CSIとは、アメリカのCBSで放送されているテレビドラマシリーズである。
概要
次々起こる難事件を科学捜査班(CSI = Crime Scene Investigation、正しくは鑑識班)が最新科学を駆使して、現場証拠から犯人及び犯行過程を解明していく。1エピソードごとに複数の事件をチーム分けで担当することもあれば、チーム全員で1つの事件を捜査することもある。必ずしも事件が全て解決する訳ではなく、解決しても良い結果にならない場合がある。また、各話のエンディング部分で、後日談などのエピソードが描かれることなく、いきなり終わってしまうことが多いのも特徴である。
セットや小道具の全ては、実際の捜査で使用する本物を用意し、現実主義を徹底させているとされる。
またスピンオフとしてマイアミを舞台にした「CSI:マイアミ」、ニューヨークを舞台にした「CSI:ニューヨーク」の二つの作品がある。
どちらも無印「CSI」とはストーリー的つながりはほとんど無く、独立した一つのドラマシリーズとして観ることが出来る。
登場人物
レギュラー
- ギル・グリッソム
- 夜番主任。昆虫学者かつワーカホリック。人とちょっと違った変った行動をとることが多いことから変人扱いされることもあるが、天才ゆえに常人に理解されにくいという感じであり、カリフォルニア州史上最年少の22歳で検視官となっていたり、ラスベガスCSI異動後にはラスベガス市警の検挙率を全米二位に押し上げるのに貢献するなど、実力は確か。博識で、古今東西あらゆる文献からの引用を、よく会話に混ぜる。能力とは裏腹に野心はないようで、シーズン6では副保安官直々の昇進のお誘いを断っていたりする。シーズン9の途中でグリッソム役のウィリアム・ピーターセンが降板し、新しい主任にCSIザイオンからやってきたモーフィアスRaymond "Ray" Langstonが就任している。
- キャサリン・ウィロウズ
- もともと遅番で、現在はグリッソムと夜番の共同主任。元ストリッパーという異色の経歴の持ち主。旦那はシーズン3で死亡。現在はシングルマザー。父親はラスベガスのカジノ王サム・ブローンだが、その事実はシーズン3最終話にてキャサリンが自身とサムのDNA鑑定を行った際に発覚した。姉貴分的存在。キャサリン役のマージ・ヘルゲンバーガーの夫アラン・ローゼンバーグも弁護士役としてたまに出演している。
- ニック・ストークス
- ユーモア大好きなアウトドア派で両親も人格者で家も裕福で人当たりもよい完璧お兄さん。タランティーノが監督をしたシーズン5最終話では棺桶みたいな箱に閉じ込められて土に埋められ、酸素が少なくなったりヒアリに咬まれまくったりしながら命の時間が縮んでいく様子をライブカメラで中継され、仲間に助け出される時も爆殺されかけるなど、メインキャスト中最大の危機を経験している。年齢が近いウォリックと仲良し。
- ウォリック・ブラウン
- 褐色の肌とグリーンの瞳が印象的。実家は貧しく、タクシードライバーやカジノのウェイターをしながら生計をたてつつラスベガス大学の学位を取得した苦労人。無類のギャンブル好きだがある事件をきっかけであまり賭け事をしなくなる。だが仕事明けにニックに「ひと勝負どう?」と持ちかけるなど、たまにはやってる様子。女性関係は派手め。ニックと仲良し。しかしながらウォリック役のゲイリー・ドゥーダンが不祥事により、シーズン8をもって降板。
- グレッグ・サンダース
- 飛び級の末スタンフォードを優秀な成績で卒業した天才君。マリリンマンソンのファンだったりウォータースポーツやコイン集めをはじめとした様々なものを趣味としており、グリッソムに驚かれたことも。元々ラボ勤務だったが、本人の希望で実地試験の末現場職に。現場に出るまではラボで勤務中に大音響でポップミュージックを流していたり、変な被り物や奇抜な髪型をして軽口を叩きつつ仕事をしていたりと所謂おちゃらけ要員であったが、現在では軽口以外、そういった部分は見せなくなっている。はっちゃけていた頃のグレッグが懐かしいとホッジスに言われもした。またシーズン3でキャサリンの不注意により大怪我を負い、シーズン7では少年たちによる集団暴行事件に巻き込まれて、死に掛けていた被害者を助けるも自身も重傷を負い、犯人のうち一人もグレッグの車にはねられて死亡した。犯人の遺族は、犯人がやったことを完全に棚に上げて訴えを起こした。
