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アローズ

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ARROWSとは、富士通および富士通モバイルコミュニケーションズ(以下:富士通モバイル)より展開されるスマートフォンおよびタブレット端末のブランド名である。本項では、同社販売のスマートフォンブランドであるREGZA Phone(アアアッレグザフォン)についても記述を取り扱う。

概要

イメージキャラクターにEXILEを起用。「日本のテクノロジーが生んだ、日本のハイスペックスマートフォン。」のキャッチコピーが示すように、総じてスペックの高さをセールスポイントとする端末が多い。

2011年9月8日に発表された「ARROWS Tab LTE F-01D」より展開されたブランド名で、それ以降発売するスマートフォンおよびタブレット端末にはARROWSの名を冠することとなった。ARROWSの発足以前にもスマートフォンの製造は行っており、その中で富士通東芝(現在の富士通モバイル)が販売していたREGZA Phoneは現在ARROWSのサブブランドとして位置づけられる。他、らくらくスマートフォンシリーズや2013年夏モデル以降のDisneyスマホも広義のARROWSシリーズに含まれる。この辺の定義はちょっと曖昧だが気にするな!

ブランドの販売はNTTドコモへの機種を富士通本体が、その他の携帯キャリアへの機種を富士通モバイルが担当。また富士通本体より発売される、Windows搭載機種を含めたWi-FiタブレットにもARROWSの名を冠した端末が販売されている。

機能

ヒューマンセントリックエンジン」と賞される富士通独自の端末設計により、利用の時間や状況に合わせた動作によりユーザーをサポート。その設計思想により誕生したARROWSシリーズ独自のインターフェース・機能について、その一部をこちらにて紹介。
当然ではあるが、以下に紹介する端末全てにこれらの機能が搭載されているわけではない点に注意されたし。

指紋認証

F505iより代々続く富士通のお家芸とも言える指紋センサーを搭載。あらかじめ登録したユーザーの指紋を、パターンロックなどと同等のAndroidのセキュリティロック機能として使用できる。他人には容易に破れない上に自分はさっと指を撫でるだけなので、手軽さの割に有効なセキュリティである。
スマートフォンは本体後部の中心やや上の部分に、タブレットは正面右端中央部に位置しており、どちらも持つときにちょうど指が触れる位置にある。
T-01Dにて初搭載。その後の機種にて物理ボタンとしても運用できるようになり、押下して、画面が点灯したらサッとロック解除できる。

そんな指紋センサー、NTTドコモの機種「F-04G」では非搭載となってしまった。新たにユーザーの眼をセンサーで読み取り、虹彩で認証を取る新センサー「Iris Passport」が搭載されることになり、今後はこちらの虹彩センサーへの移行が行われるものと思われる。

スライドインランチャー

よく使うアプリやブックマークをサッと呼び出すランチャー機能は大抵のスマホに当然搭載されているが、ARROWSシリーズには名前通り画面外からスライドして呼び出すスライドインランチャーがある。普段は画面内に何もない状態だが、画面隅のあらかじめ登録した位置から使いたい物を起動させることが可能。
もちろんどんな画面であっても起動できるので、いちいちホーム画面まで戻る手間も不要。2012年夏モデル以降の全ての端末に搭載。

スライドディスプレイ

2013夏モデルより採用された、筐体の大型化により困難になる、スマートフォンの片手操作をサポートする機能。片手親指では届きにくい画面上端の部分をぐいっと引き下げ、指が届く範囲内ですべての操作が可能になる。
スライドボタンは画面下のナビゲーションバーに表示され、ワンタッチで画面を動かせる手軽さが長所。両手操作で問題なかったりなど、要らない人はボタンを消すことも可能。

