ゴールデンバットとは、日本たばこ産業(JT)から発売していた煙草の銘柄の一つである。タール15mg、ニコチン1.0mg(2016年6月以前はタール18mg、ニコチン1,1mg)。愛称は「バット」
概要
海外向け生産開始1905年、国内販売開始1906年と110年以上の歴史を持つ、日本製のタバコとしては最古の銘柄であった。
元々は中国向けの輸出商品として開発されたため、中国において幸福の象徴であるコウモリがブランドロゴに描かれている。緑系に金色のコウモリをあしらったパッケージデザインはレトロな雰囲気を漂わせており、事実細部の変更はあったものの発売開始当初から基本デザインは変わらなかった。
旧三級品と言われる課税額の低い(つまり値段の低い)タバコのひとつで、20本入り210円(2014年4月値段改正より)と旧三級品の中でも最も値段の低い銘柄であった。この旧三級品に対する軽減税率は段階的に廃止されることになり、2016年度4月より260円に値上げされた。
この安さや味にばらつきが多く安定しないことなどから、「他の煙草を作った時のクズの部分からできている」などという俗説があるが、上級の煙草では使われていない葉脈の部分を使用しているだけである。
戦時中の1940年から1949年にかけては「金鵄」と言う名称で発売されていた。これは、「ゴールデンバット」が敵性語とみなされたためである。
古い銘柄ゆえ両切り(フィルター無し)であったが、2016年6月よりフィルター付きに変更とパッケージのフィルム個包装が始まり、110年続いた両切りタバコとしての歴史は終わりを迎えた。
2019年10月の旧三級品タバコ軽減税率撤廃にともない『わかば』『エコー』と共に在庫分をもって販売終了となった。
なお現在は北海道限定で『ゴールデンバット・シガー』及び『ゴールデンバット・シガー メンソール』が販売されている。
余談として、黄金バットはゴールデンバットに由来すると言う説がある。
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