OADとは、
もしかして→ODA
コミック単行本の限定版に付属する新作オリジナルアニメ(OVA)のDVDのことをOADと呼んでいる。
Original Animation Disc(or DVD)という言葉自体に書籍や限定版というニュアンスは一切ないが、普通OADというと、ほとんどがコミック限定版DVDのことを意味している。
コスト高になりやすいビデオ・CDの流通を通さず、書籍・雑誌流通で販売されるため、リスクが少なく一定の利益を確保できるという点で、原作者および出版社にとってはありがたい方式といえる。原作サイドとアニメ製作者との連絡をテレビアニメよりも密にできるという利点もある。
収録時間は普通のアニメ1話分の24分程度、価格は3000~4000円程度と、普通のOVAよりは安価だが、CDやストラップなどが付属する限定版よりは高額となる。3000円を切るものもある。BDのものも出始めており、それらはやや高価で4000円を越えている。
普通は予約限定生産である。多くの書店は在庫化を覚悟で余分に仕入れるので、予約しないでも発売日直後は買えるが、大抵すぐなくなるので、やはり予約しておくのが望ましい。
しかしamazonなどで仕入れすぎたものが値崩れすることも稀によくある。
「アニメのDVDは持っていないが限定版だけは買ってみる」という層にも手に取りやすい。再販のない限定版ゆえに購入を後押しされている部分も多分にある。「OAD がきっかけで見ていなかったアニメ版に興味を持つ」ということもないわけではない。
この方式を有名にしたのは「魔法先生ネギま!」の23巻に付属したOADで、これは8万本を超える売り上げを達成した。書籍の限定版としても記録的大ヒットだが、OVAとして見れば驚異的な数字である。この23巻についての情報は赤松健の2008年の日記に詳しい。→リンク 6月20日の日記などは企画への大きな期待が感じられる。
このヒット以降、他の出版社でも同様の商品展開が増えた。
レンタルに流れることはなく、テレビ放送や動画配信も記憶の限りでは存在しない。あったとしても例外的だろう。
一見から新規ファンが増える効果は期待しにくく、ハードルが高くなっているわけである。
受注生産であるため、再販の見込みがほとんどない。
(もっとも、普通のDVDも再販されないものは多数あるが)
ものによってはプレミアがついてしまい、後で増えたファンが手に入れられないということもある。
いっぽう、受注限定のため、書店と制作サイド両方とも売れ残りのリスクが少なくなるというの触れ込みだったが、前述のように値崩れしてしまう例もある。
単行本の発売に合わせるため、作品によっては刊行ペースに影響される。
BD化される例がほとんどないため、画質にこだわる層から不満の声も聞かれるようになった。
2012年以降は「よんでますよ、アザゼルさん。」や「ネギま!」のように数年遅れでBD化+復刻(+値下げ)される例も出てきた。
やや高価だが、最初からオリジナルアニメBDのものも登場している。一部ではこれをOABとか呼ぶ人もいるようであるが、定着しているとは言いがたい。
限定版付属DVDをOADと称して広めたのは前述の「ネギま!」23巻のようである。講談社以外はこの言葉を避けてきたようで、公式サイトや商品名ではOVAとかODAとか、単に「DVD付き」とか呼んだりしているが、コミック関係のニュースサイト等では普通にOADで通っている。「侵略!イカ娘」14巻には「OAD」が付属するとの告知がされている。講談社も必ず使っているわけではない。
上で書いたとおり、OADという言葉そのものにはアニメのディスクという意味しかない。推測するに、DVDがビデオテープではないことから、OVA(オリジナルビデオアニメ)という呼び名を避けたのではないかと思われる。それも、たまたま「ネギま!」の関係者が避けていたとか、そんなレベルのような気がしないでもない。
ネギま23巻の少し前に同じ講談社から発売された「ツバサ」21巻は「DVD付限定版」としており、OADとは呼ばれていなかったらしい。
単行本にDVDが付属する商品自体はネギまやツバサより前からある。
DVDプレイヤーの普及率も高くなかった2000年にも既に『銃夢』愛蔵版6巻にはオリジナル映像のDVDが付属していたとのこと(詳しい内容は調べてもよくわからなかった)。
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最終更新:2026/01/23(金) 20:00
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