青い体験 単語


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イタリアノエッチナエイガ

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新しいママになる女性(ひと)に 少年の心は騒いだ…… 
愛してはいけない人への愛に 少年はいま青春の門を通る……

青い体験とは、1973年公開のイタリア映画である。

概要を教えてやるわ!

監督はサルヴァトーレ・サンペリ。同監督はこのシリーズを後に2本手がけるが、寡作であまりヒットには恵まれず、晩年はテレビ映画などを中心に活躍していた。

監督以上に本作で有名になったのが主演女優のラウラ・アントネッリで、本作での体当たりな演技が評価され、一躍セクシー女優の仲間入りを果たす。
相手役のアレッサンドロ・モモもこのシリーズが当たり役となり、パラレルな姉妹編にあたる「続・青い体験」ではラウラと共に続投した。青春スターとしてのこれからの活躍が期待される中、バイク事故で他界。
初主演作にして代表作でさらに遺作がちれーなお姉さんとのニャンニャン役というとっても役得なまま天国へ旅立ってしまった。

肝心の本作のストーリーは呉服屋の家族の母親が急逝し、そこにやってきた家政婦のアンジェラにスケベな男家族どもが性的な感情を抱くようになり、セクハラ三昧。やがてそのうちの次男ニーノは一線を越えた関係になっていく、という筆下ろしストーリー。日本語版では吹き替えの役者も豪華で、特にアンジェラ役は銀河鉄道999のメーテルで有名な池田昌子がアテており、多くの青少年を悩殺した。

イタリア映画独特のねちっこさはあるものの、終始作劇は軽快なテーマ曲も相まって明るい雰囲気で、ところどころに男性大喜びなサービスカットが満載なので、「男一人で」観る分にはとても満足いただけるだろう。ラウラ嬢もあんなシーンやこんなシーン、よくOKしてくれたものである。反面、この映画を彼女や嫁さんと観ようなどと思うなら、ビンタ喰らう覚悟でいよう。

80年代から90年代にかけてはスキモノの映画マニアや悶々とした思春期真っ只中の男子中高生を中心に絶大な人気を誇ったためか、木曜洋画劇場、ゴールデン洋画劇場などで頻繁に再放送がなされた。この映画をコッソリテレビをつけて鑑賞していた、内緒で録画してお世話になっていた、というオッサンは数多い。が、えっちなのはいけないと思いますというお母ちゃん方やPTAのマダムの皆様の苦情があったのか、2000年代に入ると深夜放送ですら殆ど再放送しなくなってしまった。筆者が知る限り、地上波での日本語吹き替え版最終放送は関西テレビにおける2006年の深夜である(しかも何をトチ狂ったのか、よりによって正月三が日・・・)

2001年に一度日本でDVD化の予定があったが、どういうわけか発売直前になって急遽中止されてしまった。これに枕を涙で濡らしたかつてのスケベな純情少年は数多かった。

が、ついに2014年10月に『日本語吹き替え版収録』かつ『デジタルリマスター最高画質のBlu-ray Disc』、さらに男ども待望の『無修正版』として発売された。続編もパックになって1万円を切るこの安さ! 好事家どもは買うがいいだろう!!

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