うちはイタチとは、漫画『NARUTO』に登場する架空のキャラクターである。
CV - 石川英郎
概要
うちは一族の1人で、うちはフガクの長男、うちはサスケの兄である。
サスケが幼い頃に、里のサスケ以外のうちは一族を皆殺しにして里を抜け姿を消した。
その後は暁の一員となり、尾獣収獲の為に暗躍する。
同じ暁の一員である干柿鬼鮫とはツーマンセルを組んでおり、共に行動することが多い。
うちは一族に伝わる血継限界の瞳術「写輪眼」、さらには一族でも開眼するのは極希と言われる「万華鏡写輪眼」をも使いこなす。
体術・手裏剣術・忍術・幻術とあらゆる忍のスキルで高い水準を誇る超一流の忍。
イタチの弟であるサスケは、家族と一族の仇を討つためイタチへの復讐に燃えていた。
仲間を裏切り木の葉の里を抜け、大蛇丸の下で力を得たサスケは、ついにイタチを倒し復讐を果たす。
だが復讐を果たした直後、サスケはうちはマダラから、イタチの真実を聞かされる。
犠牲になったのは木の葉やうちはではなく、イタチ自身だった。
うちはイタチは犠牲になったのだ・・・。
真実と過去
イタチが犯した罪の真実は、イタチ自身が当初サスケに語って聞かせたものとは全く異なるものであった。
九尾襲撃事件から始まるうちは一族への迫害に耐えかね、うちは一族の中でクーデターを計画する者が現れ始めていたため、里の上層部ではうちは一族の粛清を唱える声が挙がっていた。
うちは一族は暗部に所属するイタチを里に対するスパイとして選び、クーデターの雰囲気に気づいていた里上層部は同じくイタチをうちは一族に対するスパイとして選ぶ。結果、二重スパイ状態になりイタチは苦悩する。
そんな苦悩の日々が続いた中、シスイ殺害の件が発覚し、イタチは真っ先に嫌疑をかけられる。何とかその場は凌いだものの、罵倒に対して反射的に手を出してしまった事、土下座した後も辛辣な言葉をぶつけられた事から、自分以外のうちは一族の傲慢さに絶望してしまった。
どんどん深まっていく里とうちはの間の溝のため、ダンゾウを始めとした里上層部のタカ派はついにうちは一族を滅ぼす事を決定。その実行をうちはの人間でもあるイタチに命じる。
イタチはこの時点でうちはとの対立問題について何ら結果を出せていなかったヒルゼンらハト派を信用できなくなっていた事、上述のうちはに対する絶望、シスイに教わった「里のための自己犠牲」と言う忍の生き様に加え、ダンゾウより交換条件として「サスケだけは見逃せる」と提示された事により、うちは一族ではなく里につく事を決意。
こうしてうちは一族の皆殺しは実行された。
一人残されるサスケに対しては、私欲によって非道に及んだ悪を演じて嘘を騙り、万華鏡を開眼しろと言い残して姿を消した。
これは、自分が一族抹殺を図った本当の理由が知られてしまうと里を守る事にならないと考えた事もあったが、何よりたった一人残される事になるサスケに、歪んだものであっても生きる目的を与えるための嘘である。
先述の、親友であるうちはシスイを殺して万華鏡を開眼した事については、事実である。
ただしそれもサスケなどが当初想像していたものとは全く違い、ダンゾウがシスイの右目を奪う事件が発生した時点でシスイは毒によりもはや助からない身体になっていた事、残る左目が奪われる事態を防ぐ必要があったことから、シスイはイタチに後を託す事を既に決意していた。
この時に万華鏡の開眼条件をイタチに伝えた上で、自ら「俺を殺して万華鏡を開眼しろ」とイタチに要請。シスイの意を汲んだイタチはシスイを川に突き落として殺害、シスイの望み通りに万華鏡を開眼したのである。
関連項目
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