軒轅剣・蒼き曜とは、2018年10月1日からテレビ東京にて放送されるテレビアニメ作品である。
原作は台湾のRPG『軒轅剣シリーズ』一番エグい第7作、『軒轅劍外傳 蒼之濤』。
本作は原作の登場人物、「七曜使者」たちの過去を語るオリジナルストーリーになる。
概要
2018年8月31日:突如発表され、キャスト発表スタッフが公開された。(Weiboより)
日本および中国語圏にて放送・配信予定。テレビ東京と台湾企業の共同製作。軒轅剣 蒼き曜(あおきかがやき)、2018年秋 放送・配信決定されることが発表された。
ストーリー
時空をつかさどる古代神器『太一輪』(たいいちのわ)。その力によって、歴史は大きく変貌した。太白帝国は『機関獣』を量産し、強大な武力によって神州大地を掌握。更なる国土を求め、世界征服を目論んだ。
太白歴99年、太白帝国と、それに抗う反抗軍との戦闘が各地で続いていた。
遡ること3年前、帝国軍の襲撃によって両親を失った苻 殷(ふ いん)と苻 寧(ふ ねい)の姉妹、二人は村々を回る旅芸人で生計を立てていた。旅の途中、姉の殷(いん)は偶然、数百年間置き去りにされていた『天書(てんしょ)』を手にする。太白軍の攻撃に出くわした姉妹は、天書から現れた伝説の剣『軒轅剣(けんえんけん)』で太白軍を撃退する。
一方そのころ、姉妹の幼馴染みの少年蒲 釗(ぷ しょう)は太白の奴隷となっていた。蒲釗は、自分の村を襲った帝国の戦闘装置“機関獣”に魅せられていく。
反抗軍に加わった殷と寧の姉妹。軒轅剣を持つ姉の殷と、勝気な妹の寧、様々な能力を持つ反抗軍のメンバーで、反抗軍は次々と機関獣を撃退する。
しかし、争いに疑問を感じながら妹をかばって戦う殷と、自立をあせって戦いたがる寧は、気持ちがすれ違っていた。
戦いの中、殷、寧、釗の再会の時が訪れる。敵同士として相対した時、互いに死んだと思っていた3人の運命の歯車が大きく回転する。
ーー『軒轅剣・蒼き曜』公式サイトより
登場人物
- 苻殷(フ イン)-(CV:水樹奈々)
- 遊牧民族の娘、集落が太白帝国の機関部隊に滅ぼされ、妹と二人で放浪生活をしている。
- 原作では「木曜使者」として登場、終盤にて洗脳された恋人と相打ちとなり死亡。原作での武器は「天書」のみ、本作では剣術を使う姿も見られる。
- 苻寧(フ ネイ)-(CV:釘宮理恵)
- 苻殷の妹。両手は太白軍に切断され、義手になった。
- 蒲釗(プ ショウ)-(CV:松岡禎丞)
- 姉妹の幼馴染みで兄のような存在。彼と姉妹は襲撃によって別れ、互いに死んだと思っている。
- 昔から機関術に興味を持つ、帝国にさらわれ奴隸になったも研究を続けている。皇帝はその才能を認め、彼を帝国の機関師に任命した。
- 雲(ユン)-(CV:能登麻美子)
- 天書から現れた人型の木甲獣、姿は原作の主人公「車芸」に似ている。
- 「雲狐」(原作にて車芸が操っている木甲獣、デザイン多少違いがある)に変身できる。
太白帝国
- 龍澄(ロン チョウ)-(CV:上坂すみれ)
- 太白帝国の皇帝。父が暗殺されたため、幼いながら皇帝に即位した。
反抗軍
- 項楚(コウ ソ)-(CV:津田健次郎)
- 反抗軍のリーダー。
- 原作では「日曜使者」として登場。
- 檀越之(タン エツシ)-(CV:東地宏樹)
- 原作では「月曜使者」として登場、慕輿柔とは恋人。はっきりいうと「中二病」である。
- 理想の国を作るために、仲間を裏切る、洗脳する、ラスボスとして主人公達の前に現れた。
- 敗れた後、項楚の説明によって自分の計画は根本的に実現不可能のことを気づく、自殺した。
- 欒提熾(ランテイ シ)-(CV:堀井茶渡)
