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リレイアウター

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Relay outer

概要

『リレイアウター』とは、2023年 8月5日に公開された稲葉曇によるVOCALOID オリジナル楽曲である。
ボーカルには歌愛ユキを起用、イラストはぬくぬくにぎりめしが手がけた。

このMVに描かれるのは、ふだん稲葉曇・ぬくぬくにぎりめしの楽曲動画に登場するキャラクター「おさげちゃん」ではなく、おさげちゃんと同じフードを着た歌愛ユキ本人。
山のように、画面を埋め尽くすようにさまざまな仕草の彼女がびっしりと描かれ、左に向かって流れていくさながら歌愛ユキファンの聖地の如しである。

The VOCALOID Collection 2023 Summer参加作品である。
事前告知は一切なく、サプライズ投稿＆参加という形だったが、TOP 100 ランキングで見事1位を獲得。
事前告知無しでボカコレ 1位受賞作品となったのはろーある『感情ディシーブ』に続き2作目であり、TOP 100 ランキング部門においては初。

2023年 8月8日に自身のX(Twitter)にて『リレイアウター』とボカコレについて触れている。

稲葉曇(いなばくもり)です。
The VOCALOID Collection 2023 Summer、お疲れさまでした！

ボカコレはずっと楽しむ側でしたが、
2022秋、2023春のボカコレや、これまでボカロシーンを経て、
「僕も歌愛ユキを連れていきたい」
「ボカロ文化が好きな人たちにワクワクしてもらいたい」
「この熱と愛をボカコレとボカロ文化に還元したい！！」
という気持ちになり、
ボカコレに投稿する側で参加することができました。

僕の一方的な愛と憂いが『リレイアウター』としてちょうどよくなったのは、
歌愛ユキと、みなさんのおかげです。

改めまして、
ボカコレに携わった方々、ボカロ文化を愛してるみなさん、
本当にありがとうございました！

(稲葉曇Twitterより引用、原文ママ)

投稿初日からかなり勢いがあり、投稿から3時間7分で1万再生を突破。デイリー再生数は67,150 再生を記録。マイリスト登録数は2023年記録に迫る2,109 マイリストとなった。さらに音楽・サウンドランキングに留まらず2023年 8月5日のデイリー総合ランキングで1位を獲得した。

2023年 8月6日 18時47分、自身24曲目となる殿堂入りを達成。所要時間は1日18時間47分で自己最速記録を更新、「10作品以上の投稿かつ全楽曲殿堂入り」という記録も履行した。

「週刊VOCAL CharacterとUTAUランキング」では#827・769から集計対象。
初週は総合ランキング 2位、新着ランキングでは『少女レイいよわ Remix』と激闘を繰り広げ、僅差490pts及ばず252,433ptsの2位となった。
#828・770においては、総合ランキングでは2pts落とし4位となったが、新着ランキングでは先週激戦となった『少女レイいよわ Remix』に今度は11,946ptsと大差をつけ、1位をもぎ取った。

歌詞

(配布テキストファイルより引用)

あたしに無いエネルギー
この声だけにそそぎ込んでくれ
喜びも怒りもちょうど良く素敵にしてあげる
僕になって叫んであげるから

一人ぼっちのエネルギー
 こころに拍を打ち　飛ばしてくれ
悲しみも楽しみもちょうど良く素敵にして
愛を含んだ中毒性
あなたは見失わないで

ひしめき合う言葉と言葉が
ぶつかり生まれる前線は
喜怒哀楽の嵐を起こして
記録的な降水量となる

傘をさして覗いた
昨日には無い感情を
あたしのこころの糧にして
想い秘めた愛を証明しよう

あたしに無いエネルギー
この声だけにそそぎ込んでくれ
喜びも怒りもちょうど良く素敵にしてあげる
僕になって叫んであげるから

めぐりだしたエネルギー
 張り裂けそうならぶち込んでくれ
悲しみも楽しみもちょうど良く素敵にする
愛を含んだ再構成
あなたは見失わないで

超　超　超　超大切　大慎重に
並べて飾った星屑が
面白いほど丁寧に連れていかれる
憂いが奏でるのはこの声だ

追いかける過程での出会い
振りかざして生まれたグレーと愛
 世界が選んでくのは愛とAI
僕をぐちゃぐちゃにしてく憂いと哀

視界に入る新天体
僕は知っているそこまでの過程
それはどこで拾った武器なんだい
両手塞がって何も得られない

そんな気持ち晒してもつまらない
愛を籠めた遷移を知ってほしい
君もこんな苦しさだったのかも
今更わかってもどうしようもない

寝たふりで誤魔化せば
消えて無くなる感情を
あたしのこころにひらがなで
流し込んで愛を証明しよう

魅力的な可能性
この声をどこか遠くへ
模様替えで疲れた僕を少し楽にさせて

あたしに無いエネルギー
この声だけにつぎ込んでくれ
喜びも怒りもちょうど良く素敵にしてあげる
僕になって叫んであげるから

歌いだしたエネルギー
 こころに拍を打ち　飛ばしてくれ
悲しみも楽しみもちょうど良く素敵にする
『愛を含んだ小学生』
あたしにずっとついてきて！

繰り返した　愛の中の憂いの中の
愛に気づけたことへの
どうしようもない僕の嬉しさは
あたしを愛している証しだ