BM-21とは、ソビエト連邦(現ロシア連邦)で開発された自走式ロケット砲システムである。愛称は『グラート(霰)』。
大祖国戦争(第2次世界大戦)で運用された『カチューシャ』自走ロケット砲の流れを酌む兵器でありトラックに車載された状態で運用される特徴も受け継いでいる。
他のソビエト製兵器に違わず旧東側国家を中心にライセンス・コピー生産品も多く、1960年代に開発されて以来、60年近く運用されている兵器システムである。
基本的に口径122㎜の筒型ロケット砲を40基束ねた架台を荷台に備えたボンネットタイプのトラックという外観をしている。
但しロケット砲トラック単体は『2B5』という制式コードがあり、弾薬補給トラックを含めて『BM-21』システムが構成されるのが基本である。
ロケット弾本体は榴弾、地雷散布弾、クラスター弾など直接攻撃から煙幕・照明といった攻撃支援と幅広く用意されている(流石に核弾頭は用意されていない模様)。
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最終更新:2025/12/30(火) 01:00
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