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アナルガム事件とは、JR渋谷駅の周辺で前田容疑者（３２）が男子中学生にわいせつな行為を行った事件の異名である。
概要
２０１３年３月７日、渋谷駅周辺にいた男子中学生に対し、前田英輝容疑者（３２）は「おしりにガムが付いているからとってあげる」などと声をかけると、ひと気の少ないビルに連れ回し「動くな、オレはゲイだ」（迫真）と男子中学生を脅かしたうえ下半身を触るなどのわいせつな行為をおこなったとされる事件。
前田容疑者の言動は一部のニコニコユーザー、もとい淫夢な人たちを惹きつけ、前田容疑者をおしりガム前田などと言ってネタにしている崇めているらしい。特に「動くな、オレはゲイだ」は人気が高く、動画投稿時は動画コメントに２０１３年の流行語大賞になるのではないか（歓喜）と危惧されていた。→すでに百科事典済み（白目）
名前の由来
おしりにガムが付いていると男子中学生を誘う→アナルにガム→アナルガム事件
真面目な話 メイル・レイプの問題
今回の事件では男性が被害者のレイプ事件という意味で『メイル・レイプ』（逆レイプの俗称ももつ）であると言える。
男性被害者の場合はメイル・レイプの一件で男性との性関係（ゲイ）に目覚めるのではないかという誤った認識。周りの理解が少ないことでレイプされた事実を家族や警察などに相談しにくいことや、相談してもからかわれたり「羨ましい」「男なら逃げれる」と言われ男性被害者の場合はなかなか親身になってくれないこともある。そして警察機関や法律に男性の被害者目線での取り組みや整備がほとんど整っていないなど幾つもの要因が問題の根底に重なっている。
法整備の問題点として。前田容疑者は「３０分にも渡るわいせつ行為」を男子中学生におこなったとされている。実際にどこまでの行為をされた、または強要されたかは不明だが、このことでの被害者少年の心に残した恐怖心は計り知れない。しかし現在の日本の法律ではこの事件を性犯罪の最高刑『強姦罪』として扱うことが出来ず、それに比べて罪の軽い『強制わいせつ罪』としてしか裁けない。
関連動画を見た時に、性犯罪にも関わらず強姦罪ではなく強制わいせつ罪？と思った人もいるかもしれないが、そもそも強姦罪とは「女性の性器に男性の性器などが挿入される」「１３歳未満の少女と性交渉した」と言った女性が客体（被害者）の場合しか想定されていない。男性が被害者の場合には男性版の強姦罪にあたる法律が存在せず、より軽い強制わいせつ罪の罪にしか問えない（なお最高裁判決では男女差別には当たらないとされている）。ちなみに強制わいせつ罪は軽犯罪として扱われ、適応される犯罪は痴漢などが挙げられ、数十万から悪質な場合でも数百万が示談金の相場という話もある。
しかし仮に強姦罪が適応されたとしても、執行猶予がつくこともある。また強盗罪のほうが刑期も２年長く罪状としては重いという「命よりも金のほうが重い」点など刑法としての問題点も指摘されている。また強姦の定義も「女性器への挿入」という観点で言えば、女性被害者の場合でも肛門性交の場合は強姦罪ではなく強制わいせつ罪とされる。
つまり同じ恐怖心でも、された行為（女性器か肛門か）や性別いかんで罪がコロコロと変わってしまう。しかも最大の罪状ですら実刑判決が出ない可能性もあるということだ。
近年、被害も手口も多様化する性犯罪において「男性被害者」の立場とは一体どうなのだろうか？今の対策で十分なのだろうか？「動くな、俺はゲイだ」この一言には、行為や性別で罪状がいともたやすく変わる現行刑事法の危うさすらも浮かび上がらせたのだ。
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関連項目
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