Numer0nとは、フジテレビ系で放送されているバラエティー番組、及び番組内で行われているゲームのタイトルである。2012年10月より月曜23時台でのレギュラー放送が決定した。
2人のプレイヤーが1対1で互いの指定した数字を当てる知的ゲーム。司会はバナナマン、アシスタントは遠藤玲子(フジテレビアナウンサー)。番組名である「Numer0n」は、イタリア語などで「数字」を意味する言葉「NUMERO」と「~の人」という意味の「ON」を合わせた造語で「数字の人」という意味である。
対戦は1対1のターン制で行われる。
プレイヤーは初めに手持ちの0~9の数字が書かれた15枚のカード(0~4の"LOWナンバー"を1枚ずつ、5~9の"HIGHナンバー"を2枚ずつ所持)から、3枚のカードを選び3桁の設定ナンバーを作る。
(ただしこの時、191や355など同じ数字の書かれたカードを複数使用することはできない)
先攻後攻を決め(※1)ゲームスタート。先攻プレイヤーは、ターン時間内(※2)に3桁の数字をコールする。後攻プレイヤーは、数字をコールされるとそれをジャッジする。
ジャッジの方法は、自分の設定ナンバーと相手にコールされた数字を比べて
「数字」と「位」が合っていれば「EAT」、
「数字」のみが合っていれば「BITE」、
をそれぞれ合っていた数を付加して宣言する。
例えば自分の設定ナンバーが 031 の時、相手が 930 とコールしてきた場合、
3 は「数字」も「位」も合っているので「1EAT」、0 は「数字」のみが合っているので「1BITE」、
つまり「1EAT-1BITE」と宣言しなくてはならない。
コールとジャッジを交互に繰り返し、相手の設定ナンバーをコールし「3EAT」と宣言させたほうが勝ちである。なお、1回目のコールで3EATしてしまった場合は ONE CALL として記念に(ヌ)メロンが贈呈されるほか、相手プレイヤーが未コールだった場合は同じくチャンスとして1回だけコールを行い、ONE CALLに挑戦することが出来る(ただし、3EATしても勝敗が覆ることはない)。
負けたプレイヤーは自分の使用したカードを相手に渡し、使える数字が少なくなるという不利な条件で次の試合に挑まなくてはならない。
複数のプレイヤーが予選ラウンドを行い(※3)(※4)、上位2名が決勝戦を戦う。決勝戦では設定ナンバーが4桁になり、自分の設定ナンバーに応じた金額が賞金となる(※5)。
※1 第1回放送ではどのように先攻後攻を決めたかは放送されておらず、第2・3回放送ではカードを引き小さい数字だったほうが先攻というルールが放送された。
※2 第5回以前は制限時間1分。第6回からは1分30秒となった。
※3 第1・2回放送では4人のプレイヤーによる総当たり戦を行い、第3回放送以降では6人のプレイヤーを2つに分けて総当り戦を行った。
※4 予選ラウンドで決着がつかない場合「プレーオフ」となり、 勝ち星同数のラウンド参加者全員が順番にヌメロン王(日村)の設定した2桁のナンバーを予想してコールを行う(この際、メモ等は取れない)。最初に2EATをヌメロン王に宣言させたプレイヤーが決勝進出となる。
※5 第1・2回放送では決勝戦の設定ナンバー×10円(最高金額=9万8760円)、第3回放送以降では決勝戦の設定ナンバー×100円(最高金額=98万7600円)が換金レート。
プレイヤーはゲーム中にスペシャルアイテムを使用することができる。第1ゲーム開始前にプレイヤーは数種類のアイテムの中から3種類を選択し、装備する(第3回までは「DOUBLE」、「HIGH&LOW」、「SHUFFLE」で固定)。装備したアイテムは一度使うと無くなってしまい、以後使用不能。またアイテムの使用は1ターンに付き1回のみ。
防御アイテムは相手のターンのコールをする前に使用することができる。 ただしその優先度は攻撃アイテムやナンバーコールよりも低い(コール・攻撃アイテムを先に使われると防御アイテムは使えない)。
その為後述の「ケンカ殺法」が生まれてしまい、対策として第4回からは相手ターンに入って10秒間はコールも攻撃アイテム使用も行えないルールに変更された。
有力プレイヤー、及び特徴的な戦術を持ったプレイヤーを紹介する。
第1回~第8回まで全て参戦し、現在皆勤賞の「絶対王者」「お笑い界の歩く偏差値」。全23戦中16勝7敗。
本番組ではいわゆる「頭脳系悪役キャラ」で通しており、プレイヤー入場時に他のプレイヤーを死んだ目で睨み付ける、発言にいちいち厨二秒的なコメントを添える(例:「復讐に燃えるヌメロニスト」「真っ白いキャンパスに虹を描きに来ました」「今回のシナリオも神懸ってますね」etc...)等の行為で余りに濃すぎるネタキャラとも化している。