機種一覧

名称はARROWSブランド名を省略して記載。

NTTドコモ

  • NXシリーズ:2013夏モデル以降展開されるメインシリーズ。
    • F-06E:5.2インチの大画面液晶を搭載。従来ラインナップの集大成ともいえるスペック。
    • F-01F:大容量バッテリー+WhiteMagic液晶による省電力モデル。スペックは若干抑え目。
    • F-05F:Super ATOK ULTIAS搭載により日本語変換機能が大幅に強化されたモデル。
    • F-02G:WQHDディスプレイを搭載した久し振りのハイスペック端末。SH-10Dそっくり。
    • F-04G:Iris Passportによる新たな生体認証機能を展開。
  • X:2012冬春モデル以前のシリーズ最上位ラインナップ。
    • F-05D:Xiによる高速通信に対応したスマートフォン。正式名称は「ARROWS X LTE F-05D」。
    • F-10D:初のクアッドコアCPU+後のARROWSシリーズの基礎となる新機能を多数搭載。
    • F-02E:1630万画素のアウトカメラにフルHD液晶を搭載。
  • REGZA Phone:ミドルレンジ機種。Xシリーズとは明確な機能の棲み分けが図られる。
    • T-01D:F-10Dに先行して指紋センサーを搭載。初代富士通REGZA。
    • T-02D:有機ELディスプレイを搭載し、シリーズ初のモバキャス対応。
  • V F-04E:REGZA Phoneを後を継ぐエンタメスマホ。64GBもの大容量ROMを搭載。
  • Kissシリーズ:女性購買層をターゲットとしたモデル。専用タッチペンなどアクセサリーが充実。
    • F-03D:雑誌「Popteen」とのコラボ端末「F-03D Girls'」も同時発表。
    • F-03E:ファッションブランド「JILL STUART」とのコラボ端末も同時発売。
  • μ F-07D:旧型番のμを名称に冠した薄型軽量モデル。
  • Me F-11D:フィーチャーフォンからの移行ユーザーをターゲットとするエントリーモデル。
  • Tabシリーズ:タブレット端末ラインナップ。全て10インチ以上の大型端末である。
    • F-01D:ARROWS第一号にして初のXiタブレット。正式名称は「ARROWS Tab LTE F-01D」。
    • F-05E:立体的サウンドエンジン、ドルビーデジタルプラス対応。タブレット初の指紋センサー搭載。
    • F-02F:フルセグの視聴および録画機能を搭載。ストレージも増量。
    • F-03G:10.5インチの大型有機ELディスプレイ搭載。質量もとても軽くて持ちやすい。
  • F-05G:Android搭載フィーチャーフォン。

au

  • Zシリーズ:au向けフラグシップ端末。読みは「ズィー」。
    • ISW11F:+WiMAX搭載。au向けARROWS第一号。
    • ISW13F:指紋センサー+クアッドコアCPU搭載。F-10Dの兄弟機だが若干の相違あり。
    • FJL22:マルチコネクション対応。付属ACを使えば短時間での急速充電もOK。
  • ES IS12F:F-07Dの兄弟機種。同じく薄型筐体に有機ELディスプレイを搭載。
  • ef FJL21:持ちやすさと使いやすさを重視したエントリーモデル。au 4G LTE対応。
  • Tab FJT21:F-02Fの兄弟機。マルチコネクション対応で、安定した通信が可能。

ソフトバンク

  • A:読みは「エース」。
    • 101F:ソフトバンク向けARROWS第一号。F-10DではなくT-02Dのコンパチ兄弟機で、有機EL搭載。
    • 201F:SoftBank 4G対応。
    • 202F:大容量ストレージ+バッテリー搭載のハイスペックモデル。
    • 301F:急速充電機能を搭載した、Hybrid 4G LTE対応の高速通信モデル。見た目がGALAXY

イーモバイル(現:ワイモバイル)

  • S EM01F:201Fのイーモバイル向け端末的なポジション。

SIMカード対応機種その他

  • M01:MVNO事業者で取扱われる機種。らくスマ要素も入った簡単操作が売り。

法人向け機種

すべてSIMフリー端末。カスタムメイドプラスサービスに対応。

  • M305/KA4:スマートフォン。指紋センサー搭載。
  • M504/HA4:タブレット。
  • M555/KA4:タブレット。指紋センサー搭載。

富士通直販モデル

  • ARROWS Tab Wi-Fi FAR70A/FAR75A:F-01DのWi-Fi専用版。一部アプリを除けば仕様もほぼ同等。
  • ARROWS Tab Wi-F FAR70Bi:F-05Eの(ry。ドコモが関与しないのでモバキャス視聴も不可。
  • ARROWS Tab Wi-Fi QH-55/J・Q582/F・Q582/J:Windows 8搭載
  • ARROWS Tab QH55/M・Q584/H:Windows 8.1搭載
  • ARROWS Tab QH77/M・Q704/H:Windows 8.1搭載ウルトラブック

