カトルナイツとは、アニメ「カードファイト!! ヴァンガード レギオンメイト編」における組織である。
先導アイチという存在を思い・・・出した!思い出したアイチラ部+αメイトの前に現れた4人組である。
概要
カトルナイツの構成員は、いずれも世界規模のヴァンガードファイターであり、「リンクジョーカー編」において“虚無”がもたらした“Я”による混乱の中を戦い抜いている。
何らかの理由で先導アイチと関わりを持っており、アイチの所在を把握していると思われる。
―――その実態は、他ならぬ先導アイチ本人により事情を説かれ、アイチ自ら提唱したアイチの封印に加担したファイターだった。
「事情」により力を得ているアイチから、封印も兼ねた力を受け取っており、それぞれが己の結界である異世界「プリズン」を発生させることができる。
プリズン内ではヴァンガードファイトによるダメージがプリズン内に蓄積し、敗北したファイターは、「ジャッジメント」宣言によりダメージの全てをその身に受ける。
さらに、本拠地においてはアイチに近いが故により強い力を得ているのか、記憶すら消去する「メモリージャッジメント」を放つことすら可能。脚本の犠牲になったメイトの扱いは絶対に許さない。
その本拠地は「月の宮」。月面に存在し、各所にある転移ゲートから転移することで行き来が可能だが、カトルナイツ側の意思でゲートを潰すことが可能。
構成員
カトルナイツのメンバーは名の通り4人。
その他数名の協力者と、頭首たる先導アイチで構成されており、彼ら以外にカトルナイツを知るものは話を持ちかけられた候補者しか存在しない。
- オリビエ・ガイヤール(CV:濱健人)
ヨーロッパ大会優勝者。プリズンは青き炎で構成された異空間「ホーリープロミネンスプリズン」であり、ジャッジメントを受けた人間はその青き炎を一身に浴び身を焼かれる。発動キーとして青い結晶の嵌った指輪を所持しており、頻繁にその指輪に口づけをしている。詳細は彼の単語記事を参照。 - フィリップ・ネーヴ(CV:村上裕哉)
ガイヤール同様、ヨーロッパにおいて名を挙げたファイター。プリズンは鉄柱の立ち並ぶ金属質の空間「スティールウォールプリズン」であり、敗者は鉄柱に囚われた上、一身に電撃を浴びることになる。所持アイテムは指の間で転がせる程度の大きさの鉄球2個。
使用デッキは《ディメンジョンポリス》。チームカエサルのそれとは違い、「鋼闘機」という新たな軸を使用。その中でも、彼は常に《鋼闘機 シンバスター》にライドしており、彼の象徴となっている。他のグレード3鋼闘機にライドしたことは、劇場版「ネオンメサイア」も含め作中一度もない。
一人称は「俺」。強面の大男で、好戦的な一方、自然や動物を愛し、彼自身も動物に好かれやすい傾向があり、店長代理も初見の彼になつく程。
また、非常に男気に溢れ、義侠心に強い。逆に言えば真面目かつお人好しでもある。
実際暴走したアイチを救うために身を張って戦い、敗北しその身にジャッジメントを受けまでしてアイチの平静を取り戻させたことがある。
彼の故郷は、紛争にまで発展した事態をヴァンガードファイトで人々の心が一つになることで終結させた経緯がある。勝ち取った未来が“虚無”に染められそうになったところを、“虚無”の侵略をアイチが止めたため、彼もまたアイチに敬意の念を抱いており、「アイチ殿」と呼んでいる。
彼とガイヤールは、劇場版「ネオンメサイア」における大会「メサイア・スクランブル」に招待され、実際参加している。
一連の話が終わった後は彼もユーロリーグに戻ったらしく、「ヴァンガードG」の時間軸ではガイヤール達と共に活躍を見せている。Gクエスト・ファイナルステージの際には、ガイヤールともどもユーロリーグ仲間のハイメ・アルカラスと共に居た。彼を通じて「Plan.G」に関わったらしく、「ギアースクライシス」に参加している。 - ラティ・カーティ(CV:佐藤利奈)
神出鬼没、公式大会で不戦敗を記録し続けるアジアのファイター。ついたあだ名は「無冠の魔女」。プリズンは球体にそっと息を吹きかけることで現れる、無数の茨に囲まれた「フェアリーマスカレードプリズン」であり、敗者はその茨に絡みつかれ襲われる。ミサきんの触手プレイを期待した方、挙手。
使用デッキは雀ヶ森レン・先導アイチ以来の《シャドウパラディン》。「撃退者」のレン、「ブラスター」を預かっていたアイチの両名とは全く毛色が違う「魔女」デッキを使用。《ジェネシス》にも魔女は多いが、《シャドウパラディン》の魔女は俗に「黒魔女」と呼ばれ、相手のリアガードをグレード0に変換する、相手のヴァンガードのパワーを下げるといった動きが特徴的。
神出鬼没の理由は、世界各国に存在する大好物のドーナツにつられたから。大会よりドーナツの優先順位の方が高いのである。
