ジパングとは、
本稿では、2.について解説する。
概要
2000年から2009年にかけて講談社の『モーニング』にて連載された作品。全43巻。
あらすじ
200X年。日本は、日米新ガイドラインに基づき、エクアドルへの海上自衛隊のPKO派遣を決定する。
エクアドルへ向かう途中、イージス艦みらいは謎の低気圧に遭遇し、落雷を受ける。
嵐が収まると、目の前に戦艦大和を含む大日本帝国連合艦隊が現れた…
アニメ
2004年10月~2005年3月、TBS系5局の深夜枠およびアニマックスで全26話が放映された。
監督・シリーズ構成は古橋一浩、制作はスタジオディーン。海上自衛隊の協力のもと、原作の不自然な部分を修正しつつ、非常に硬派な演出と安定した作りで、良作・人気作の多かった同時期のアニメの中でも高評価を得た。ただしアニメ放送時は原作が未完だった上、展開を急ぐことなく作られた為、物語は原作の第7巻までのところで中途半端に終わっている。そのため今でも第二期の放映を希望する声があるが、今のところ実現する気配はない。
ニコニコ動画でのジパング
アニメ「艦隊これくしょん」「ハイスクール・フリート」などのアニメとのMADが多く制作されている。
また、アニメでの戦闘音楽を動画内でのBGMとして使用されていることもある。→戦闘『みらい』
イージス艦みらい
艦級概観 | ||
艦種 | ヘリコプター搭載イージス護衛艦 | |
性能諸元 | ||
船型 | 平甲板型 | |
排水量 |
基準:7,735トン | |
満載:9,998トン | ||
全長 | 171 m | |
全幅 | 21 m | |
吃水 | 6.3 m | |
機関 |
COGAG方式 | |
LM2500ERガスタービンエンジン | 4基 | |
速力 | 30kt超 | |
乗員 | 241名(うち航空要員25名) | |
兵装 | OTOメララ127mm単装速射砲 | 1基 |
高性能20mm多銃身機関砲 (CIWS ファランクス) |
2基 | |
Mk.41 VLS(29セル)
|
1基 |
|
Mk.48 VLS (48セル※正しくは18セル) を発射可能 |
1基 |
|
RGM-84 ハープーン(SSM 対艦ミサイル) および 4連装発射管 |
2基 | |
68式3連装短魚雷発射管 | 2基 | |
艦載機 | MV/SA-32J 多目的哨戒偏向翼機 海鳥 | 1機 |
SH-60J シーホーク 哨戒ヘリコプター | 1機 | |
レーダー | AN/SPY-1D 対空用 | 4基 |
OPS-28 対水上捜索用 | 1基 | |
SPG-62 イルミネーターレーダー (Mk.99 GMFCS用) |
3基 | |
ソナー | OQS-4 低周波ソナー (艦首バウ・ソナー) |
|
OQS-21 フランク・アレイ・ソナー (サイドソナー) |
||
TACTAS 戦術曳航ソナー | ||
FCS | Mk.99 ミサイル射撃指揮装置 | |
FCS-2 八一式射撃指揮装置2型31 | ||
電子戦 対抗手段 |
RBOCチャフ発射機(SRBOCの誤り?) | 4基 |
他にECM装置あり(詳細不明) |
本作に登場する架空のイージス護衛艦で正式な名称は”ゆきなみ型ヘリコプター搭載イージス護衛艦 3番艦 DDH-182 みらい”である。※実際のDDH-182はひゅうが型護衛艦 2番艦 ”いせ”である。
ゆきなみ型はまだ完成予想図や艦名が発表されていなかった”7,700トン型イージス護衛艦”(後のあたご型護衛艦)をかわぐちかいじが想像で描いたものである。
デザイン的には、海上自衛隊のこんごう型護衛艦を元に、フランス海軍のラファイエット級フリゲートの内火艇格納庫とむらさめ型護衛艦のヘリコプター運用設備をつなぎ合わせ若干のアレンジを加えてデザインされた。
漫画(原作)とアニメ版で若干の仕様変更がなされている(海上自衛隊の協力のもと矛盾点の解消が行われたため)
また、ミサイル護衛艦(DDG)ではなくヘリコプター搭載護衛艦(DDH)である。
この性能諸元表は単行本に掲載されたものをベースにアニメ版の要素を足し合わせたものであるが
- OPS-20などの航海用レーダー
(対水上捜索用のOPS-28を航海用に転用することは可能。しかし大抵の艦艇は別途航海用レーダーを装備している) - 衛星通信装置(タイムスリップ直後に使用)・データリンクシステム(ヘリを運用するには必須)・イージス武器システム(特に重要)等のC4Iシステム(情報処理システム)関連
- ワスプ戦で使用されたECM(電波妨害装置)等
についての記述はない。
また、アニメ最終話でみらいの弾薬庫他数か所に自沈用プラスチック爆弾(C4爆弾)が設置されている。
関連動画
関連項目
- 8
- 0pt