金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿

金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿とは、マガポケ連載中の作品である。

原作：天樹征丸　キャラクター案（元作画）：さとうふみや
漫画：船津紳平（記事作成者≠漫画）

概要

週間マガジンで人気連載をしていた、「金田一少年の事件簿」の外伝である。

金田一一が事件を解くのではなく、タイトル通り犯人たちが知恵や策略やフィジカルやお金や汗や専門知識を駆使しあろうことか熱中症で死にかけたり、いかなる努力を使いターゲットを殺害するかを視点にしている。

登場人物（ネタバレのため伏字）

金田一一

金田一耕介の孫にて本作中のラスボスで最強キャラ、通称魔王一。
犯人たちは計画的に事件を考えていたにも関わらず、偶然何らかの理由でやってきた金田一少年につぶされることになる。
犯人がドクロベー一味だといえば、こちらはヤッターマンだといえばわかりやすいだろう。
あえていうなら著作権にはむかった人間を一人残らず血祭りに上げる世界で一番有名なネズミみたいな存在。
美少女の幼馴染がいたり、普通に家でＡＶとか見まくってたせいで警察からの賞を免除されたり、橋の上から落ちても無傷だったり、犯人扱いされて逮捕されたり、馬鹿なのにIQが180以上あったり、どんなダメージを受けようが主人公特権で普通に帰還したりする悪運だけは一人前。
二三という従妹がいるが、加藤ひふみ元棋士はたぶん関係ない、絶対関係ない。
美雪と仲がよさそうで、他にサブヒロイン３人に好意を持たれていたが、３７歳で独身であることが判明する。

有森裕二「SAUKE出れるわ」

・オペラ座館殺人事件
劇場があるホテルを舞台に次々に人が殺されていく。

そんなオペラ座館殺人事件の犯人が有森裕二である。
オペラ座館殺人事件とあるが、台風が起きたうえに船もどこかに行ってしまった密室になった離島のホテルが舞台。
この作品だけではわかりにくいが才能に嫉妬したとある女子３人がふざけ半分でスカートに硫酸をかけてたら、顔面に硫酸を顔に浴び舞台ができなくなり、それが原因で自殺した恋人の復讐。
なお、アベマテレビとかで最近見た人には驚きだが犯人の容姿と名前が違うけど、立ち位置とトリックと物語は同じなので安心を、本当に何で変えたんだろう。

まずあらかじめ、包帯を体中に付けミイラのような恰好をしてホテルにチェックインする。
「いや…イカンな…私としたことが見た目で判断するなんて」と常識を持ち出した非常識なオーナーに宿泊してもらう。
「部屋で変なことをしてないかな……」と心配される中、案の定部屋を滅茶苦茶にして「地獄の業火に焼かれよ」。
あらかじめ購入して１０万もするモーター付きゴムボートを使い島から脱出、事件を起こすことを決意するなか深雪と一緒についてきた金田一一に遭遇し「孫ならいけるか」と。

小道具担当であるがゆえに、犯人は自分が疑われることを決意して犯行を実行。
第一の殺人に日高織絵のあらかじめ、録音していた悲鳴のテープを再生、そしてロープを切り落とし殺害、これによりアリバイが出来る。
警察がいたものの警察が「事故だな」と警察がポンコツであることに安心するが、金田一一に「ロープがバッサリ切られてる、これは殺人だと」見抜かれる。何という隔世遺伝子。

第二の殺人桐生春海、ワイヤーのトリックを使うが、外は大雨で二階から一回までにワイヤーを巡らせるが
「え…　コレどうやってめぐらせるの…？」と悩む、ほぼ不可能であることがわかる。
犯人は大雨ふるなか強引に窓に張り付けるといいう力技。
「『ＳＡＳＵＫＥ』出れるわ…ッ！
Mr.SASUKEご存知山田勝己もかくやという動き見せたわ！『水曜日のダウンタウン』で検証してほしいわ！」そして桐生を殺害、最後に早乙女涼子を殺害を計画、第一の殺人のためのトリックを回収しようとする前に緒方先生に発見され、そのまま殺害。「オー・マイファントム」と絶望する。
水死に見せかけようとするも「こりゃだめだ」、緒方の死体をみて「これは水死じゃない」とあっさりばれる。

焦った犯人は時計を使った時限式ボウガンで早乙女を殺害しようとするも、金田一にはめられ自分が早乙女の席に座ることになり、自分が撃たれると思ってそのままボウガンで演技、その後に死亡。
最後に「アクシデントに対応できるアドリブ力が…それを持った犯人なら…金田一にかつこともできるんじゃないかな…
そんなやつ、どこにいるのかって？意外と近くにいるかもしれませんよ？学園の中とかね…」
（なお殺し損ねた自殺事件の元凶になり生き残った早乙女はものすごく反省しています）

