MADとは
この記事ではMAD動画について記述する。なお、海外ではMAD動画の事を一般的にAMVと呼ぶ。
MADとは、動画や音声を編集、改編し新たな意味を付加された動画や音声のことをさす。つまり二次創作物である。本来MADとは、『気が狂った』などを意味する単語であり、MADと名の付く作品は内容に癖がある物が多い。
なお「MAD」の名前は日本の1970~80年代にかけて作られた「MADテープ」に由来する。(後述)
そのため海外ではこのような動画を『AMV』と呼ぶ。
ニコニコ動画のMAD動画の多さは尋常ではなく、同サイトの独創的な文化を育んだ大きな要因のひとつである。MADには様々な種類があり、特に「組み合わせ方式」のMADは数も人気も高い。
例) 東方ネタ×ドナルドネタ、ジブリネタ×遊戯王ネタ
なお、核となるネタとして有名なものは以下が挙げられる。
など。
尚上記の内アイドルマスターと東方はVOCALOIDと合わせて3つで殿堂入りカテゴリとして確立しており、同じく上記の創価学会、チャージマン研、レスリングシリーズの3つで例のアレカテゴリとして確立している。
MADはその性質上必然的に二次的著作物となり、著作権で保護された作品を無断で題材として扱うことは原著作物の著作権を侵害する行為となる。
ニコニコ動画を運営する株式会社ニワンゴは、有限責任中間法人日本動画協会、社団法人日本映像ソフト協会、社団法人日本映画製作者連盟の三団体と協議の結果、ニコニコ動画内に既に投稿されている三団体の会員社の著作権を侵害している動画についてはMAD動画を含めてすべて削除すること、新規動画を監視し、新たに投稿された三団体の会員社の著作権を侵害している動画をMAD動画を含めてすべて速やかに削除することに同意した。これは2008年7月2日に、ニワンゴの親会社である株式会社ドワンゴが明らかにしたものである。
MADを投稿するとき削除されやすいジャンルもあるので、消されたくないときはそれに気をつける必要もある。
削除率1(低い)~5(高い) ※4以上は高確率で消えます
例外
東方(二次創作(基本)自由のため消されたとしたら他の理由が考えられる)
レベル1
ドナルド・マクドナルド KBC 松岡修造 アイドルマスター カービィ 音ゲー ディズニー など
レベル2
レスリングシリーズ 遊戯王 らき☆すた 創価学会 ハルヒ など
レベル3
ポケモン ひぐらしのなく頃に ドラゴンボール など
レベル4
フタエノキワミ ドラえもん など
レベル5
狩野英孝 NHK ジブリ サザエさん スパイダーマッ デスノート 股尾前科 など
権利関係が不明なもの等はレベルが1~2程度下がる。 e.g. エトレンジャー (NHK BS2で放映されたアニメ)
ニコニコ動画中毒の小説家・山本弘氏は、『トンデモ音楽の世界』(2008年、小学館)にて現代のMADについてこう語っている。
ただし、この考察はあくまで山本氏がMAD愛好家であるが故のある種一方的な解釈という意見もあり、全く別の意見を唱える者もいるので注意が必要である。
もともとMADは歴史が古く、カセットテープでセリフを繋げ合わせてヘンなものに仕立て上げる遊びが存在した。いわゆるMADテープと呼ばれる代物で、一部の人たちが寄り持って遊んでいた。
一連の作品群が「MAD」と呼ばれる原因となったのは、20数年前に創られた「NEW MAD TAPE」シリーズの人気が高かった為である。
「NEW MAD TAPE」シリーズの流れを継承する作品として、ニュースの音声を繋ぎ合わせ、大真面目なキャスターに破天荒なニュースを「喋らせる」、いわゆるMADニュースが一つのジャンルを確立している。
その後、ビデオデッキを駆使して作成するMADビデオも出現。最初期のものに『十二支団』製作の「えとけっとびでお」がある。それに影響され『タクラミスト』製作の「タクラビジョン」、『株式会社イカスー』製作の「イカスービデオ」、『グループパンの耳』製作の「番頭ビデオ」など数多くのマッドビデオが作られた。なお、このころのMADを今のデジタル編集のMADと区別してアナログMADと呼ぶことがある。
何らかの場所などで発表する事も増え、サークルが出来、その繋がりで広まっていくことも増えた。しかし、ビデオダビングによって広まっていったため画質はすこぶる悪かった。代表的なサークルは『宇治軍団』 。
90年代後半より徐々にPCでのデジタル編集が行われるようになる。使用されるソフトは選択肢が非常に限られAdobe PremireやUlead Video Studioなどしかなかった。この頃の作品に『くるくるパロディブラザーズ』製作の「くるくるパロディシアター」、『はじおう』氏製作の「おたくのMADビデオ」などがある。一部は、2000年頃まで手渡しでの配布が行われていた。また、はじおう氏製作の『Gロボ体操』が非常に出来がよく、MAD界にジャイアントロボMADブームが起こった。インターネット普及によりPCによる動画作成が進むと、MADテープ・ビデオから『MAD動画』などに進化し、ネット上で流れることが増えた。
同じ頃、『tactics』の「ONE」や『leaf』の「雫」「痕」を素材にしたMADが作られだした。のちにこれらは動画を素材にしたMADと区別して「静止画MAD」と呼ばれることになる。『key』の「kanon」や『leaf』の「To Heart」がブームになると静止画MADが数多く作られることになった。静止画MADの代表的な作者に「神月社」氏や「乃怒亞女」氏がいる。
90年代も末期になりAviUtlやVideoMaidなどのフリーの動画編集ソフトが出来たことによりMAD作成の垣根は下がった。作り手の増加に加え、勇者シリーズ最終作となる熱いアニメが話題になりガオガイガーMADブームが起こることになる。
2002年頃から「機動戦士ガンダムSEED」のブームにより多くの女性が同作品のMAD作成に参入した。
2006年、「MUSASHI -GUN道-」という衝撃的な作品でMADがブームとなった。このときは主にYouTubeに作品がupされることになった。
2006年末から2007年にかけ、「新・豪血寺一族」のPVである「レッツゴー!陰陽師」が話題になりその後のリミックス系音MADに影響していくことになる。
2007年初頭、「THE IDOLM@STER」の登場人物双海亜美の歌う「エージェント夜を往く」が話題になり、以降アイマスMADがブレイクすることになる。
Youtube等で公開されると飛躍的に目に入るようになり、ニコニコ動画で反応がダイレクトに返ってくる様になった為、MAD作品は一気に普遍的なものにまで発展した。
Win95からMeぐらいまでは「動画再生能力が足りない」PCがほとんどであり、編集も難しかったことからフラッシュ動画がその間を支えることとなった。
ポエ山氏のゴノレゴシリーズやオラサイト(後にラサイト)、砂糖水氏、BUMPOFCHICKENのフラッシュが有名である。
動画サイトの登場とそれを再生できるPCの性能向上から少しずつ流行が引き始める。
『MADテープが~』というコメントは、昔から使われているような古典的なネタを意味する。もしくは、元ネタとなったMADテープやビデオを知っている人のコメントである。
作品によっては、その作品ごとのタグ(例:遊戯王MAD)がつくこともあり、必ずしもMADタグがつくとは限らないので注意が必要。 → MAD関連タグ一覧
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最終更新:2026/01/11(日) 13:00
最終更新:2026/01/11(日) 12:00
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