阿修羅モブ子とは (アシュラモブコとは) [単語記事]

阿修羅モブ子とは、MMDユーザーモデル。完全オリジナルモデルではなく、既存モデルの改造モデルである。

概要

原型は、「mato」氏が作成したオリジナルMMDモデル「セーラー服さん」である。これは所謂「モブ子さん」と総称される一連のMMDモデル群のうち、セーラー服を着たタイプ。

「化身バレッタ」氏が「セーラー服さん」を改変して作成したのが、この「阿修羅モブ子」である。

このモデルの最大の特徴は、名詮自性かつ一目瞭然だが、仏法の守護者たる「阿修羅」のように6本の腕を有することである。ただし阿修羅が三面六臂であるのに対し、このモデルは顔は一つとなっている。

これらの六本の腕が連動する仕組みとなっているため、既存の2本腕モデル用のモーションを流し込むだけでも六本腕全てが動いてくれる仕様となっている。

その六本の腕が揺らめいて舞い踊る様は一種奇ッ怪ではあり人によっては受け入れられないようだが、幻想的な異界の美といった様相でもあり不思議な魅力を感じさせる。古来から阿修羅像は人々を魅了してきたが、その理由となるエッセンス的な何かが模倣を通して本モデルにもいくらか継承されたのかもしれない。

2013年5月現在の最新バージョンはVer3となっている。

Ver2への更新の際には「ショゴス」氏により私家版で提唱された改良点（主に肩付近に発生する隙間を目立たなくするもの）が正式に取り入れられた。

Ver3への更新では腕のめり込み、指の屈曲、眼のテクスチャ、頭部の形状、各々別の武器を持てる手首ボーン、等々の多々の改良がなされた。武器を豊富に持てる少女というのも物騒だが、闘争の神でもある阿修羅を彷彿とさせて趣深くもある。