至学館高校とは愛知県名古屋市東区大幸南にある私立の高等学校である。
正式名称は至学館高等学校。至学館大学の付属高校である。
2005年に中京女子大学附属高等学校を男女共学化に伴い至学館高等学校に改称した。全日制課程の高等学校である。
2011年、2月に昨年の野球部のエースが卒業旅行の途中、交通事故で帰らぬ人となった。そんな悲しみと逆境をはねのけ2011年7月30日に創部6年目で高校野球・愛知大会で名門・愛工大名電を破り甲子園へと駒を進めた。
また同日、同校の特徴的な校歌「夢追い人」がテレビ中継で流れ、愛知県民のみならず、インターネット上で話題になっている。校歌には珍しく校名が登場しない、校歌なのにドラムが聴こえる、アップテンポでJ-POPの様だ、とその校歌は一般的な校歌のそれとは別物である。
ちなみに当校は大阪商業大高校と同じ学校法人(谷岡学園)であり、中京大中京高校とはまったく関係がない。また、同校の向かいには名古屋中学・高等学校が建っている。
なお同法人が経営する至学館大学は、2010年に中京女子大学から改名したが、共学化は2007年から行われていた。つまり、女子大学の名称を冠しながら男子学生を受け入れている希有な大学であった。なお、女子を冠しながら男子を受け入れている学校の他の例では、大学ではないものの、奈良女子大学附属中等教育学校などがある。
『夢追人』
一番高い所に登って
一番光る星を掴んだ
一番辛い道を選んで
一番強い心をまとった
海を渡る風が吹いた
カシオペアが近くに見えた
夢を追い続けた
そしてここまで来た
でもどうしてかな
熱い涙が止まらない
うつむきかけた時
君の顔が見えた
差し出された白い腕が
翼に見えた
いろんなことを経験したね
あんまり先を急がないでね
いろんな人に巡り会えたね
そんな旅なら悪くはないさ
オリンポスの丘の上から
女神様の歌が聞こえた
夢を追い続ける
もっと遠くへ行く
でもどうしてかな
いつもみんなにいて欲しい
一番星よりも夏の星座が好き
君がいれば夜を越えて銀河になれる
君がいれば夜を越えて銀河になれる
君がいれば夜を越えて銀河になれる
作詞作曲は飯尾豊氏(中日新聞論説委員)。
この曲はもともと校歌として作られたものではない。もともとは飯尾氏が、2004年のアテネオリンピック選手(伊調千春、伊調馨、吉田沙保里)がメダルを獲得したことを祝した記念の歌であった。しかし、前述の三氏が同法人の大学(中京女子大学(現・至学館大学))であり、至学館高校が校名変更・共学化をするに当たり新校歌として2005年より採用した。
歌詞の基調は、レスリング選手の伊調千春が、アテネオリンピックにおいて銀メダルの結果に失望し、当初は引退を考えたが、怪我をしてバレーボールを諦めていた友人から励まされて現役を続行することを決意したことによる。
オリンピックがもともと、ギリシャにおける古代祭典を近代において復活したものであること、アテネオリンピックが2004年にオリンピック発祥地であるギリシャにおいて行われたことなどを考慮したことにより、ギリシャ神話とかかわりが深い、星座の「カシオペア」や、ギリシャ神話の聖山「オリンポス」などの歌詞が書かれている。
なおギリシャ神話におけるオリンポス十二神のうち、女神は、六柱(母性・貞節の神ヘラ、知恵・芸術の神アテナ(ヘラと最高神ゼウスの娘)、愛・美の神アフロディテ、月・狩猟の神アルテミス、農耕の神デメテル、竈の神ヘスティア)が確認されるが、ここに書かれている「オリンポスの女神」が具体的にどれを指しているのかは不明。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/09(火) 03:00
最終更新:2025/12/09(火) 03:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。