アノニマスコード

アノニマスコードとは、チヨマルスタジオが制作しているアドベンチャーゲームである。

概要

『シュタインズ・ゲート』や『カオス・チャイルド』などのヒット作を生み出したマルチクリエイターの志倉千代丸が企画・原作を務める、プレイステーション Vita＆プレイステーション4用ソフト。

「サッドモーニング」と呼ばれる大規模災害で世界中の主要都市が壊滅した後の、2037年の東京中野を舞台にハッカーたちの物語が展開する。
1974年に宇宙に発信された「アレシボメッセージ」や、「キャリアノード」と呼ばれるデジタル情報と脳をつなぐテクノロジー、半重力装置による浮遊走行が可能なバイク「GRAPER（グレイパー）」、地球の未来を予測するシミュレーター「GAIA」などが登場する。

タイムパラドックスが生じない”宇宙規模の巻き戻し機能”であるセーブ＆ロードシステムが特徴で、登場人物にとってのリアルな世界でセーブした時点からやり直すことができる。
ハッカーである主人公のポロン（高岡歩論）が、重要なハッキングに失敗して誰かが命を落とすような場面になっても、事前にセーブデータを残しておけばやり直しが可能となる。
ポロンたちの世界にはプレイヤーではない“誰か”が何らかの意志でセーブしている“オートセーブ”という機能も存在する。

チヨマルスタジオを率いる志倉氏がサイバーセキュリティーに興味を持ったことからアノニマス・コードの企画が立ち上がり、2036年と2038年にコンピューターが誤作動を起こす可能性があると指摘されている問題から時代設定を2037年とした。
タイトルの”アノニマス”はデジタルの先にいる名無しの存在を指し、”コード”はプログラミングそのものを指す。
本作は人間の予測を遙かに上回るデジタルの進化による、サイバーセキュリティーの問題に警鐘を鳴らす作品にもなっている。

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