DD北斗の拳 単語


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ディーディーホクトノケン

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199X年
地球は戦争も自然破壊もなく
実に平和につつまれていたね。

DD北斗の拳とは、月刊コミックゼノンに連載されている『北斗の拳』のパロディギャグ漫画
また、2013年4月から放送されているテレビアニメである。

概要

歴史的名作バイオレンスバトルアクション漫画『北斗の拳』のキャラクターたちが二頭身にデフォルメされ、縦横無尽に暴れまわる。タイトルの「DD」は「デザイン・デフォルメーション」の略。
「北斗の拳の現実離れした登場人物たちが、核戦争がなかったらどんな暮らしをしていただろうか」
というコンセプトのパロディのように見える、別の何かである。
平和な割に世紀末さながらのヒャッハーがはびこる現代社会、バイト暮らしをする拳士たちの周囲には原作を踏襲したネタが多く盛り込まれており、拳士たちの性格もかなりデフォルメされている。
時々、原作風のリアル頭身・劇画タッチで描かれることもある。

テレビ版は特に旧アニメ版「北斗の拳」を強く意識しているようで、主題歌は「愛をとりもどせ!!」のアレンジで、OP映像も一部パロディとなっている。キャラクターの色設定もアニメ版ベースの者が見られる。
各話のタイトルも旧アニメ版と同じ神谷明が読み上げる。なお本作の神谷明はリュウケン役である

監督は、ギャグアニメに定評のある大地丙太郎。ナレーションは同監督作品ではお馴染みのショッカーO野。

どれが原作?

本作はアニメ化までの経緯が複雑である。
元は2008年、25周年記念の時に制作・公開されたFlashアニメ「DD北斗拳」というのがあり(同時期に「R25」で4コマ連載、2011年に地上波放送・2012年にソフト化)、その監督として参加した漫画家・イラストレーターのカジオの手によって2010年に漫画化され、2013年に漫画版に近い設定でのアニメ化となった。
テレビ版も原作はカジオ名義ではなく、原作:漫画「北斗の拳」で、漫画版「DD北斗の拳」は原作扱いではなく「協力」になっている。どうも誰が本当の意味での原作なのか、はっきりしない。

Flash版はプロトタイプといえるが、基本設定以外の内容やデザインは以降の作品とは異なっている。またテレビアニメ版も、漫画版とは設定や一部キャラデザインが変化しており、同一コンセプトの全く別の作品として見た方がよい。

