高齢化社会とは、人口構成において高齢者の占める人口割合が増加した社会のこと。狭義の用法では、高齢化率が7%から14%の社会のことをいう。
人口構成において老年人口(65歳以上の人口)が増加した社会を意味する。
原因は複合的だが、科学、医療の発達、生活水準の上昇による平均寿命の増加、出生率の減少がある。
日本ではよく「高齢化社会」というが、実際には「高齢化社会」とは老年人口が7%以上の社会の事をいい、老年人口が14%以上になると「高齢社会」、21%以上となると「超高齢社会」という。
日本では1970年に高齢化率が7%を超え「高齢化社会」となった。その後1994年に14%を突破し、2007年には21%を突破したので正確には日本は現在「超高齢社会」である。
ちなみに2014年の日本の高齢化率は25.9%で、もちろん世界一。もはや超超高齢社会とも言える急激な高齢化に直面している。人口問題研究所の予測では2020年に高齢化率は29.1%、2040年には36.1%に達する見込みである。
老年人口の増加と同時に年少人口(0~14歳)の減少も進んでいる為、少子化と合わせ「少子高齢化」と呼ぶ事も多い。
参考:年齢三区分別の人口と構成割合の推移
| 西暦 | 総人口 (単位:万人) |
年少人口 (0~14歳) |
生産年齢人口 (15~64歳) |
老年人口 (65歳以上) |
| 1930年 | 6445 | 2358 (36.6%) |
3781 (58.7%) |
306 (4.8%) |
| 1950年 | 8412 | 2979 (35.4%) |
5017 (59.6%) |
416 (4.9%) |
| 1970年 | 10467 | 2515 (24%) |
7212 (68.9%) |
739 (7.1%) |
| 1980年 | 11706 | 2751 (23.5%) |
7884 (67.3%) |
1065 (9.1%) |
| 1990年 | 12361 | 2249 (18.2%) |
8590 (69.5%) |
1490 (12.1%) |
| 2000年 | 12693 | 1847 (14.5%) |
8622 (68.1%) |
2201 (17.4%) |
| 2010年 | 12806 | 1680 (13.2%) |
8103 (63.8%) |
2924 (23.0%) |
| 2020年(推定) | 12410 | 1457 (11.7%) |
7341 (59.2%) |
3612 (29.1%) |
| 2040年(推定) | 10728 | 1073 (10.0%) |
5787 (53.9%) |
3868 (36.1%) |
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最終更新:2025/12/24(水) 01:00
最終更新:2025/12/24(水) 00:00
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