- 原作では「火曜使者」として登場、項楚を裏切った檀越之に立ち向かう、そして殺害された。
- 慕輿柔(ボヨ ジュウ) -(CV:青木瑠璃子)
- 原作では「水曜使者」として登場、檀越之とは恋人。
- 苻殷の洗脳を解け、彼女に自分が洗脳されたら止めを刺してくれと頼んった。結果その通り。
- 拓跋淵(タクバツ エン)-(CV:八代拓)
- 原作では「金曜使者」として登場、苻殷とは恋人。
- 傷によって口がきけなくなった(アニメはまだ喋る)が、死に際「阿殷」の呻きを出した。
- 參狼(サン ロウ)-(CV:山谷祥生)
- 原作では登場していないが、原作通りなら死亡予定の旧土曜使者ではないかと推測される。
- 墨衡(ボク コウ)-(CV:牛山茂)
- 反乱軍に倒戈した元太白帝国首席機関師。
- 原作では「土曜使者」として登場、元の土曜使者が死んだためにその代わりになった。
其他
- 車芸&慕容詩
- 原作の主人公の二人、苻殷とは同じ魂の別人。
- 苻殷が天書に触った時のフラッシュバックにて彼女達の姿(with雲狐くん)が現れた。1話にて天書が発見された場所は原作の車芸(苻殷の前世)の実家の地下にある「木甲工房」最深部の部屋。
用語解説
- 軒轅剣(けんえんけん)
- 「上古十大神器」の中でも「最強」と言われる、無比の力を持つ、力を解放すると黄金に輝く。
- 原作にての持ち主は慕容詩と拓跋淵。
- 太古十大神器(じょうこじゅうだいしんき)
- 東皇鍾、軒轅剣、盤古斧、煉妖壺、太一輪→昊天塔、伏羲琴、神農鼎、崆峒印、崑崙鏡、女媧石。
- 太一輪(たいいちのわ)
- 本作と原作の全ての元凶。世の中の「生剋」を管理するチート神器。
- 原作では慕容詩がそこに「秦剋晋」と刻まれたことで苻殷たちの歴史が生まれた。
- 本作にて「太白剋太辰」になったのはおそらく大人の事情だろう。
- 天書(てんしょ)
- 煉妖壺と似た機能を持つ、中には「天書世界」という、一つの世界がある。
- 機関術(きかんじゅつ)
- 鬼谷子、公輸盤、墨子共に発明した技術、作られたものは「機関獣」という。即ち古代ロボット。
- 木甲術(きこうじゅつ)
- 機関術と似て非なる技術、原作の主人公「車芸」はその技術のエキスパート。
- 黒火(くろび)
- 原作シリーズの「軒轅剣肆」にて登場した、無限のエネルギーを持つ謎の物質。
- その正体は地獄空間を物質化したもの、地獄と人間界の間の通路を開けることができる。
放送
2018年10月1日からテレビ東京にて毎週月曜深夜2時5分~放送開始(初回は深夜2時20分~)
配信サイト
スタッフ
| 原作 |
ソフトスター |
| 監督 |
わたなべひろし |
| シリーズ構成 |
高山カツヒコ |
| キャラクターデザイン |
千葉道徳 |
| メカデザイン |
谷裕司 |
| 美術監督 |
三宅昌和 |
| 色彩設計 |
桂木今里 |
| 3D監督 |
大嶋慎介 |
| 編集 |
小池祐樹 |
| 音響監督 |
ハマノカズゾウ |
| 音楽 |
堀田星司 |
| 音楽ディレクター |
あさのかつひこ |
| 音楽制作 |
Drive |
| アニメーション制作 |
Studio DEEN |
主題歌
- オープニングテーマ「嘆きの華」
- 作詞 - 若里祐穂 / 作曲 - 吉木絵里子 / 編曲 - 華原大輔、吉木絵里子 / 歌 - 水樹奈々
- エンディングテーマ「願いの花」
- 作詞・作曲・編曲 - 山田竜平 / 歌 - 9nine
関連動画
関連チャンネル
関連項目
- 軒轅剣シリーズ
- アニメ作品一覧
- 2018年秋アニメ
外部リンク