登場人物

以下は漫画版およびテレビアニメ版での設定。CVはすべてテレビアニメ版(Flash版はナレーションが千葉繁氏である以外公開されていない)。

  • ケンシロウ (CV:立花慎之介)
    主人公。北斗兄弟の末っ子。
    北斗神拳の伝承者…だが平和な世の中のため北斗神拳を持て余しており、日夜バイト生活に励んでいる。漫画では第1話にてリンの父が店長を務めるコンビニにバイトとして採用され、そのまま働いている。レジをあべしさせたりしているが、なんとかクビにはなっていない。胸の七つの傷はBCGワクチンの痕。
    アニメではコンビニ・リュウリュウケンのバイト正式採用権をめぐって兄弟と争うも結局決まらず。 
  • トキ (CV:関智一)
    北斗兄弟の病気がちな次兄。核戦争は起こっていないが既に病んでいる(アニメでは「風邪」と発言)。
    漫画では病気のためバイトを悉くクビになり、兄弟で唯一完全に無職(本人に働く意思はある)。ユリアに対し「見守る愛」と称したストーカー行為を行っているなど、原作における常識人の要素は皆無。
    アニメではコンビニ・リュウリュウケンのバイト正式採用権をめぐって兄弟と争うも結局決まらず。アミバ分が混ざっているのか姑息な性格になっており、こっちでも伝承者の座やバイト正式採用権をちゃっかり貰おうとしたりと抜け目なく、常識人の要素は皆無。
    ちなみに声優の関智一氏は北斗無双でもトキを演じていたが、これはたまたま一致したということのようだ。
  • ラオウ (CV:一条和矢)
    世紀末覇者の野望を持つ北斗兄弟の長兄。原作では一応上半身もちゃんと服を着ているのだが、本作では何故か常に半裸。愛馬の黒王号もちゃんと登場する。
    漫画では建設現場で働いており、恐怖とカリスマで現場を統治する「建王(ケンオウ)」として君臨している。また、兄弟の中では原作風タッチで描かれる機会が特に多い。
    アニメではコンビニ・リュウリュウケンのバイト正式採用権をめぐって兄弟と争うも結局決まらず。時々自らを「○○の覇王」と名乗る。
    ちなみに本作では元ネタのような兄弟同士の血みどろな戦いは皆無で、全員似た者同士の仲良し兄弟になっている。 
  • ジャギ (CV:松本ヨシロウ)
    北斗兄弟の三男。ぼっち。「知らねぇよカス!」
    漫画では兄弟とそりが合わず出ていったとのこと。ケンシロウに不意打ちしようと毒の含み針を使おうとしたが、失敗して顔が荒れるようになってしまいヘルメットをかぶっている。原作通りケンシロウに汚名を着せようとせこい悪事を働く。
    アニメでは子供やナレーションからも名前を呼ばれなかったり、ヘルメットのせいでリュウリュウケンに入ることすらできなかったりと散々な扱いを受け、名前を名乗ることができたのは他の兄弟からストーカーと間違われて原形をとどめなくなるほど殴られた後であった。しかし誰一人として彼のことを覚えていなかった。
  • バット (CV:森嶋秀太)
    コンビニでバイト中の学生。ツッコミ役。
    漫画では大学生で、リンに片思い中。バイトで生計を立てているが、世紀末拳士たちに翻弄される。原作とは画風は違うが、他の拳士と違い極端なデフォルメはされておらず、頭身は高いまま。ゴーグルはつけていない。
    アニメでは彼のデザインも他のキャラに合わせてデフォルメ化されており(ただし北斗兄弟他の拳士と違って背は高い)、ゴーグルもつけている。
  • リン (CV:M・A・O)
    女子高生。
    漫画ではケンシロウに想いを寄せており、ユリアに敵意を抱いている。時々、水や食料などについて世紀末の感覚で動き出すことも。バット同様、デフォルメ化されていない。
    アニメでは髪飾りなどが追加され、デザインもバット同様デフォルメ化。性格などもいまどきの女子高生風になっている。動物好き。
  • リュウケン (CV:神谷明)
    全体的にキャラクターがデフォルメタッチで描かれる中、彼だけ原作にかなり近い劇画タッチで描かれており、頭身が異常に高い。
    アニメではコンビニ「リュウリュウケン」の店長でリンの父親という設定で、本名はキリュウ・ケンジロウで略してリュウケンであるとしており、北斗四兄弟の師父リュウケンとはそっくりさんだと言っているが、ケンシロウたちは師父リュウケンがとぼけているのだと信じている。
    声は元祖ケンシロウの神谷明が演じている。というかキン肉スグル または冴羽遼
  • ユリア (CV:堀江由衣)
    ケンシロウの恋人だが、北斗兄弟みんなとシンから想いを寄せられている。