攻め方は数字を初めの3ターンで全て全ての数字を確認する「ローラー」を頻繁に使用するセオリーにのっとった基本的なものだが、数字を確定させる為に既に未使用であることが分かった数字を入れる等の若干変則的な面も見られる。またトークによる揺さぶりやあえて負けを演じたり、前述のキャラから来る無表情で相手を睨む行為等で心理的重圧を加える事により、相手を精神的に圧倒しアイテム使用やコールのチャンスを意図的に潰すといった心理戦を得意とする。しかし、意外にも精神的に脆いところやうっかりミスも多く、第3回、第6回では大事なところでコールミスを冒し、第7回でも対戦相手のテンポに飲まれ、SLASHナンバーの読み違えなどの失態を犯している。
第5回放送前に結婚した奥さんに関しても結婚前から頻繁にネタにされており、「彼女と一緒に練習したらフルボッコにされ大ゲンカ勃発」という爆弾ネタを投下されたほか、番組で見せる犯罪者的顔が「夫婦ゲンカの時に見せる顔」と言われたという(そのせいもあってか第6回ではそういった顔は少な目になった)。
第1回、第2回、第4回、第6回に出演。「ヌメロンの魔女」と恐れられる魔性の女プレイヤー。 男性経験は「”スーパー”HIGH」らしい。現在女性プレイヤーの優勝は無いが、その中でも一番王座に近いプレイヤーとされる。
基本は中田同様セオリーにのっとった方法で攻撃を行うが、推理に行き詰ると突如として「カンで」コールすることがあり、その場合一気に2EATないし3BITEなど一気に相手を追い詰める事がほとんど。もちろん運に頼らない実力も十分で、誕生日から番号を推測する等の心理戦も得意。が、感情が顔に出やすい一面もあり、ある回ではトーク中相手にうっかりナンバーを言い当てられた際に一気に顔が凍りついた事もあった。
眞鍋に限らず女性プレイヤーは勘だけで一気に追い詰めるケースも多く、改めて「女の勘は怖い」というのを知らしめている。
第1回、第3回、第7回に出演。頭髪が他番組で見かけるときより妙なことになっている。
1回目の参戦では中田を追い詰めるも敗退、2回目の参戦では他プレイヤーに良いようにオモチャにされた。しかし続く第7回では「対中田シフト」を展開し、中田を撃破。そのまま勢いに乗り念願の決勝戦進出を果たし、決勝戦でも「田中流」というまぐれ新たな数字の出し方と全国のブサイクたちの力により悲願の初優勝を成し遂げた。
彼の残した「0EAT-1BITEは物事が進まないことの例え」(0EAT-0BITEでは数字が一気に絞り込め、1EAT-0BITEでは入れ替えにより特定が容易だが、0EAT-1BITEでは絞込みが困難な為)はその後のゲームでも度々引用される、ヌメロン史に残る名言(?)である。
第2回、第3回、第4回に出演。「全然分からない」とプレイ中困惑する姿が頻繁に見られるが、すべてブラフ(演技)であり、相手を油断させつつ追い詰めていく匍匐前進戦法を主に取る。また、アイテムを使わせないようにターン開始時にいきなりコールを行う「ケンカ殺法」を編み出し、これが第3回以降のルール改正へと繋がった。
またトークでは対戦相手の身辺に関わる芸能ネタで攻める事が多い。 例えば中田は彼女とヌメロンの練習を行っていた際、余りに勝てなくてキレた事を土田に暴露され、一気に精神的不利な状況に追い込まれた。(この際に中田は土田が1人だけ専用アイテム「探偵」を使っていると非難、その後探偵の正体は相方の藤森だと聞かされ撃沈した。)
第4回、第6回、第7回に参戦。明るい性格ゆえ、暗くサイバーな雰囲気漂うスタジオに「吐きそう」と拒絶反応を示した。毎回、ゲームスタート時のクレーンカメラに手を振っている。一般的イメージでは「天真爛漫のおバカさん」だが、元横浜高校のキャッチャーとして松坂大輔をリードしてきた実力は確かなもの。これまでの対戦をノートにまとめ各プレイヤーの戦法を研究。それを基に戦うという新スタイルで挑んだ。
プレースタイルは中田が使う「未使用確定数字を使う」など他のプレイヤーを真似つつ、データ収集で発覚した「プレイヤーが使う数字の並び癖」から当てる、「人間の思考から使うであろう番号を導き出す」など癖とデータを存分に使用したトリッキースタイル。決勝戦では1ターン目にDOUBLEを使うというこれまでになかったプレーを行い全員を驚かせるなどゲームをかき回し、中田にあと一歩のところまで迫るも敗北した。しかし、「論理と運のゲーム」に「人間の癖と傾向」という新たな視点を持ち込んだことには衝撃が走った。
