完全に実写だ、これ。
『DRAGONBALL EVOLUTION』とは、2009年に公開されたアメリカ合衆国の映画である。
鳥山明原作の漫画『ドラゴンボール』の実写化映画である。
配給は20世紀フォックス。
監督はジェームズ・ウォン。
製作はチャウ・シンチー。
日本では2009年3月13日から公開された。
テーマソングは浜崎あゆみの『Rule』。
同名のゲームも発売されている。
ゲーム版については、DRAGONBALL EVOLUTION(ゲーム)を参照。
ちなみに、3部作構想があったようで、映画終盤が続くような演出だったが、2015年現在でも真偽詳細不明である。
映画の日本版予告編の冒頭には、原作者の鳥山明氏の次のようなコメントが入っている。
脚本やキャラクター造りは原作者としては
「え?」って感じはありますが、監督さんや俳優の皆さん、
スタッフなど、現場は超優秀な人達ばかりです。
ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』
として鑑賞するのが正解かもしれません。
もしかしたら現場のパワーで大傑作になっているかもしれません。
おおいに期待しています!!原作者 鳥山 明
ということですので、みなさんも別の物として楽しみましょう。
もしかしたら、大傑作になってるかもしれませんよ!
この作品に関連した動画には、「ドラゴンボールではない」というタグがつけられることがある。
原作とは似て非なるものを表す際に「~のようなもの」あるいは「~のような何か」という表現がよく用いられるが、「~ではない」とここまではっきりと原典との関連性を否定しきったタグが、作品そのものを表すタグとして機能した例は他にない。
なお、アニメ『銀魂』第119話関連の動画には、このようなタグはつけられてはいないため、もしかしたらあっちの方が原作をよく理解しているのかもしれない。
日本のコンテンツのハリウッド映画化では1998年版GODZILLAのように、「原作リメイクとしては最悪だが、単体の映画としては良作」という例もいくつか見受けられる。しかし本作は、単体の映画としても非常に見事なクソ映画 稚拙な仕上がりになっている。しかし、制作費だけはしっかり掛かっているのでタチが悪い。
なお、のちに原作者・鳥山明自身は『ドラゴンボールZ 神と神』のインタビューで、
ハリウッド映画、実写版のドラゴンボールのとき、脚本があまりにも世界観や特徴をとらえておらず、さらにありきたりの面白いとは思えない内容だったので、注意をしたり、変更案を提示したりしたにもかかわらず、向こうは妙な自信があるようであまり聞き入れてもらえませんでした。
結局できあがったのは、案の定な出来のドラゴンボールともいえないような映画でした。[1]
と語っているため、公式的に「ドラゴンボールではない」ことが認められたといっても過言ではない。
ただし、この経験が、鳥山明が『ドラゴンボールZ 神と神』に積極的に関わるきっかけだったのでは?という声もある。少なくとも実写への対抗意識はあったようだ。
鳥山は『神と神』のパンフレットでも本作を皮肉るような(というか真っ向から全面否定するような)発言をしているが、鳥山がこのように露骨に何かを批判すること自体も珍しいことである。
「製作」としてクレジットされているチャウ・シンチーは、発言などから実際にはあまり関われておらず、本作に不満があるのでは…と言われている。
のちに彼は『西遊記~はじまりのはじまり~』(2014年公開)という、ドラゴンボールと同じく『西遊記』をモチーフとした映画の監督を手掛けているが、この作品はドラゴンボールからも影響を受けていることを明言している。
この『西遊記~はじまりのはじまり~』には、鳥山明は異例の長文で絶賛のコメントを寄せており、応援イラストも描き下ろしている。
2016年には、この映画の脚本家がドラゴンボールのファンらに謝罪する、という珍しい出来事も起きた。
きっかけは、ドラゴンボールに関する仕事を多く手掛けてきたとあるライターが「アメリカにおけるドラゴンボール」を題材にした書籍の執筆を計画し、その本の一節とするために脚本家に連絡を取ってインタビューしたこと。
そのインタビューに際して、脚本家は自らの失敗を認め、なぜ上手くいかなかったのかの自己分析や反省も述べた上で、ドラゴンボールのファンたちに向けて謝罪した。
その謝罪の原文はインタビュアーであるそのライターが運営するドラゴンボールのファンサイトに掲載されている。[2]また、日本語訳もニュースサイト「ギズモード・ジャパン」に掲載されている。[3]興味がある人は一読されたい。
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最終更新:2026/01/08(木) 23:00
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