転生王女は今日も旗を叩き折る

転生王女は今日も旗を叩き折るとは、ビスによる「小説家になろう」でのオンライン連載ノベル、その文庫版ライトノベル、およびコミカライズである。略称は転生王女。

概要

小説家になろうで連載中の、剣と魔法のファンタジー世界な乙女ゲームに転生した主人公「ローゼマリー」の物語。
そのタイトル名の通り、攻略対象キャラ達の様々なフラグを叩き折って、様々なトラブルに巻き込まれていくストーリー。

フロンティアワークスのアリアンローズにて書籍化、さらに同社のアリアンローズコミックスでコミカライズ化が行われている。また、オトモブックスにおいてオーディオドラマ化・ドラマCD化されている。

Web版は2022年に完結したが、タイトルを変えた番外編がムーンライトノベルズにおいて連載されている。

あらすじ

大陸で2番めの国土を有し、千年の歴史ある大国家「ネーベル王国」の第一王女として生を受けた私、ローゼマリーは、実は前世の記憶を持った転生者だった！

そして成長していくうちに気づいてしまった・・・これって前世でプレイした乙女ゲームの世界じゃん！
私、ヒロインのライバルキャラじゃん！
しかもその乙女ゲームの攻略対象キャラはヤンデレ、ナルシスト、ドM、死体愛好家・・・といった一風変わったキャラばっかり！
サブキャラクターはイケメンでまともな人ばっかりなんだけどな・・・特に近衛騎士団長のレオンハルト様が私の一番のお気に入りです！

・・・この世界で平和に暮らすには折らなきゃいけないフラグが山程あるようね。
そして、近衛騎士団長エンドのフラグを立てるのよ！

メディア展開

書籍化

フロンティアワークスのアリアンローズレーベルにて2015年7月10日より刊行。既刊8巻。
イラストは雪子が担当。

コミカライズ

フロンティアワークスのアリアンローズコミックスにて2015年2月28日より配信開始。
漫画は玉岡かがりが担当。

登場人物

声優表記はオトモブックスレーベルから出たドラマCD（オーディオドラマ）の声優である。

ローゼマリー・フォン・ヴェルファルト

声：小澤亜李

この物語の主人公。
「ネーベル王国」の第一王女。ゲームをしていた日本人から転生したが、自身のこの状況を覆すために奮闘する。
乙女ゲームの原作ではヒロインのライバルキャラだった。ゲーム内では親からネグレクトのような状態だったためグレており醜い姿になっていたらしい。

クリストフ・フォン・ヴェルファルト

声 - 羽多野渉

ローゼマリーの兄。
「ネーベル王国」の第一王子。
非常に優秀なお兄様。
亡くなった先妻の子供のため、異母兄。

ヨハン・フォン・ヴェルファルト

声 - 田村睦心

ローゼマリーの同腹の弟。姉を慕っている。
「ネーベル王国」の第二王子。
乙女ゲームではヤンデレでシスコン。

ゲオルク・ツー・アイゲル

ローゼマリーの婚約者候補。
侯爵家の一人息子。母親が病気がちで寝込んでいる。
乙女ゲームではナルシスト。

レオンハルト・フォン・オルセイン

声 - 三木眞一郎

ローゼマリーの想い人。
近衛騎士団所属の団長でクリストフとヨハンに剣を教えている。
乙女ゲームでは近衛騎士団長となっているが攻略対象ではなかった。

クラウス・フォン・ベールマー

声 - 松岡禎丞

ローゼマリーの護衛騎士。
乙女ゲームではマゾヒスト。
小説本編では、ローゼマリーを忠犬のように慕うが原作のイメージが強いローゼマリーから疎まれ気味。

ルッツ・アイレンベルク

声 - 小林裕介

王宮魔導師見習い。
氷属性が得意で天才レベル。
孤児院出身。
乙女ゲームでは死体愛好家。

テオ・アイレンベルク

声 - 天﨑滉平

王宮魔導師見習い。
火属性が得意。
ルッツと同じ孤児院出身。

カラス

ネーベル王国の密偵。
乙女ゲームではゲイ。

ミハイル・フォン・ディーボルト

子爵家の次男。
大神殿の神官見習い。
乙女ゲームでは魔王（ネタバレ注意）

ニクラス

声 - 前内孝文

仮想敵国とつながっていた貴族出身の近衛騎士団員。工作していたことが判明し拘束されたのち逃亡したが捕縛される。

冬月花音（ふづきかのん）

乙女ゲームの主人公で日本人。魔王を封印するために召喚される。

関連市場

原作

ドラマCD付き原作書籍

漫画版

関連リンク

• 小説家になろう作品ページ
• アリアンローズ紹介ページ
• 雪子Twitter（書籍イラスト担当）
• 玉岡かがりTwitter（コミカライズ担当）