ICOとは
この項目では1を解説する。
この人の手を離さない。僕の魂ごと、離してしまう気がするから。
生贄としてささげられた頭に角を持つ少年(イコ)が、同じように捕らえられていた少女(ヨルダ)の手を取り、霧に包まれた城を逃げ出す。
派手なアクションは一切なく、武器は棒だけ(剣なども入手可能だが、ずっと後半)。崩れかけた迷路のような城の中を、手探りで出口を探してさまよう。
このゲームの特徴として基本的に常に少女の手をつないだまま進む。少女は少年より運動能力が劣る(というより少年の身体能力が高い)ため、少女が通れるように工夫して進まなければならない。非常に思いやりに溢れたゲーム(※)である。
城の中を進んでいくと、たまに正体不明の「影」が襲い掛かってくる。影は少女をさらって黒い穴に引きずり込もうとするので、少年は時に少女の手を取って安全地帯まで逃げ、時にそれを追い払いうことで少女を守らなくてはならない。
発売当時はその「手を繋ぐ」という行為がゲームとしては新鮮で注目が集まった。
操作法は簡単で、プレイ時間も短いが、プレイ後のなんともいえない満足感は大作にも引けをとらない。
シンプルで独特の雰囲気に包まれた、細かく創りこまれた世界観が楽しめる。
特にグラフィックの作り込みの高さとBGMの秀逸さは、当時の一般的なゲームとは一線を画していた。
ちなみにBGM等の音楽作曲は、大河ドラマ「天地人」などで有名な大島ミチルが担当。
難易度は少々高いが、男女関係なく子供から大人まで愛される作品となっている。
最低でも2周することをオススメします(2週目からの追加・隠し要素の他、新しい発見もある)。
なお、小説界屈指のゲーマーとして知られる宮部みゆき氏(代表作:『模倣犯』『ブレイブストーリー』)は、今作のノベライズの自身の手で行うことを熱望するほどの大ファンであり、実際に彼女によるノベライズ版が発売されている。
原作の雰囲気を踏襲しつつ新しい「もう1つのICO」として作品が仕上がっている。
日本では一部のファンを除いてそれほど注目されてはおらず、売り上げも高かった訳ではないが、逆に日本国外では非常に評価の高い作品である。
実際にゲーム関連のアカデミー賞と呼ばれるAIAS (The Academy of Interactive Arts and Sciences)
において最多ノミネートを達成しているほか、国際ゲーム制作者団体 (The International Game Developers Association) の Geme Developpers Choice Awards においても6部門がノミネートされ、こちらも最多ノミネートとなっている。
有志がICOのソースコードを解析してみた結果、GNU GPLでライセンスされているライブラリの一つが入っていることが分かった。GNU GPLについてはこちら(Wikipedia)を参照してもらうとして、ここで問題になるのは、これでライセンスされているプログラムが使われているものは、他の人が参照できるようソースコードを公開する義務が生じる、ということである。
そのためかどうかは分からないが、2008年2月、わずか発売から6年強ほどで廃盤という措置が取られた。
そのため、新品の購入はまず不可能で、中古でしか入手できないレアものになってしまった。
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最終更新:2026/01/08(木) 21:00
最終更新:2026/01/08(木) 20:00
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