的場勇一郎「真壁…お前　どんだけ嫌われてんだ」

・学園七不思議殺人事件
旧校舎を舞台に放課後の魔術師が次々に生徒が殺されていく。

そんな犯人が的場勇一郎である。
外伝だと二つ目の事件の話だが、時系列的には一話ですべての始まりであり、金田一はＡＶ女優そっくりの桜木るい子の「あなたには名探偵の素質がある」という言葉から金田一が名探偵をやり始めるきっかけになっている。
（なお事件が何となく「ファミコン探偵倶楽部　うしろに立つ少女」ににてるのは気のせいだろうか。）

とある薬品会社「高畑製薬」が人体実験を行い、６人全員が死亡。
これをもみ消すために、旧校舎に死体を隠し、その見張り番をさせていたのが的場勇一郎が彼である、すでに高畑製薬は倒産、関係者もみんな死亡している。
そんな実態に気付いた一人の女子生徒の青山ちひろが的場に「こんなこと許されませんよ」と言い放ち、世間に暴露しようとする、止めようとする的場が階段で誤って死なせてしまい、死体をポスターに隠していた。
死体事件が起きた後に、学園の六不思議に一つ増やして七不思議になった。

案の定、まず桜樹ルイに死体を見られ、そのまま殺害してしまう、すぐに金田一とかいう人物が来る。
的場は顔を洗いながら鏡を見て悩む、すぐにどうにかしないと。
しかし未来から謎の電波を受けたのか、一瞬でトリックが思いつき「私も策士だな」と。
死体を観葉植物、お面、孫が書いてくれた似顔絵で隠そうと考えるも全て不自然なことに気付く。
的場はとあるポスター、学園の首席で桜木ルイから偽物扱いされブレスレット殺人事件（実は自分に好意のもったゴーストライターに書かせてる）推理大賞受賞のポスターである。
真壁の次に旧校舎にポスターを張って隠す、しかしこれがすべての元凶だった……

的場は桜樹ルイ子の死体をつるす、「密室と共に消えた」という金田一のセリフに的場は「放課後の魔術師が姿を現したんだ」、（決まった…！！）。
金田一はもちろん放課後の魔術師の話を聞いてくるが、戦後に現れて子供たちをつぎつぎに殺しまくる謎の存在とたらめを言いまくる。
もちろん信じる金田一に「私に……こんな才能があったとは…！！正直自分が怖い」
真壁がどんだけ調子に乗ってるか吊り上げると考え、案の定ワイヤーを使ったと謎の答案を出す。

尾ノ上が「センス悪いポスターですねぇ、明日　僕がもっといいポスターを持ってきますよ。」と、豚が！！
「これ以上被害者を増やしたくないんで僕にできることをしないとな」と感動する中、ポスターを別に変えようとする尾ノ上を殺害。
（どうでもいい理由で殺されたが、パソコンに高畑製薬の事件などが残っているこれが事件の全ての鍵を握ることになる）
次に「こんなポスター目の毒だわ」といった七瀬深雪を殺害未遂、七不思議通りに井戸に放り込もうとするところを金田一に発見される、記憶喪失になった状態で発見される。

次に金田一の死体が発見されるが的場は一切記憶にない、彼を殺したと。
急いで駆け付けるも放課後の魔術師が現れるが実は金田一の罠。
的場は自分を真犯人だと暴くために利用されたのだ。
最後に的場と呼び捨てにされながら過去を暴かれたっぷりと叱られ「この白骨の前でもう一度行ってみろ！」と。
外伝ではカットされているが、高畑製薬、青山ちひろの事件、「殺す気はなかったんだ」と叫んだあげくあげくに青山ちひろの父親に刺されて死亡。

あの世で敗因は真壁にあった、アイツがもっと好かれていればというセリフ。
「金田一を侮らず奴の推理を予測し周到な準備をする　そんな　そんな犯人が現れないもんかね。」というセリフでおわる。

多岐川かほる

蝋人形殺人事件。
長野県のバルト城を舞台にレッドラムが次々に人を殺していく。

３億円の銀行強盗を実行した犯人が四人いる、その一人が多岐川かほるで、そのひとりが多岐川かほるで狭山。
金の配分でもめ、かほると狭山は殺害され地面に埋められる、だがかほるは息を吹き返し、そのまま地面から這い出てくる。
その後に、顔を整形し、凄腕の小説家となり殺人計画を考えるのだった。

まだ途中。

外伝を読んでわかること

この外伝の一番の売りは言うまでもなく、本編で天樹先生が知恵を縛って作り上げたトリック。
そのトリックにあまりにも無理がある部分があることが外伝で分かってくる。
その無理を船津先生が強引に仕立てあげていることがわかる。
そんな犯人たちの苦労を知ることができる。

