赤血球

赤血球とは、ヒトや動物の血液に含まれる細胞の一種である。

概要

主に全身に酸素を運ぶ役割を持っている血液細胞のこと。ヘモグロビン（Hb）と呼ばれる鉄分を含むタンパク質を持っているのが特徴。

ちなみに体内の鉄分が不足するとヘモグロビンも減少し、鉄欠乏性貧血という病気の原因となる。他にも赤血球が大量に破壊されることで起こる溶血性貧血や、骨髄の機能が著しく低下し赤血球などが産生されなくなる再生不良性貧血などの病気もある。

逆に多血症といって、赤血球やヘモグロビンが多くなって血液濃度が高くなってしまう病気もある。こちらは放置すると血流が悪くなり、最悪の場合、脳梗塞や心筋梗塞などの怖い病気に進行してしまう危険性がある。

関連項目

• ニコニコ大百科：医学記事一覧
• 赤血球(はたらく細胞)
• 血小板
• 白血球
• ヘモグロビンA1C（HbA1C）…グルコース（ブドウ糖）と結合したヘモグロビンの割合のこと。高い場合は糖尿病の疑いがある。