冠名はないが広義のARROWSになるもの

  • らくらくスマートフォン 詳細はリンク先を参照のこと。
  • Disney Mobile On Docomo:F-08Dを除くモデルは広義のARROWSシリーズに含まれる。
    • F-07E:F-04Eベースだが性能はフルセグが見られないF-06Eといった感じ。
    • F-03F:F-01Fベース。有機ELディスプレイが搭載されている。
  • F-09D ANTEPRIMA:同名ブランドとのコラボ端末。F-03Dをベースにストレージが増量。

ARROWSではない富士通製スマートフォン

  • F-12C:ドコモ製。富士通初のAndroidスマートフォン。GLOBE-TROTTERとのコラボモデルあり。
  • Disney Mobile On Docomo F-08D:これだけ非ARROWS。T-01Dのディズニー版。

ARROWSではないREGZA Phone

  • T-01C:富士通東芝時代のレグザ。日本初の防水スマホにして、ドコモでは最初で最後の東芝スマホ。
  • T004:名前はREGZA Phoneだが残念、これはフィーチャーフォンだ。
  • IS04:T-01Cの兄弟機。同じく日本初の防水スマホ。
  • IS11T:QWERTYキーボード搭載のREGZA Phone。東芝としての最後の携帯端末である。

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評価

ARROWSブランドの世間的な評価は、アホーズだとかアアアッローズとか、決して名誉とは言えないあだ名が多いことから感じていただけるとおり、お世辞にも高いとは言えないのが実情である。
ブランド初期に発売された機種が常用するには問題が多く、バッテリーの消費が激しく1日と電池が持たないとか、本体がカイロみたいに熱くなって機能制限がかかりまくるとかの問題点が不具合として多くのユーザーの不満を買っていた。

これらの問題はARROWSに限った話ではなく、他メーカーのスマホにおいても多かれ少なかれ同じような不満点は存在した。しかしARROWSにおいては、とりわけISW11FやF-10Dでは使われている部品などの都合からこれらの問題が顕著に現れ、それをデベロッパーが仕様と言って黙殺しちゃったものだから、結果多くのユーザーから不満を買うことに。
この辺の機種は総販が多く、キャリア側の宣伝量や、同時期ラインナップに品薄品が多かったこと、また国内メーカー製ゆえの安心感から多くのユーザーに選択されたが故の不幸であるとも言えるが、スマホにおいて想定しうる失敗を全部やっちゃって、ブランド力の地盤を固めるに重要な黎明期に大ゴケをかましたことは庇いようがない。

そんな負の歴史を経験しながらも、現在でもARROWSブランドは続いている。落ち込んだ信用を取り戻すべく開発側で様々な改善を図ったことで、多くの機種が他メーカー機種と並ぶ高い品質を得、数多の不具合は過去のものとなった。
2013年のオリコン顧客満足度1位に、iFデザインアワード2014受賞という実績を持つF-01Fの存在や、、重要な情報を取扱う法人向けに新機種が今なお出続けていることが確かな品質の証明ではなかろうか。
3大キャリアに端末を卸しているため現在も一定数の総販があり、また当時の問題機種を経験しながらも、何だかんだでARROWSを愛用するユーザーも決して少なくない。筆者もその中の一人で、件のF-10Dでスマホデビューをしたが、一生ARROWSしますってくらい愛着を持っていたりする。

とはいえ、そういう事例はあくまで一部であり、ARROWSブランドへの不信が根深く残っているのも事実。だがメーカー側もそれを真摯に受け止め、開発に生かしたからこそ現在のARROWSがあることもまた事実なのだ。にもかかわらず、現在でもARROWSを不具合の筆頭であるかのように煽る声は止まない。
触ったこともない人間が知った風な口を聞くのは論外だが、過去にARROWSにやらかされた人でも、それでブランドを非難こそすれどARROWSを叩く意義にはなり得ない。
無論まったく不具合が起こらないとは言い切れないが、それは他メーカーの機種にも言える事で、デベロッパー側もそれを可能な限り無くすべく、新機種の開発に心血を注いでいることを忘れてはならないだろう。信用を積み立てた果てに、ARROWSブランドが先入観なしにして正当な評価を受けられる日が来る事を願って止まない。

関連項目

  • 携帯電話
  • スマートフォン
  • 東芝(協業関係)
  • レグザフォン→アアアッ
  • タブレット端末
  • デジタルガジェットの一覧
  • LTE
  • WiMAX

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