『Voc@loidM@ster』(ボーカロイドマスター)とは、バンダイナムコゲームス制作のゲーム『アイドルマスター』と、初音ミク・鏡音リン・レンなど のVOCALOIDを用いた、ニコニコ動画上におけるユーザー主体のコラボレーション。『ボカマス』の略称がある。
なお、同名の同人即売会(THE VOC@LOiD M@STER。略称:『ボーマス』)が存在するが、そちらはアイマス風の名前のボーカロイド単独即売会なので混同しない様に気を付けたい。
Voc@loidM@sterはその内容によって、以下のパターンに分類できる。
初期から主流となっている分野。クリプトン社製VOCALOID『初音ミク』登場以前から、同社製『MEIKO』を用いた「ぼか主」(タグ 公開マイリスト)らによるカバーが存在した(sm162271など。再アップロード版sm3838713)。
大きく躍進するのは『鏡音リン・レン』の発売によるところが大きい。声の主が、『アイドルマスター』の登場人物、双海亜美・真美(ふたみ あみ・まみ/愛称とかち)を演じた下田麻美であるため、「ボカロ課題曲」として、ニコニコ動画内でかねてより人気であった『エージェント夜を往く』を、鏡音リン・レンにカバーさせる事が流行した。
なおゲーム中では『エージェント~』は双海姉妹の持ち歌ではないが、「とかちつくちて」という舌足らずな歌い方が人気となり、ユーザーに「事実上の持ち歌」として広く認知された。
ただしこの歌い方は下田の演技によるもので、彼女の実際の歌唱力とは関係がない。
またこの流行以前にも、初音ミクを用いた『蒼い鳥』カバーなどがある。
アイドルマスターMADにオリジナル曲(ボカロオリジナル曲)やカバー曲(アイマス曲に限らない)を用いている。現在ではかなりの数が出てきている。
左上: 千早 『忘却心中』
左下: 律子 『ピンクスパイダー』
右: 春香・亜美『PC-6601が歌うタイニーゼビウス 合唱版』(ボーカロイドカバー曲)
「VOCALOID-PV」および「VOCALOID3D化計画」の項も併せて参照されたい。
VOCALOIDキャラクターの「キオ式3D」「らぶデスパッチ式」「mikumikudance(MMD)」「自主製作3D」モデルにアイマスのダンスをさせた動画。大半はMMDか自主製作3Dで再現している。
左: 自主製作3Dの例
右: MMDの例(ただしダンスは しーなPのMAD『やよい キラメキラリ』準拠)
数多くある自主製作3Dのなかより、FarSeer(ファーシア)氏と、主催サークル(及びwebページの名称)FakeFar(フェイクファー)から「はとぅねベンチ」がコミケでの頒布に漕ぎ着けた。
詳細な解説は「人力VOCALOID」を参照。
VOCALOIDオリジナル曲制作者と、アイドルマスターMAD制作者(アイマスMADプロデューサー)の接近、あるいは両方を兼ねる人物の登場により、アイマスMADに使用するためのオリジナル曲が制作されるようになってきた。
また「ボカロオリジナルを歌ってみた」にアイドルマスターのダンスを組み合わせた動画が制作されるケースも出現した。現在においてなお発展している分野といえる。
一方、MMDユーザーモデルの進化により、ののワさんモデルやほめ春香モデルが追加され、アイマスの二次創作キャラを踊らせることもできるようになった。アイマスキャラを再現するやよいヘッドなどのモデルも開発され(MMDiM@Sモデル)、アイマスキャラに思い通りの踊りや動きを演じさせたり、二次創作キャラや別の作品のキャラと共演させたりする動画も可能となった。さらに自作モデルによるほぼアイマス動画に近いクオリティのコミュをVOCALOIDで再現する動画も出現した(トマトレオンPのアイマス風ミクモデル)。この先Voc@Loidm@Sterはどこへ行き着くのだろうか。
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最終更新:2025/12/21(日) 06:00
最終更新:2025/12/21(日) 05:00
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