ALTER EGO(スマホゲーム)とは (オルタエゴとは) [単語記事]

衝動のあるところに、自我をあらしめよ

―ジークムント・フロイト

ALTER EGOとは、カラメルカラムがiOS/Android向けに配信している自分探しタップゲームである。

概要

ALTER EGO
ジャンル	自分探しタップゲーム
開発・販売元	カラメルカラム
機種	iOS Android
配信日	Android:2018年12月28日 iOS:2019年1月3日
価格	無料ゲーム内課金あり
ゲームソフトテンプレート

謎の少女「エス」と対話しながら自分を見つめ直す性格診断クリッカーゲーム。

その独特の世界観とストーリーが評価され、広告費用がほとんど充てられていないインディーズ作品であるにも係わらずリリースから2か月足らずで30万ダウンロードを突破するヒット作となった。

システム

ゲーム中の通路に現れる吹き出しをタップしたり本を読んだりして「EGO」を集める

↓

「EGO」を消費して「エス」と対話する

↓

診断によって自分を見つめ直す

これを繰り返してストーリーを進める。エスとの対話中に選んだ選択肢によって物語が変化していく。

性格診断

選択式の質問に答えていくタイプの一般的な診断法をはじめ、自由記述式の診断、画面上に表示される複数の単語を選ぶ診断、一枚の絵から物語を想像する診断など、エスとの対話の中でさまざまな角度から性格診断を行う。結果はTwitterやLINEなどのSNSで共有が可能。

本

EGOを消費して読み進め(実際にゲーム中で読めるわけではないが、ある程度読み進めるごとにそれぞれの作品を代表する節を参照することができる)、本ごとに読んだページ数に応じて時間経過でEGOが手に入る。
太宰治の「人間失格」やヘルマン・ヘッセの「デミアン」など自己探求をテーマにした様々な文学作品が用意されている。

また、2019年4月のアップデートで「思索的な読書習慣」という、ハヤカワ文庫のSF作品を紹介するシナリオが追加された。

登場人物

旅人: このゲームのプレイヤー自身である主人公。謎の通路に迷い込み、自分探しの旅を始めることとなる。
エス: いつも図書室のような場所で本を読んでいる謎の少女で、旅人の自分探しに協力する。壁男と対立している。
壁男: たびたび通路を塞ぐ形で突然現れる石製の扉の様な壁で、旅人を自分探しの旅に導く。中央に左半分が男性、右半分に女性を模したギリシャ彫刻のような大きな顔が彫られている。自らをエゴ王と呼び、規範を重んじている。エスと対立している。