    漫画では女優で、何もないところで演技をすると、それだけで舞台をその場にいる人に見せることができるほどの才能を持つ。だが普段着として鎧を着こむなど、リン同様に時々世紀末の感覚で動くこともある。ケンシロウにすり寄ってくるリンには敵意をむき出しにしている。彼女もデフォルメ化されていない。
    アニメではスナックのママになっており、デザインもバット同様デフォルメ化されている。
  • シン (CV:置鮎龍太郎)
    漫画ではユリアが所属する芸能事務所の社長。ケンシロウからユリアを奪うため権力と金を手に入れた。ユリアには非常に甘い。自身の経営するプールに全裸で現れたことも。 確かに原作でも初登場は全裸だったが。
    アニメではスナックのオーナーで、南斗の勢力を率いている。外でも常にマント一丁の変態(何故かナレーション以外の人物はそのことに言及しない)で、しかもユリアの人形を何体も作るなど、かなり病的である。こちらはケンシロウと面識はない。なお、声優の置鮎龍太郎氏は真・北斗無双でケンシロウの実兄ヒョウを演じていた。
  • ハート様 (CV:矢部雅史)
    漫画ではシンのSP4人の一人で、モブに近い。
    アニメでは、2012年12月発売のコミックゼノンに掲載された読切外伝『HEART of Meet~あの日の約束~』で描かれた「少年時代は美形だった」という設定が使われ、美形の姿でコンビニ強盗として登場。しかしケンシロウによって豚にされた後、強盗の件で豚箱送りにされた。その後はシンの部下となり北斗兄弟に嫌がらせをする。4人の中で唯一語尾にヒャッハーがつかない。
  • スペード・ダイヤ・クラブ (CV:松本ヨシロウ・一条和矢・関智一)
    漫画ではシンのSPで、モブに近い。
    アニメでは、外伝『追憶のヘヴィメタル』で描かれた「ダイヤとクラブが核戦争前はへヴィメタルバンドだった」という設定を採用(?)。スナック「ユリア」でバンドを組んでおり、楽曲使用料のぼったくりをしていたが北斗兄弟に成敗される。以降、ハート様も加わってシンの部下として北斗兄弟に嫌がらせをするが、ヒャッハーな連中のため頭が上手く回らず、結局うまくいかない。
  • レイ (CV:岸尾だいすけ)
    重度のシスコン。アイリを思うばかりに暴走する。
    漫画ではケンシロウの古い友人(原作では核戦争以前に面識はない)。眼の下にクマができる原因を「妹を心配することによる寝不足から」としている。またアイリをセクハラから救ったマミヤに恋心を抱いているが、お互い常識からいろいろずれているので進展せず。
    アニメではアイリをストーカーから守ろうとしているが、その際の変装がストッキングを頭からかぶるというものであったためアイリから兄だと認識してもらえず、他の兄弟からもストーカー扱いだった。実際にアイリの下着が入っている棚を把握していたりするのでかなりきわどい。なお、声優の岸尾だいすけ氏は『真・北斗無双』で成長したバットを演じていた。
  • アイリ (CV:佐藤聡美)
    レイの妹。漫画ではナースとして働いており、時々暴走する兄に困惑する常識人。彼女もデフォルメ化されていない。
    アニメではバットたち同様のデフォルメ化がされ、リンの友人という設定になった。原作でのレイのセリフ「抗う術を知らず周囲の風に流され人形のように生きることしかできなかった」というセリフを反映しているのか、流されやすい性格でよくリンのセリフを復唱する。また原作では初登場時自ら薬によって失明していたためか、極度の近眼になっている。牙一族に誘拐されキャバクラのフロアレディにされそうになるが、本人もまんざらではない模様。
  • ヒャッハー(モヒカン)
    世界が核の炎に包まれなくても存在する人々。全体的にモブ。

主題歌

オープニングテーマ

「シフトと時給と、ついでに愛をとりもどせ!!」
作詞:仲村公晴 / 補作詞:前山田健一 / 作曲:山下三智夫 / 編曲 / 前山田健一 / 歌:吉木りさ&ヒャダイン
かつての主題歌「愛をとりもどせ!!」のカバー曲。
アニメ1話で使用されているのは没になりかけたバージョンで、冒頭部分の歌詞が違う。

エンディングテーマ

「ほくとのけん 言えちゃうかな」
作詞:原哲夫 / 補作詞・作曲・編曲:前山田健一 /歌:吉木りさ&ヒャダイン
おそらく「野猿牙殺拳」などという単語が聞ける唯一の北斗ソングとなるであろう。

配信

テレビ東京あにてれちゃんねるで配信中。ショートアニメかと思ったら30分枠で驚く声がちらほら。

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