黒本 単語


ニコニコ動画で黒本(FFT)の動画を見に行く

クロホン

3.4千文字の記事
これはリビジョン 352264 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

黒本とは、かつて希望に満ちた少年少女たちの
貴重な時間を無為に奪い去った焚書も已む無しな悪魔の書物である。
当然現在は殆ど禁書になっている。

 ナイトメアストーリー

少年少女は黒本を手に取り 胸に一つの希望を抱く
薄れ行く意識をその黒本に刻み
培った盗みの技術をその源氏シリーズにぶつける
疑惑は黒本より語られ後世に継がれる
今、その涙の物語を語ろう・・・

前書き

私はエンターブレインの攻略本を研究しているアラズラムと申す者・・・。

貴君は“黒本"をご存じかな?
かつてランベリー城に大挙して押し寄せ争われた源氏シリーズ争奪戦争は、
一冊の黒本、コレクター魂をくすぐる甘い誘惑によって幕が開いたとされている・・・。

この書物に翻弄された者ならば誰でも知っている青春の一ページだ。

今、我々は知っている。
目に見えるものだけが“真実"ではないことを。

ここに一冊の本がある。
当時、ゲーマーたちの棟梁として名高い名門ファミ通の攻略本だ。

かの攻略本は数々のゲーマーを助けてきたと記録にある・・・。

しかし、かつて公開された(長年、ゲーマー達が挑戦、検証してきた)“黒本"は、
源氏シリーズは「絶対に盗めない」という・・・。

いやいや、“黒本"の別の頁によれば「小数点以下の確率で盗める」と言い、
ゲーマー達の秩序を乱した元凶そのものだとか・・・。

どちらが“真実"なのか?

さあ、私と共に“真実"を探求する旅へと出かけよう。

おっと、その前に、貴君の“屈辱"と“後悔"を教えてくれないかな・・・?

疑惑の記録

以下に挙げる文は同一の古文書(黒本)から解読された言葉であるが、
内容に数々の矛盾、不備、誤植が散見されている。
その内容は確かに役立つ情報もあるが、単なる誤植から資料として致命的な編集不備もある。
これは単なる「コンフュ」程度の混乱とは思え無い程悪質な記述もある為
著者がルカヴィの放つ「喪失」に掛かった可能性が高いと思われる。
以下にその不備を指摘し、今後の研究の糧としたい。

メスドラーマ・エルムドアに関する記述

疑惑の多い“黒本"であるが群を抜いて疑惑の記述が多いのがエルムドア侯爵である。
“銀髪鬼"の異名を持ち異端審問官の資格を持つ彼が、
何ゆえにこの様な疑惑に晒されなければならぬのか?
資料は公正でなければならぬ事を痛感させられる一例である。
  • 村正はChapter4でエルムドアが装備している。ただし、盗むのは至難の業。(P125)
  • (確率は0パーセントと表示されるが)このゲームでは小数点以下を切り捨てているため、
    実際は小数点以下の確率で盗める。
    気が遠くなるほど低い確率だがゼロではない。

    (レベル、ステータス異常を完璧防ぎ)、何度も挑戦すれば盗むことが可能。

    ただし成功率は果てしなく低い。(P200)
  • 正宗と源氏シリーズを装備するがいずれもエルムドア専用装備であるため、絶対に盗めないP214)
  • (敵忍者が)正宗を投げる確率はかなり低いが、エルムドアから盗むよりははるかに確率が高い。 (P237)

後世の研究により、公爵は自身の所持品に、入念な整備、メンテナンスを施していた事が確認されている。
容易く破壊、盗難に遭わない様、常日頃から管理を怠っていなかったのだ。
正に乱世に活躍した武人の鑑であろう事は想像に難くない。
なのにも関わらず、ずさんな資料により公爵の評価は不当に貶められているのが現状である。

ザルバッグ・ベオルブに関する記述

  • 一般的に彼の名前はザルバッと伝えられている。しかし“黒本"によればザルバッとも記述されている。
    聖騎士の称号を持ち、五十年戦争にて数多の勝利をもたらした常勝無敗の将軍の名前を、
    間違えて、(一部では同一頁にて「ク」「グ」がある)記述すると言う失態がありえるのだろうか?(黒本全域)
  • そして将軍は「アークナイト」である。しかし「アークナイト」の項目には将軍の名前は無い。(P51)
  • さらに、名誉毀損的な誤植なのだがザルバッ将軍は「聖士」である。断じて「聖士」ではない。
    人物相関図にある誤植なのだが剣士が騎士団を率いる事など無い。
    執拗に名前、称号を間違えられるザルバッ将軍の心中は察するに余りある。(P144、160、178、196)
  • 「また、ザルバッの破壊魔剣は大ダメージと共にSpeedを3低下させる剣技だ」
    ザルバッ将軍を常勝無敗の将軍と言わしめる理由は奥義である破壊魔剣による所が大きい。
    しかしザルバッ将軍の破壊魔剣は肉体能力は破壊しても身体にダメージを与える技ではない。(P219)
  • また何故か奥義の一つであるスピードルーインにしか触れられていない。
    誤解と共に他の奥義パワールーイン、マジックルーイン、マインドルーインは一切触れられていない。(P279)
    奥義は奥義ゆえに滅多に見られるものではないが、これはあんまりではないかね?

