足洗邸の住人たち。

足洗邸の住人たち。とは、みなぎ得一原作の漫画である。全13巻。

概要

第一話はコミックGUM2001年5月号に掲載され、第壱巻は2002/2/1発売。
最終話は2013年1月号に掲載。最終巻の拾参巻は2013/2/25に発売された。

時は遡る事20年以上前。

「どこかの召喚士」が起こした「大召喚」によって世界中ありとあらゆる所に「魔界」や「異界」が出現した。
それにより世界のバランスは崩壊し、人類の1/3が死滅した。
・・・・・・そしてその死滅した人類より多くの異形がこの世界にあふれた。

世界に7つある「中央」と呼ばれる政府機関のひとつ、秀真國（旧：日本）の外区・卍巴市不思議町に存在する「足洗邸」。そのアパートの住人たちを中心に展開されるドタバタホームコメディだったりバトルものだったりする漫画。

みなぎ得一の漫画はそのほとんどが同一世界におけるクロスオーバー作品となっているため、足洗邸の住人たち。の主要キャラクターの他、様々な登場人物たちが同作者の別作品にも出演している。

足洗邸の住人たち

名前の横のカッコは第10巻限定盤付属OAD及び、第11巻限定版付属ドラマCDドラマの声優。

• 田村・福太郎（cv：真殿光昭）

　本作の主人公のひとりにして八号室の住人。職業は画家、後に万魔殿学園教師の28歳。物語は彼が足洗邸に引越してくるところから始まる。足洗邸唯一の人間。もともとは七号室に入居予定だったが・・・。一見普通の好青年だが、暗い過去の記憶と体験を引きずり続けている。

• 笠森・仙（cv：日笠陽子）

　本作のヒロインにして七号室住人の元人間の妖怪。10年以上前、部屋に侵入してきたストーカーに殺され、死体を天井に隠されていたことから妖怪・天井下（てんじょうくだり）として転生した女子高生。享年16。福太郎の転居によって彼女の存在が明らかとなり、その後妖怪としてレベルアップしたりする。巨乳のポニテ、通称「お仙」。

• 須美津・義鷹（cv：堀江一眞）

　本作の主人公のひとりにして五号室住人の妖怪。いちおう探偵業を営んでいるらしいが働いてるのを見たことがない。その本性はかつて恐れられた大妖怪・鵼（ぬえ）。神が作った十種の如意金箍棒という武器の一つ、問答無用・風靁棒（フウライボウ）を所持している。戦闘狂で、バトルになると周りが見えなくなる性質。

• 竜造寺・こま（cv：福原香織）

　足洗邸の管理人をしている猫又。見た目も中身も思った以上に猫で、手足も猫のままなので細かい作業や料理は苦手。しかし足洗邸の住人たちからはよく慕われており、そのおかげか住人同士の結束も固い。語尾はもちろん「～ニャ」。

• 望月・玉兎（cv：喜多村英梨）

　六号室住人の兎変化。職業はエロ小説家で、ペンネームは「月のうさぎ」。大召喚以前から義鷹と行動を共にしており、玉兎自身の肉体も3分の2くらいは義鷹の血肉らしい。そのため義鷹からは非常食扱いされているが、仲が悪いわけではなく、むしろ・・・。

• メフィスト・ヘレス（cv:谷内健）

　一号室住人の悪魔で、職業は万魔殿学園教師。残念ながら生徒からはあまり人気がないようだ。趣味は古美術収集（怪しいもの限定）。盗難防止のため自室に結界を張っており、迂闊に入ると出られなくなる。その名の通り、かの有名な戯曲ファウストに登場する悪魔、らしい。

• 味野・娯楽（cv:千葉繁）

　二号室住人。以前は人間だったが、二号室に不定期にあらわれる千束という大きな足の怪異に踏み潰されて死亡。義鷹に遺体を井戸（地獄）へ投げ捨てられたが、自分を殺害した千束への未練から狂骨として復活する。ちょっとボケ気味の老人だが生前は子に恵まれなかったらしく、こまを大変可愛がっている。

• マサライ

　メフィストが知り合いの古物商から譲り受けた盾に宿っていた精霊。異国の神霊はその土地では力を発揮しづらいため、普段は盾の姿でトイレの横の柱にかけられたまま眠り、地霊と対話している。性別不明だが第9巻では女湯に入っていた。精霊なので性別という概念がそもそも無いのかもしれない。

 

三号室は空室、四号室は存在しない。

 

その他、オリジナルキャラクターだけでなく、日本神話の神々や聖書の悪魔、様々な文献に登場する妖怪などが個性豊かなアレンジによって登場する。

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関連項目

• みなぎ得一
• √3=(ひとなみにおごれやおなご)
• コミックGUM