春 ─────────
魔理沙は聖に頼んで魔界に行っていた。 何か珍しい物は無いか、と。
いつもの様に箒に跨って悠々と飛んでいると、何かあちら側から飛んできた。
「!?」
何かよくわからない物が固まったような物がゆっくり飛んできた。 気がつけば四方八方「それ」ばかりだった。
しかし「それ」は花だった。
魔理沙は何が起こっているのか理解できなかった。
「みょ~ん」と言いながら伸びる黄色い茎に「エ゙ェ゙ーイ!」と叫び大きく青い花。「アッー!」と絶叫する花。
前回魔界に来た時はこんな気持ちの悪い物は全く無かったはずだが…
それもそのはず、ここは魔界ではなかったのだ。
今、「幻そぉい狂」では花が大量発生中であった。(後の「花ウェイ塚」なんDA)
ここ、キチ界でもその異変が起きていた。 聖の手違いで「魔界」では無く「キチ界」に辿り着いていたのである。
その後聖から聞いた話によると
「後、もう少しでも戻って来るのが遅かったら気が狂って私達は幻想郷に戻れなくなる所だった」らしい。
一体あれはなんだったのだろうか。 魔理沙はあの事をまだ忘れられないでいた。
- 7
- 0pt