- ジム・ブラス
- ラスベガス市警の警部。部下の死の責任を取らされる形で左遷させられてやってきた。グリッソムたちにとっては理解もユーモアもある頼もしき存在。娘のエリーはロスで売春をしており、ブラスはたびたび頭を悩ませている。
- アル・ロビンス
- 交通事故で片足を無くした義足の検死医。ユーモアタップリかつ正確に死体の検死を行う。妻と三人の子供がおり、CSIメンバーの中では珍しく平穏な家庭を持っているお人。奥さんに一度セクシーな下着をプレゼントとして送ったら浮気を疑われたことがあるらしい。一度「忙しいだろうから差し入れに」とパイを作ってきたが、ウォリックに「先生がナイフを持ってると死体を解剖しているみたい」「味が無い」と散々なことを言われた。
- デヴィッド・ホッジス
- 頭脳明晰なラボ研究員……だがグリッソムも引くほどの変った性格の持ち主で、グレッグ以上に空気を読まずに減らず口を叩く傾向がある。そのせいかラボのメンバーからは若干敬遠されているきらいがある。だが登場当初の非友好的かつ高圧的な態度に比べればはるかに丸くなっており、メンバーからもなんだかんだで頼りにされている。劣性遺伝でシアン化物の匂いを嗅ぎ分けられる。シーズン8からはオープニングに登場するようになり、名実ともにレギュラーの仲間入りを果たした。ウェンディが若干気になっている様子。
サブレギュラー
- コンラット・エクリー
- エクりん。昼番主任から後に鑑識課局長代理に昇進する。グリッソムとは価値観が異なり、たびたび対立したり、グリッソム自身も避けていたりしたが、シーズン6以降は友好的になる。元々グリッソムに比べて部下をあまり省みない性格のようだ。ただ組織運用能力は高い。
- デヴィッド・フィリップス
- ロビンス先生の助手で、死体発見現場で肝臓温度を測ったりしている。レギュラーではないもののなんだかんだでレギュラー陣並に登場している。ちなみにデヴィッド役のデヴィッド・バーマンは、同番組のスタッフもやっている。
CSIラボ勤務
- ボビー・ドーソン
- 最古参の部類に入るラボメンバーだが、登場回数はかなり少なめ。弾道分析官。
- アーチー・ジョンソン
- アジアンなイケメン。オーディオ・ビジュアル分析担当。シーズン2からの登場で、シーズン2の「偶然の失踪」でM.Blazeという名前で、警備室でカメラのデータをチェックしている警備員として登場し、その後同シーズンの「冤罪・兄弟へのレクイエム」でアーチー・ジョンソンとして登場。改名して再就職したのか、はたまた別のキャラクターという扱いなのかは不明。ホッジスと共に遺体の前で記念撮影しようとするなどふざけている時もあるが、普段はAVラボで椅子に座って監視カメラの映像を精査したり、見難くなっている写真を復元したりするなどの作業に従事している。トレッキーらしいが、日本で既に公開されているエピソードでそれをうかがわせるものは今のところ無い。
- ウェンディ・シムズ
- DNA分析官。気が強くてホッジスが苦手にしていたりもする。でもなんだかんだでホッジスと凸凹コンビでやっていることが多い。登場回数が増えつつある。見てくれはそう見えないが、ホッジスも引くほどのトレッキーであり、彼は「女の皮を被ったオタク男って感じ」と評した。
- マンディ・ウェブスター
- シーズン1から登場しているが、シーズン7の模型殺人事件前後から登場回数が増えた指紋分析官。ウェンディが気になっているホッジスに対して「デートに誘いたければママの家を出たほうがいい」など、アドバイスしたりもしている。
- ヘンリー・アンドリューズ
- シーズン5から出演している毒物分析官。同シーズンの「物言わぬ反撃者」では犯人の動物園職員として登場している。司法取引で出所してCSI勤務になったのか、はたまた別のキャラクターという扱いなのかは不明。
- ジュディ・トレモント
- CSIラボの秘書。体格の小ささを生かした実験にかり出されることがある。会話を交えた登場回数はラボ職員の中でも少ないが、よく見てみると、メンバーが会話している後ろでちょこんとラボの受付に座っていたりする。
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