Z世代とは (ゼットセダイとは) [単語記事]

Z世代とは、1990年代後半から2010年前後までに生まれた世代を表す言葉である。

概要

アメリカ合衆国において、1965年頃から1980年頃に生まれた世代をジェネレーションX、1981年頃から1995年頃に生まれた世代をジェネレーションY（ミレニアル世代）と呼ぶ。その次の世代に当たるのがジェネレーションZ（Z世代）である。アメリカ心理学会の定義では1997年以降に生まれた世代とされている。

ミレニアル世代が少年期～青年期にインターネットが普及したデジタルネイティブ第1世代であるのに対して、Z世代は少年期～青年期にスマートフォンおよびSNSが普及したスマホネイティブ世代であることが大きな違いとして挙げられる。

この特徴はアメリカだけでなく日本にも当てはめることができる。Z世代は物心がついた頃からインターネットが当たり前に存在する生活をしているため、YouTubeでの動画投稿やTwitter、Instagram、TikTokなどのSNSを通して個人で情報発信をする割合がミレニアル世代と比べても高いと言われている。「ネットはテレビ」の世代であり凝った作品づくりよりもモバイルでお手軽投稿を重視し、世界中からコンテンツが集まる配信インフラのYouTubeをテレビの代用品として視聴してライトに楽しむ。ニコニコのような凝った作品を投稿して評価しあうことは前世代までがやることとし拒否。ニコニコ動画が「ニンテンドー3DS」に対応した2014年以降に、3DSからニコニコを利用している、または利用していた世代はまさにZ世代に当たるが、年齢を重ねスマホに切り替わっても上記の理由から選ばれず、本格的な没落に至った。ニコニコ動画アクセス解析からも視聴はゼロに近い。

また、Z世代は人種や性別の多様性に寛容な割合や、物質的なものよりも体験を重視する割合が他の世代と比べて高いと言われていて、概ね下衆な言動をすることは少ない。

アメリカは他の先進国と比較すると高齢化率が低く、若年層の数が非常に多い。そのため、早くも消費の主役となりつつあり、さらに新型コロナウイルス感染症の流行によってオンライン上で過ごす機会が世界的に増加しつつあるため、Z世代の価値観や消費行動を知ることが重要であるとして日本でも注目されている。

日本と中国は少子でアメリカのような確実な消費者にならないことが想定される。日本は経済的衰退（過度な緊縮経済政策）、中国は政策的衰退（一人っ子政策、今慌てて転換している）。