。

インダストリアの局長・レプカが強硬に太陽エネルギーの復活にこだわったのは、結局のところはこのギガントの力による世界征服を欲したためである。

関連動画

関連商品

バンダイ模型の製品は絶版となり、アオシマの製品がいまのところ唯一のプラキットのようである。

関連項目

• Me323（ネーミングの元と思われる航空機）
• 未来少年コナン
• 巨神兵