第6回でも前回王者児嶋を撃破しプレーオフから決勝進出。決勝では再び中田と戦うも相手の引きに屈し敗北。しかし、それが外れていれば勝利というまさに大接戦の戦いであった。
第5回、第6回、第7回に参戦。司会のバナナマンとは旧知の仲…というよりバナナマンが年上の児嶋を見下しているため一般人扱いされる、児嶋が喋ったことを聞いていないなど頻繁にいじられる。
最近は「ポンコツキャラ」としてブレイクしているが、プロ雀士のライセンスを持つほどの実力を持つ麻雀で培われた読み能力・ポーカーフェイスなどヌメロン能力はかなり高い。予選ではアイテムを全消費しながらもアイテム使用後、わずかな時間で高度な論理を展開し一発で勝負を決めている。決勝では自分はアイテムなし、相手はアイテム全持ちという不利な状況、コール数字も0EAT-1BITEなどヒントにならなさそうな数字が続く状態から一気に2EAT - 2BITEと追い込み、焦ってSHUFFLEを使用した相手の性格を完全に読み切り、番組初となる「SHUFFLE後一撃」を達成し優勝した。
第6回では現チャンプとしてのプレッシャーか決勝を見据えた戦いになってしまい、プレーオフで敗退。その後はモニタールームでバナナマンにイジられまくられた。第7回ではアイテムを出し惜しみせず戦い上地を撃破するも、皆藤にONE CALLを決められて敗北。
第5回、第8回に参戦。やたらとウザったい発言、行動が多いためほかの出演者(特に女性プレイヤー)からはかなり疎まれている。
初参戦となる第5回では皆藤と絶対王者中田をなんとアイテムを一切使うことなく撃破し、圧倒的優位に立ったものの、決勝戦で相手の挑発に乗ってしまい、アイテムを使わずに勝つと宣言。宣言通りアイテムを使わずに3EAT-0BITEまで追い込むも、相手の攻めに屈してSHUFFLEを使用。しかし自分の性格を読まれ、まさかの大逆転負けを喫した。
第8回では初戦でつまずくも、アイテムを使用してなんとか2戦目を突破。その後のプレーオフで2番手となり、3番手のプレイヤーに回すことなく2EATして決勝進出。決勝では相手のコール運に押され気味だったが、ベストタイミングでアイテムを使用して相手の性格を読み切り、防御アイテムを使わせることなく勝利し、見事優勝。第5回大会の雪辱を晴らした。
第5回、第6回、第7回に参戦。眞鍋かをりと同じく”女の感”と論理力を持ち合わせた「お台場のIQキャスター」。
1回目の参戦である第5回において、初戦で中田とぶつかり敗北するも、アイテムを全て消費させる事に成功。続く第6回大会の対上地戦においては初手でHIGH&LOWを使用し、1コール目で1EAT-2BITEというヒキの強さを見せ、続く2コール目で撃破。しかし対戦カードの悪さからか、決勝に進んだことはなかった。
…が、第7回大会において2度目の対上地戦では相手の迷走を尻目に着実に数字を特定して行き、上地から2度目の勝利を掴む。さらに対児嶋戦では初手でHIGH&LOWを使用し、ヌメロン史上初のONE CALL-3EATを達成。初の決勝への切符を手にするも、敗北した。
余談だが彼女は後述のスマートフォンアプリにおいてもONE CALLを達成したことがあると発言しており、少なくとも2回以上はONE CALLを達成していることになる。同じく女のカンが冴える眞鍋と並び、王者に近い位置に立っている女性プレイヤーといえるだろう。
トランプサイズに切った紙(あるいはトランプそのもの)に0~9の数字を書き、それを伏せる形で簡単に遊ぶことができる(この時、書いた数字は裏透けしないように注意が必要である)。負けたプレイヤーがカードを渡すルールやスペシャルアイテムは無くして、簡略化されたルールで遊んでも十分に楽しめる。
また、iPhone及びAndroidにて公式アプリが配信されており、アイテムを使ったオンライン対戦が可能。(ただしSLASH未実装、CHANGE時にナンバー開示等、一部ルールが第5回の内容のままである。)基本料金は無料だが、アイテムやゲーム内通貨などが課金アイテムとして存在(するものの、1日おきにログインボーナスとして失ったアイテムやチップが補充されるので、やりすぎなければ課金の必要はさほど無い)。
過去にはスマートフォン(Android)版Mobageにて2011年9月9日からゲームが提供されていた(現在は提供終了)。
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最終更新:2024/05/01(水) 18:00
最終更新:2024/05/01(水) 18:00
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