RPGツクール3 単語


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アールピージーツクールスリー

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RPGツクール3とは、アスキーから発売されたプレイステーション用ソフトである。開発は空想科学。
アスキーにとっては最後のPS版RPGツクールである。(以降はエンターブレインから発売)
今回からは空想科学のロゴがより壮大な形で挿入されており、これは5も同様。

ニコニコではやはり「in those days!」や邦子のテーマで有名か。

概要

アスキーがトコトン本気を出した、コンシューマツクールシリーズの最高品質と名高いRPG作成ソフトである。
下手をすればRPGツクール2000よりも良いのではないか、と言われている。
が、流石にそちらと比べると自由度には差がある。

実際初心者にオススメな要素はかなり多く、続編である4とは違ってマップ製作の容量にはとても気を配られている。
そのため本当の意味で自由自在な部分が多いので、4から入った人には驚くしかないだろう。

フィールドマップもスーパーマリオRPGなどで起用されたワールドマップ方式を採用している。
反面フィールドを自由に行き来するタイプが作りにくくなっているので、その点に関しては賛否が分かれる。

今まではバージョンアップ的な内容だったRPGツクールだが、今作はそういった生ぬるい方針をほぼ全撤廃。
前作であるRPGツクール2とはまるで異なる完全新作となった。
プラットフォームをプレステにしたことで使える漢字も増量し、ほぼ使えない漢字は存在しない。 

その他にも選択肢において「はい」「いいえ」以外のものが設定可能となったのがまず大きい。
他、職業概念の追加、エフェクト自作実装など、当時としては画期的な内容が満載されていた。

グラフィックの出来もよく、BGMや効果音などもかなり良質である。
ぶっちゃけ効果音の音質に関しては完全に4を凌駕している。

他にも、ダメージに乱数を導入し、固定式だったダメージに若干上下幅が追加された。
これは後の作品にも受け継がれていった画期的な要素である。

そして本作最大の魅力は本作以降のPS系統作品全てにおいてそうだが、メモリーカード採用による制限緩和である。
システムデータは分割できないので無理があるが、シナリオはメモリーカードさえあればいくらでも作れる。
つまり無限大のシナリオ作成が可能なのである。
残念なポイントもチラホラ見られるが、それらは比較的細かい部分であって致命的な要素はほとんどない。

よってツクラーの多くは本作をコンシューマ機最高のRPGツクールと今でも讃えられている。
逆に言えば後の続編に不甲斐ないものが多すぎである。(同開発のRPGツクール5は別として) 

また、サンプルゲーム「gobli -ゴブリくんの冒険-」は、コンシューマサンプル史上最高傑作と言われている。

惜しいポイント

  • キャラクターが全員両手利き固定。よって二刀流剣・盾が常時可能なためバランス設定が難儀。
    一刀流にするためには剣・盾両者一種ずつでなくては実現不可であるため、公式で実質不可能と明言された。
  • MAP上で回復アイテムを使っても固有音が出ず、設定した決定音だけが流れる仕様。
    そのため回復したかどうかわかりにくい。
  • 不具合で麻痺を回復させるアイテムが使えない。つまり麻痺を治すには魔法か万能薬を使わないといけない。
  • 戦闘画面は当時としては完成されたものであるが、いささかあっさりし過ぎている部分がある。
    作り手次第で魔法などの特技エフェクトを派手にすることでなんとか出来るが、フレームが少ないので限界がある。
    • 4はここを改善するため完成度の比較的高めなサイドビューを採用した。
      おかげで(たまにだが)戦闘突入にいたるまでが重くなるという不具合発生。
  • 特技(魔法・必殺技)を使った際の「~~をした」の文が固定文しか存在しない。(バリエーション自体は豊富)
  • イベントにおける強制移動のスピード調整の幅が狭い。
  • モンスターグループが設定出来ないため、デフォルトのランダムエンカウントだけでは調整が難しい。
    (レベル1から始めたい時は初期パーティを二人にしたほうが安全になる)
  • エンカウント率が全体的に高い。1にしないと大変テンポが悪くなるレベル。
  • 2でせっかく実装された、「装備品を買う時の装備可能表」システムが受け継がれず、買い物時わかりにくい。
  • 若干癖のある文字入力システム。(人によっては慣れればむしろ使いやすくはなる)

関連動画

↓ルーツ氏による自作RPG実況プレイ             ↓第3回Aコン努力賞受賞作品
  

↓ドラえもんMADゲー。ハイクオリティ。
 ツクール3でゲームを作ったことある人は必見。

関連商品

現在は生産が中止されているので、中古ゲームショップにでもいかないと手に入らない。
また、それらにおいても取り扱っているかどうかは微妙なところ。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

関連項目

  • RPGツクール
  • RPGツクール SUPER DANTE
  • RPGツクール2
  • RPGツクール4
  • RPGツクール5
  • RPGツクール(PS2)
  • RPGツクールDS
  • ツクールシリーズ
  • 邦子のテーマ
  • in those days!

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最終更新:2025/12/16(火) 04:00

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