ザマスとは、アニメ『ドラゴンボール超』に登場するキャラクターである。声優は三木眞一郎。
概要
『ドラゴンボール超』の未来トランクス編から登場。黄緑色の肌をしている。
第10宇宙の界王であり、武術の腕を評価され界王神見習いとして界王神ゴワスに仕えている。
極度の潔癖な性格で強すぎる正義感のために、「人間を滅ぼすべき存在」と言うほど嫌っている。
そんな中である疑惑を持って第10宇宙に来た破壊神ビルス、ウイス、孫悟空と対面し、悟空と手合わせする。
超サイヤ人2に変身した悟空の攻撃を受け流したが、次第に圧倒され、「人間がこれほどの力を!?」と驚愕。悟空曰く「第7宇宙の界王神より伸びしろがある」。しかし悟空と拳を交えたことにより人間に対する不信感をますます強め、神に接する悟空を「馴れ馴れしい」「傲慢」と評する。
また、ゴワスの「滅ぼすのは破壊神の仕事であり、導き見守ることこそが界王神の役目である。」という理論に徐々に反感を覚え、雑念(邪気)をまといつつある。
ゴワスに薦められババリ星の1000年後を見に来たが、自分に襲い掛かってきたババリ人を殺める。その後神チューブを見て超ドラゴンボールの存在を知る。
戦闘の際は紫の気を纏うが、ゴクウブラックのものと似ており、また人間を滅ぼすべきという思想も彼と似ている。悟空やウイスはゴクウブラックと同一人物であることを否定していたが、ビルスはそのうち危ない思想をもつようになるかもしれないとやや肯定していた。
実際ズノーの星に訪れ、超ドラゴンボールと悟空について強引に尋問し、超ドラゴンボールを使おうとしていたが、破壊神選抜格闘試合で使用したばかりで1年待たなければならなかった。そこでゴワスを殺し時の指輪を手に入れようとしていたが、ゴワスを殺したところでウイスにやり直しの能力を使われ、ビルスに消滅された。
未来のザマス
悟空、ベジータ、トランクスが未来でゴクウブラックと戦っている最中、ブラックが悟空にかめはめ波を撃とうとしていたところに現れる。ブラックの仲間ではなく、利害の一致から組んでいるとのこと。これによりゴクウブラックと同一人物ではないことが判明するが・・・?
いかなる攻撃も通じない不死身の神として悟空とトランクスを圧倒し、現代へ敗走させた。
なお現代のザマスは両耳にオレンジのピアスをつけているが、未来世界では左耳に緑のピアスをつけている。
ウイスによると、自分の正義を押し通す力を欲するために超ドラゴンボールを利用し、悟空の体を持つしもべを与えてもらい、さらに1年後に不死身にしてもらったと推測された。実際はブラックと知り合い、未来トランクスの世界で超ドラゴンボールを使い不死身にしてもらった。
不死身であることに酔いしれ、悟空達からダメージを受けても笑みを浮かべ、そのために隙が生じやすい。ブラックとのコンビネーションが抜群な上に不死身であることをいいことに悟空達を苦戦させたが、トランクスがぶっつけ本番で覚えた魔封波で封印されかけ余裕もなくなり、ブラックとポタラで合体する。
漫画版
界王神に仕える者が持つ回復能力「復活パワー」を用いてブラックを強化し続け、ブラックを超サイヤ人ロゼに変身させた。また界王神のもつ超能力で仙豆を処分したり、相手の動きを封じるなど、アニメ以上に厄介な相手となった。なお不死身ではあるが、痛覚は感じる模様。
2度目の対戦では悟空に魔封波で封印されそうになり、精神的に疲弊しブラックと仲間割れしたが、ポタラで合体し、合体ザマスとなる。
合体ザマス
最強のゴクウブラックと不死身のザマスがポタラで合体した形態。背中の光輪のエネルギー波で攻撃する。
自称「不死身にして最強の神」この身で世界を照らす太陽」「宇宙の智慧、宇宙の法、宇宙の力」「永遠の正義を謳う者」。
悟空とベジータ、トランクスを圧倒したが、不死身ではないブラックと合体したことで不死身の能力が不完全なものになってしまい、禍々しい姿に変貌。ベジットに押され、地球上の気を受けて強くなったトランクスの剣の斬撃によって倒される。
しかしそれでもなお生き残り、宇宙になって未来世界を滅ぼしたが、全王に世界ごと消滅される。
ザマスとザマスが合体しただけあって声優は三木眞一郎のみだが、声に多少エコーがかかっている。
技
漫画版
アニメと違い、絶対の雷、裁きの刃などの技が使われない他、不死身と再生の能力は健在(それどころか痛覚すら感じないなどパワーアップしている)。そのため一貫してこの姿のままであり、アニメ版のように禍々しい容姿にはならなかった。念力を用いて敵の攻撃をそらしたり、複数のカッチン鋼を投げてきたり、ジャネンバのような異空間パンチなどで攻撃してくる。
ブルーベジットに対しては全く手も足も出ず、一方的にやられた(不死身でなければ死亡していたシーンが多い)が、ブルーの負担が高かったためにブルーベジットの合体が先に解け、悟空とベジータを異次元空間を使用した攻撃で追い詰める。
自ら囮になったベジータをDVしている間に未来トランクスの回復能力で悟空が復活。万全の状態で超サイヤ人ブルーを完成させた悟空との対戦では互角以上に戦い、破壊の技を使用され左側が破壊されたが、マイを人質にとって窮地を脱する。そこで合体の制限時間が解けて分離するかと思われたが、細胞レベルが結合していたためブラックとザマスが混ざった生半可な状態になり、合体が解除されるのを拒んでいたところをトランクスに両断され、強制的に分離させられる。そこをトランクスにやられ、遂にゴクウブラックが倒されてしまう。
しかしゴクウブラックは不死身になっており、未来トランクスを返り討ちにする。直後にポタラに頼ることなく合体ザマスの姿に自力で変身し復活。同じく未来ザマスも変身。2人の合体ザマスが悟空をいじめるが、ベジータの新技「ガンマバーストフラッシュ」を受けて体がばらばらになるも、その肉片から合体ザマスを大量に増幅。一同を追い詰め、自分もタイムマシンを持っているから悟空達が現代世界に逃げても現代世界に追いかけてやるからなという旨の脅迫もするが、悟空によって全王が召喚され、不死身の能力は関係なく全王によって世界もろとも消滅させられた。最期に遺した言葉は、「こんなところで、私の計画がー!」であった。
なお、ゴワスからスカウトされ弟子になったことも判明。北の界王をやっていた当時はバブルスくんポジの豚を飼っていた模様。
スーパードラゴンボールヒーローズ
アニメ版・漫画版共に結末は全王によって消滅させられたが、スーパードラゴンボールヒーローズではまさかの復活を遂げて再登場する。容姿は合体状態での姿で右眼に眼帯のようなものを装備しており、それ以外はアニメ版に於いて右半身が変色する以前の状態に戻っている。復活した経緯は現状では明らかにされていないが、少なくとも自身を消滅させた張本人である「全王」に対して復讐心を抱いている模様で、人間であるハーツと手を組んでいる。
第11宇宙ではジレンと戦う。段々と押されていったが、不死身であることを生かした。
第7宇宙では身勝手の極意の発動後で弱る悟空を追い詰めていたところをジレンとヒットに加勢される。その後は究極ハーツが姿を現し、用済みとして消滅させられた。
関連動画
関連項目
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