イズルード・ティンジェルに関する記述

  • イズルード公との戦いに関する事柄にはジャンプを警戒する記述がある。(P186)
    しかし、彼の項目に関する記述には「戦技」はあれど「ジャンプ」は無い。(P276)
    これは複数の編集者が居る故に起こった悲劇であろうか。
    地下の図書室でジャンプなどできるはずが無い、と無知なる常識で判断し誤解をした結果と思われる。

オヴェリア・アトカーシャに関する記述

  • 偉大なる英雄王ディリータの妃であるオヴェリア王妃もその犠牲になっている。
    当たり前の話であるが、王妃は「プリンセス」である。「クレリック」ではない。(P51)
    確かに修道院での生活は長かったであろうが、預けられただけである。
    その様な誤記があるから「王家に連なる者ではない」という憶測を生むのである。
    風評被害も甚だしい。
  • ザルバッ将軍に関する記述でも触れた人物相関図であるが、王妃の名前は「オヴェリア」である。
    断じて「オヴェリア」等という訳の判らない名前ではない。(P196)
    一国の王妃の名前を間違えるなど死罪となっても文句は言えぬ大罪であろう。

ヴォルマルフ・ティンジェルに関する記述

  •  神殿騎士団団長であるヴォルマルフ公の残された言葉があるのだが・・・、
    「なぜ、ヴァルゴが反応するのだ?これはいい!あと百年は必用だと思ったぞ!!
    まさか、貴様がそうだったとはな・・・!命を奪ったりはせん。さぁ、来るだ!!」 
    (P193)
    別の資料(ゲーム)では「来るんだ!!」とある。
    何をするだァーッ!!と言わざるを得ない。
    勇猛果敢な神殿騎士の名誉を貶めるこの記録間違いを許すわけにはいかない。

ディリータ・ハイラルに関する記述

  • 黒本の魔手は英雄王にも容赦はしない。
    ディリータ王が即位する前は「ホーリーナイト」としてその武勇を奮っていた。
    決して「アークナイト」ではない。(P51)
    他と比べそれ程悪辣な間違いではない為、見逃しがちであるが、平民から王にまで上り詰めた古事に習い、
    人間皆(誤植も)平等と言う事を黒本の編集者は言いたいのでろう。 

ラムザ・ベオルブに関する記述

  • ラムザ公の誕生日については諸説あるはずなのだが“黒本"によれば【磨羯10日】と断定している。(P138)
    過去~現代に至る資料にてラムザ公の誕生日を断定した資料は無い為事実であれば大変な発見である。

後書き

ーーー その後“黒本"を見た者はいない・・・。
後にゲーマー達は、こう述懐している・・・。
人間は何に幸福を見出すのだろうか?
何のために今をいきるのだろうか?
そして何を残せるのだろうか?

ただ、わかることはーーー
“黒本"こそが真の悪魔であった・・・。

後日、ゲーマー達は自分が見聞きした出来事を悠久の歳月をかけてまとめあげた・・・。
中でも研究サイト“ICE DROP"は真実を導き出す事に成功し、
クレメンス公会議の場で公開されるが真相の暴露を恐れたエンターブレインは、
ゲーマー達の怨嗟の声を黙殺した。
その後、忘れさられた“黒本"はーーー
十数年を経てニコニコ動画にて脚光を浴びることになる・・・。

我々は真実を知ることができた・・・。
今こそ若かりし頃の我々の辛酸苦痛を回復しよう・・・。
かつての我々の生きざまを若い世代に伝えるためにも・・・。

ナイトメアストーリー著者
アラズラム・デュライ

黒本

 ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

その他の関連商品

 ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

関連項目

  • FFT
  • ICE DROP(攻略サイト:エルムドアに対する盗みの詳しい考察他、色々あります。)

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
宝鐘マリン[単語]

提供: ミートスパ

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/08(月) 09:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/08(月) 09:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP