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ファンコット

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Funkot(ファンコット)とは、インドネシア発祥の高速ダンスミュージックである。 
元々Funky Kota(ファンキーコタ)というジャンル名だったものが短縮され、現在の名称となった。

概要

90年代前半から欧米のハウスミュージック(ハードハウス)がインドネシアのディスコでもかかり始めた。
95,6年頃になると、ハウスの影響を受けインドネシアの大衆歌謡Dangdut(ダンドゥット)のRemixが流行する。
初めは4つ打ちRemixと非4つ打ちRemixが混在していた中、現在のFunkotのルーツとされているBarakatakの「Bergoyang Lagi」が大ヒット。

この曲のビート(ファンキービート)が現地の人々の心を捉え、ジャカルタのコタ地区を中心に流行。
2000年頃には遂にファンキービートが4つ打ちを打ち負かし、Funkotとして定着することとなった。

インドネシア国内で局地的に流行しており、これまでほとんど国外に出てくることが無かった。
他の様々なジャンルから要素を貪欲に取り入れ、今尚進化を続けている。

黎明期から活動する伝説的DJに「JOCKIE SAPUTRA」「DJ TOMMY FAN'S」「CRAZY SANDY」がいる。

主な特徴

  • BPMが180~190という非常に高速なテンポ。DJプレイ時にはBPM190~200あたりに上げてプレイされる。
  • 独特の「ドッタドッドタ!」といった感じのビート(ファンキービート)。
  • 太い定型ベースライン。音色は3つほど重ねて作られているらしい。
  • サンプリングボイスを多用する。「アーユーレディー!」とか「ティッケー!」とか。
  • カウベル系のパーカッションがスッコンスッコン鳴ってる。
  • 曲の中ほどで急激にBPMが落ちて別の曲のように変化する(ダウンビート)。

...というものがあるが、それぞれ必須というわけではない模様。何よりも特徴的である点は
「カッコいい」ことよりは「気持ちいい」ことを追及したジャンルということである。

関連用語

Classic Funkot黎明期に生まれた名曲たちの総称。I LIKE IT LOUD、LEMBANGなどがその一例。
Remix 名の通り既存曲を再構成して作られたアレンジのこと。
洋楽はもちろん日本のアニソン・特撮曲・ポップスまで非常に幅が広い。
Mandarin コタ地区と関係の深い華僑の客向けに作られた、中国語圏のヒット曲のRemixのこと。
Chinese
Hardfunk よりミニマリズム・陶酔感を追求した曲をいう。インスト(ボーカル無し)ものも多い。
最近では語の定義をFunkot自体の総称とする例も見られる。
Kencang インドネシア語で「速い」、DJ用語としては「ブチ上げ」を意味する。
Pumpin 曲の途中で4つ打ちに変化するものを指す。
Breakbeat 近年、現地ディスコにおいて西洋的なProgressiveHouseなどの影響が大きくなってきたことに対抗して作られた。
ProgressiveをFunkot流にアレンジしたもので、Funkotのダウンビート部分だけを取り出したようなもの。
最近ではProkotという呼称はあまり用いられない模様。
Breakfunk
Prokot(Progressive Kota)
Dugem インドネシア語で「夜遊び」を意味する。dunia(世界・~界) + gemerlap(きらめく・華やかな)の略語。 
ティッケー! よく使われるボイスサンプルのひとつ。「Deeejaaaaay!」らしい。

日本のFunkotシーン

2009年8月15日 TBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフルの「ファンキーコタ」特集において
"信頼できる男" 高野政所により紹介されたことで初めて全国的に知られる。

2010年 コナミの音楽ゲーム ポップンミュージック18の隠し曲に「ファンキーコタ/AKATSUKI」が収録された。

2011年2月15日付の東京新聞には高野氏へのインタビュー記事が掲載
3月にはスクウェア・エニックス作品のBGMアレンジCD「More SQ」にShisotexによる
チョコボのテーマFunkotアレンジ「Dugem de チョコボ」が収録された。 

高野氏がオーナーをつとめる渋谷のACID PANDA CAFEではFunkotパーティが定期的に行われている。
そのほか日本各地のクラブイベントにおいてもFunkotの流れる機会は徐々に増えてきており、ますます注目を集めている。

DUGEM RISING TEAM

日本の代表的DJ&トラックメーカー。

  • DJ JETBARON ※高野氏の別名義
  • Shisotex
  • Jockie "MASTA BASS" Suama

よく議論になること

STDK問題

初めて日本に伝わったときの「スットコドッコイミュージック」というアオリが強烈だったのか
現在でも『スットコドッコイ=Funkot』または『ダサい音=Funkot』というように結びつけてしまっている人がいるという問題。
実際は数ある作風のうちのひとつとして軽い調子の曲があるというだけで、Funkot全体に共通する特徴というわけではない。

仮にあなたがそのように感じる曲に出会ったとしても、それは聞く人の快楽・幸福感を煽ることを意図して作られたものであるということを頭に入れておいてほしい。

「ファンコタ」呼称問題

Funkotという正式な略称があるのに、日本国内で「ファンコタ」という略称を使う人がいるという問題。
現地においてFunky KotaをFunkotと呼ぶようになったのは、インドネシアの乗合バス「Angkutan Kota(アンクタンコタ)」を「Angkot(アンコット)」と略していたことにちなむ。
日本のDJ・トラックメーカーの間でも現地にならい、Funkotと呼ぶことで統一されている。

funkot≠ファンコタ いわゆる「ファンコタ呼称問題」についての個人的所見 #funkot

「さかさま」問題

「さかさま」という言葉をコメントなどで安易に使う人がいるという問題。
発端は現地DJが高野氏の自作したFunkotを聴いた際、「さかさまだな」と言われて曲を切られたというエピソード。
後にベースとビートのバランスが悪いことを指していたことが判明。

結局のところ、「全然できてねーよ!」といったような意味なので、悪い意味を持つ言葉だということは間違いない。
適当な使い方をするのは避けよう。

結論

箱で聞こう!

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関連項目

  • 音楽関連用語の一覧
  • インドネシア

外部リンク

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