犯罪には身体能力ど度胸とＳＡＳＵＫＥに出れるくらいの体力が必要

オペラ座館で異常にまでやることが多い、また高校生で１０万はさすがに痛い。
ポテトチップスに入れた液晶を廃棄する以上に痛いだろう。

また、このトリックで一番有名なトリックが窓の外にワイヤーをリング状にはる。
普通に作品を見ていた人はああそうかって話になるが、考えてほしい。
これをどうやって、窓の外に貼るか。

そう、方法は一つ、窓の外に二階から一階に大雨が降る中強引に張るしかない。
そう……あまりにもすさまじい体力と度胸がいる。

何で今まで発覚しなかったんだろうか。

学園七不思議事件、いうまでもなくポスターの裏にあるものを探す。
それを完璧な演技力とその場しのぎで作った、謎のシリアルキラーにより成り立つ。

だが、それらがキモイポスター一枚によって一人を処刑、一人を記憶喪失に追い込む。
それにより、呼び捨てにされたある一人は自らの人生を終えることになる。

これ、何で今まで発覚しなかったんだろう、いや理由は一つしかないか。

氷の橋を作るのは大変

雪夜叉伝説殺人事件の全ての犯行を可能にしたとあるものである。
この話では真犯人が明智警視に冤罪をでっち上げる、それも簡単にできた。
何故ならワープか、テレポートか、カールルイス並のジャンプ力を使わない限りショートカットができない。
これが、真犯人のアリバイを作り上げたことになっている。
その方法は氷の橋をつくりあげたことである。
氷の橋を使い、ワゴンの車を使い、使用後に氷の橋を破壊した。

だがよく考えてほしい、枝木やわらなどで作った氷の橋が簡単に作れるのだろうか。
ましてや、ワゴンの車も通ることができる氷の橋が。
氷の橋を作るのはあまりにも大変である。
外伝の雪夜叉伝説は前編を通して、氷の橋との制作意欲に注ぎ込まれている。


そして金田一はそれらをたった一晩で作り上げた。
学園七不思議で鍵の穴にガムを入れて偽造するくらいの男だ、実際は適当に作った物だろう。
車がとおるほどはないかもしれない、しかしめちゃくちゃ。

風車に死体、そして漫画界屈指の主人公修正（悪運型）

タロット殺人事件、それで印象的になったシーン、風車に十字架上に磔にされた死体。
風車に死体を巻きつける、そう考えてほしい。
うん、どうやって、それも単独犯が。
足場もかなり不安定、というかほとんどない状態。
現実的に無理がある、装置もなく足場が悪い状態で背負っていく、かなり無理がある。
犯人はこれを根性と腕力でやりのけた。

次に犯人は東大にでていない金田一にばれそうになる。
案の定金田一を雪山で殴打して気絶する、そうこれで終わったと。

しかし、金田一は眼をさまし帰還した。
それも、謎の知識でセータを燃やしてあっさりと帰還した。
トドメをさしておくとかセーターを奪っておくなどするとか突っ込む人がいるがそれはあくまで金田一が帰還したのが理由。
人類の99%は吹雪の中で気絶させとけばまず死ぬ、東大卒業じゃなくてもわかる。
犯人は決して油断していたわけではない。
金田一は主人公修正によりあっさり帰還したのだった。

……続きは言うまでもない。

リモコンを使ったんだ←どうやって？

悲恋湖殺人事件よりもＳＫ殺人事件の方が印象が強い事件。

そう、犯人のトリックに必要な物は「凄腕マスコミに必要なぐらいの解説力」と「リモコンの起爆スイッチ」の二つ。
そう、常識的に考えてわかることだ。
二つとも不可能に近い。

そのため犯人は、わざわざ日本アナウンス学園に通い語学力を手に入れた。
次に、ＳＫ全員をわざわざ橋が一つしかつながってない湖の離島に呼ぶ。
アリバイを作り上げるためにリモコンで橋をバーニングするのだ。

そこで分かる、リモコンの起爆装置を作るのは言うようで難しい。
そもそも橋をどうすれば燃えるかもわからない。
かれは学園に通う中、「トリックに…近道無し…」と高校生を超えた技術力を身に着け起爆装置を作り上げた。
金田一だけではなく、おそらくほとんどの刑事ドラマにもリモコンがでるが、多分かなり難しいと思われる。

まぁ、彼の計画が一人の人間によって失敗したことは言うまでもない。

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著作権動画は「ＳＫ（すべて消す）」
どうでもいいことだけど、アベマで結構頻繁にやってる。
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関連項目

• 金田一少年の事件簿