そのせいでなかなか公式戦で彼女とファイトができなかったことを、カトルナイツには及ばないが世界的ファイターであった光定ケンジが漏らしている。後にその回では、光定とラティのフリーファイトが実現し、周囲を盛り上げた。
以上のようにとにかくやたら無邪気で天然だが、一方で人間関係に対しては非常に冷めた一面が見られる。
その理由として、彼女は屋台でドーナツを販売している父親と共に各地を転々とする暮らしをしており、友達と呼べる友達がなく、ヴァンガードの世界が彼女の唯一になっていったことが挙げられる。その惑星クレイを救ったアイチには、彼女にしては珍しいほどに好印象を抱いている。
一人称は「わたし」。知り合いは名前で呼ぶ傾向にあるが、戸倉ミサキに対しては会った日のうちに「ミサきん」とニックネームをつけたりしている。
劇場版「ネオンメサイア」においては、早期に《シャドウパラディン》がデリートされてしまったため参加不能状態。その影響でワンカットのみの出演となっているが、彼女も「メサイア・スクランブル」に招待されてはいたようだ。
「ヴァンガードG」2期・ファイナルステージ前の場面ではアイチと待ち合わせをしており、そのまま「ギアースクライシス」に参加したと思われる。 - ラウル・セラ(CV:興津和幸)
南米大会におけるチャンプ。プリズンは周囲が永久凍土に覆われた「ミレニアムブリザードプリズン」であり、敗者は吹雪の直撃を一身に受ける。象徴として胸元に飾りがついている。後にガイヤールによって粉砕された。
使用デッキはなんと非固定のマルチデッカー。作中では《ネオネクタール》と《グランブルー》を使用。双方ともに双闘対応デッキである。
彼の一族は身内の抗争がヴァンガードファイトにより行われており、敗者は全てを失い、勝者はそれを得る。ネオネクタールデッキはこうしてセラの手に渡った、つまり他人のデッキを奪ったものである。ネオネク不遇歴史極まる。
当然一族の元にも“Я”の魔の手は伸びており、その時はグランブルーデッキを使ったヴァンガ魔法で対抗していた模様。
彼の執事であるモレス・ペニーワースは協力者としてカトルナイツと共に居る。腰巾着。
物腰柔らかいが、ガイヤールとは違って何を考えているか読めない、相手に己を読ませないような振る舞いをしているが・・・。
彼のカトルナイツ入りの理由は、先導アイチが打ち明けた、彼の身体の中にある“虚無”の欠片「シード」を自らの掌中に収めること。つまり、最初から《リンクジョーカー》を解き放つためにカトルナイツに潜入したのだ。本性を明かしてからは《リンクジョーカー》を使用している。
モレスを使いメイトを月の宮に招き入れ、封印を一部解かせることでアイチを解き放ち、シードを手に入れようとするも、割って入ったガイヤールに敗れジャッジメントを受けたことでカトルナイツの証である装飾品が破損、それによりカトルナイツたる資格を失った彼は記憶を奪われ強制送還されていった・・・。
全てを思い通りに進めようとする脚本家気取りな一面と、他者を平然と見下す傲慢さなど、本性を現した彼は肩書に不相応なほどに小物であった。
ちなみに、彼だけ劇場版「ネオンメサイア」や「ヴァンガードG」において一切の出番がなかった。原作者・伊藤彰のイメージボードでは明神リューズ側についているようで、アイチやラティと裏で戦っていたのかもしれないと言われている。
以上、彼ら4人をメンバーとして、協力者としてセラの執事「モレス・ペニーワース」、アイチに付き従う「立凪コーリン」の二名がアイチの眠る月の宮での活動を許されている。
また、カトルナイツ候補として「雀ヶ森レン」と「蒼龍レオン」の両名がアイチに打診されていたが、彼らはアイチの封印に対して首を縦に振りきれず、当初は不干渉の中立の立場にいたが、後にメイトたちに力を貸すことになる。
関連動画
関連項目
- カードファイト!! ヴァンガード
- カードファイト!! ヴァンガードG(ガイヤール・ネーヴの両名が言及)
- ネオンメサイア(4名中3名登場)
- ゴールドパラディン/ディメンジョンポリス/シャドウパラディン/ネオネクタール/グランブルー
- リンクジョーカー(設立の原因・セラ本来の使用クラン)
- 先導アイチ(封印されし主)
- 立凪コーリン(協力者)
- 構成員
- 濱健人/村上裕哉/佐藤利奈/興津和幸(担当声優)
- アイチラ部(同じアイチ中心の組織だが・・・)
- 櫂トシキ(だいたい櫂のせい)
- 雀ヶ森レン/蒼龍レオン(カトルナイツ候補として声がかかっていた)
- カードファイト!! ヴァンガード用語集
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