貨車山砲 単語

トラックサンホウ

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貨車山砲とは、大日本帝国陸軍が運用した自走砲(?)である。

概要

貨車山砲の貨車は貨車自動車、すなわちトラックのことであり、山砲というのは起伏の激しい土地でも移動しやすいように細かく分解して人力で運べるようにした大砲のことである。

この兵器は、トラックの荷台に山砲をただ乗せただけの代物で、どちらかといえば山砲の使用法の一種と見るべきかもしれない。このような兵器は派生型も存在しており、対空機関砲や対戦車砲などを載せたものもあったが、前者と本兵器以外は現場の即席兵器というもので公認されていたわけではない。

本兵器の歴史は古く、満州事変のおりに輸送用のトラックの荷台に後ろ向きに山砲を載せてそのまま使用したところ、意外にも使い勝手が悪くなかったため運用が積み重ねられるようになった。

本兵器は安上がりだったが、当時の国産トラックは戦車や装甲車と比べ、戦闘をしていなくても何かしらの不具合が多発しやすく、飛び交う銃弾や砲弾の破片に弱かった。また出会い頭の戦闘では車体の構造上、前後を反転させなければ射撃できず即応性にかけていた(そのため、反転させなくても撃てるように改良されたものもある)。

関連項目

  • 戦闘装甲車両の一覧
  • テクニカル
  • 自走砲
  • 大日本帝国陸軍
  • トラック

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最終更新:2025/12/06(土) 11:00

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