61式戦車

61式戦車（61式特車）とは陸上自衛隊の主力戦車である。

前口上

「これが昔の戦車さんですかぁー」

「引退して、今は動かしてないんだ・・・」

「お顔がべろちょろそっくりですぅー」

「べ・・・べろちょろ？」

「ハイ！この子がべろちょろでーす！」

「ほう・・・この蛙のポシェットですか・・・」

「確かに潰れた蛙みたいな平べったい前方部は愛嬌があってそう見えるね・・・」

「君はこの鉄の塊がこの蛙のポシェットみたいに可愛いく見えるのかい？」

「はーい！とっても可愛いと思いまーす！」

「うん・・・元気で宜しい＾＾；」

「ところで・・・この鉄砲の先に付いてる筒は何なんですか？」

「ああ…これはマズルブレーキっと言って、61式戦車の特徴、大砲の先に付く部品だよ。それから、大きい鉄砲は大砲って言うんだよ・・・」

「たいほうですね・・・きょじんたいほうたまごやき・・・分かりましたー！マズ・・・マズ・・・」

「その大鵬はちょっと違うけど・・・いいかい？マズルブレーキ」

「マ」「ズ」「ル」

「ま！」「ず！」「る！」

「ブレーキ」

「ぶれーき！」

「「マズル・ブレーキ！」」

「はい、良く出来ました」

「ありがとうございましたー！」

勢い良く頭を前に振って少女は深々とお辞儀をした。

「でも、まずるぶれーきって何のために付いてるのですか？」

「はて？何のためだろうね？」

概要

主砲に装着されたマズルブレーキが特徴の戦後の国産戦車第一号、61式特車、後に、61式戦車と制式名がなる。 ミニチュアで「ゴジラ」、原寸大レプリカが「戦国自衛隊」等の映像作品に出演し、親しまれた主力戦車(MBT)である。

特徴

狭軌と言う小さな日本の鉄道に搭載して輸送する為に、車体長6.03m、全幅2.95m、重量35tと言う小型軽量の車体となった。

旧帝国陸軍時代からの伝統の燃え難い軽油を使う難燃性の高いV12空冷ディーゼルエンジンを後部に搭載した。

後部搭載エンジンの駆動力をドライブシャフトで前部の変速機に伝え、前輪の起動輪を動かす、一般的車のFF,FR,MRとも違う、RF（リアエンジン・前輪駆動）とも言える駆動レイアウトである。

主砲は52口径ライフル砲。

マズルブレーキ

マズルブレーキの役割は砲弾を発車する際のガスを砲口から排出を促す事で主砲の反動（反作用）を押さえ、砲弾を目標に中て易くする事である。

拳銃等の小火器ではコンペンセイターと呼ばれる部品に相当する。

現代では、駐退機の性能向上と、APDS,APFSDSの「装弾筒」の邪魔になるので廃れる事になった。

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関連項目

• 軍事 / 自衛隊 / 陸上自衛隊
• AFV / 戦車 / APC
• TK-X / 90式戦車 / 74式戦車