ガブルとは、機動新世紀ガンダムXに登場するMSである。
型式番号はNRX-010、パイロットは不死身の殺人マシーンの異名を持つミルラ・ドライド。
概要
ニュータイプ候補者の乗った試作機の中で、もっとも有名であろうコルレルが、極限まで装甲を削減した夢のMSなら、このガブルはその逆で
「チョーすげー無敵の装甲を持った防御重視のロボットを作ったらどうなるのかなぁ?」
というロマンを叶えてしまったMSである。
本機は全長28.3mという、同作に登場したMSの中ではもっとも巨大である。本体重量も22.5tとそれに見合った超重量級。
上のように、本機体の最大の特徴は防御力にある。
あらゆる衝撃は一切通らず、実弾武装はよほどのものでない限り(例えばサイサリスのアトミックバズーカみたいな普通は使わないような)このガブルの装甲を突破することは出来ない。
ならばビームはと思うと、両肩にはフィールド・ジェネレーターを搭載しており、通常のビーム兵器も一切を弾いてしまう。
こういったコンセプトから、ガブルは通常のMSの二倍以上の大きさになってしまった。そのため動きは鈍い。
しかもこのガブル、防御に重点を置いたためか、武器が一切搭載されていない。そのため出来る攻撃と言えばその巨大なマニピュレーターで相手を殴打することくらいである。
これを見てもわかるように、このガブルというMS、本来単独での運用を考えられていないような節がある。もし、本機を有効に使うとしたら、味方部隊の前方に配置して敵の攻撃を防ぎ、あとは友軍に敵を蹴散らしてもらうという、動く壁という役割くらいだろうか。
そんなこの機体を単独で運用させたフロスト兄弟の鬼畜っぷりもさることながら、そんな機体をさして嫌がることもなく乗りこんだミルラ少尉の変態っぷりも相当度を超えていると言えよう。むしろニュータイプ候補者の中でも、その変態っぷりは飛び抜けているとしか言い様がない。
ただそんな破壊されないための本機は、単独運用されることで皮肉にも崇高な死を望むミルラ少尉、すなわち死にたがりには打って付けな機体だったことだろう。
ガンダムを素手で三機も相手にしてなおその防御力だけで圧倒していたが、ガンダムレオパルドの零距離射撃かつ捨て身の特攻によりフィールド・ジェネレーターが破壊され、耐ビーム能力が無力化されたことでビームによる集中砲火を浴び、破壊された。爆破する寸前にミルラ少尉は「これだ!この触感を僕は・・・」と満足そうな表情を浮かんでいた。
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