金森栄治とは (カナモリエイジとは) [単語記事]

金森栄治（かなもりえいじ）とは、かつてプロ野球界で活躍していたリアクション芸人元プロ野球選手である。ポジションは外野手。一時期登録名を『金森永時』にしていた。

概要

プロ野球人生はプリンスホテルから1981年のドラフト2位で西武ライオンズからスタート。2年目の1983年から主に外野のレギュラー候補として活躍していた。ちなみに、最初は捕手起用だった。1985年には自身生涯最多の129試合に出場。規定打席にも届き、打率.312の成績を残した。ちなみに、1984年の12死球、1985年の15死球はリーグ最高の死球数。

1988年途中に阪神タイガースに移籍。1989年には規定打席に遠いものの、打率3割を残す活躍をしていたが、その後は成績が低迷し、1992年に自由契約。ヤクルトスワローズに移籍する。

ヤクルトでは『野村再生工場』の下で代打の切り札として活躍し、1995年には代打打率3割の好成績を残した。1996年に引退後、そのままヤクルトのコーチに就任した。

2010年から千葉ロッテマリーンズの打撃コーチに就任。西岡剛、荻野貴司、岡田幸文、清田育宏らに独自の打撃理論を伝授して好成績を残させ、チームを日本一に導いたため「金森理論」は絶賛を集めた。が、翌年に統一球が導入されると打者が成績を残せなくなり、チームも低迷。2012年オフ、西村徳文監督の辞任とともに解雇された。

2014年からは金沢学院東高校の野球部監督を務めている。

80年代を代表するデッドボールの避け方が非常に面白いプロ野球選手である。そのデッドボール芸は『西の達川、東の金森』と言われたほど、球史に残る芸であった。阪神時代、甲子園のレフトスタンドのラッキーゾーンに飛び込み、『金森も入った～！』という迷実況が誕生している。